ChatGPTをお試しでBusinessプランにしたら詰んだ話
私みたいな人が今後でないように、悲しみのログを残します。
ChatGPTの個人向けプランからビジネスプランへの移行を考えている方の参考になれば幸いです。
私はChatGPTのPlusプランを契約していて、毎日愛用しています。
通常会話、カスタムGPT、プロジェクトを細かく分けて管理してる。
・雑談
・企業情報の調査
・個人事業でのあらゆる運用
・Pythonでのツール作成
・趣味の創作活動の手伝い
主な用途はこの辺ですが、Plusプランで困る事は今の所なかった。先日、「契約更新日いつだっけな~」と思ってサブスクの項目をみたら、こんな無料オファーがきているのを発見。
昔のTeamプランの名称が変わったやつで、Businessプランというもののオファーの模様。
読んだところ、Plus機能+色々できるっぽい。
仕様が変わってしまうのは困るけど、今のPlusに+αで色々できるのは助かるなあと思ったのです。
現在転職活動中で個人情報を結構食わせていた事もあり、セキュリティが強化される点も魅力的だし、個人事業でも使っているので、チームにしていれば今後外注で誰かを招待したい時にも役立つなと思いました。
一応プラン別でできる事の比較表みたいなのを一通り漁って調べたのち、
1ヶ月無料でお試しできるなら…と契約する事に。
ビジネスプランは複数名での利用を前提としたものなので、最低人数の2名分で契約。30ドル×2で、本来60ドルの所、今回のオファーで無料というわけです。
この時に戻れるならこのような愚かな選択はしなかった…。
罠1. Plusの内容を移行すると二度と戻せない
①ワークスペースにいつも使ってる内容を読み込ませる
一瞬のことだったのでスクショを取っていないのですが、契約するとまず
「ワークスペース」というのが作られます。
そこでポップアップが出て、「Plusの内容を移行しますか?」と聞かれます。ポップアップの下には【移行の処理は二度と戻せない】という一文もあります。私はこの二度と戻せないというのは、
【Plusの情報をこのワークスペースに一回もってきたら、何も情報がのっていないまっさらなワークスペースの状態に二度と戻せない】という意味だと思いボタンをポチしました。
押した瞬間「…Plusの内容が消えるって意味じゃないよね?」と思いキャンセルしようとするも、押してしまったので当然取り消しもできず。
このボタンポチをしていなければ、ここまで後悔していなかったかもしれない。
②いつもの作業をしようとする
私はWebからChatGPTを使う事がほとんどなので、まずは元のPlusのページに切り替えようと左下のアイコンをみました。
しかし、ワークスペースしかない。
ChatGPTにきいてみても、別物として存在してるはずだよとのこと
けど、ログアウトしたりブラウザを変えても出てこない。
Plusで使っていた時に出てきたオファーから申し込んだので、メアドというか元のアカウントも当然同じです。どうなってるか聞くと、やはり戻せるとの事。???となりながら小一時間みますが、無理。
③OpenAIのサポートに聞いてみる
教えてもらったけど、何をしても見つからないので公式サポートのチャットに聞いてみる。
すると、とんでもない事実が発覚。
つまり、初手のボタンポチにより、Plusと言う存在が消えたという事。
移行は「持って行くこと」だって事は分かってたけど、ここでポップアップに書いてあった【元に戻せない】の真の意味を知りました。
つまり、移行ではなく正しくは
Businessプランに統合され、Plusの存在はなくなった。と言う事です。
まずここで膝から崩れ落ちました。
そもそもBusinessはお試しではじめたので、1ヶ月使ってPlusに戻すつもりだったのですが、要は「戻る先がない」状態。
このあとしばらくサポートに説明が不十分すぎる!困るから戻せと言いましたが、「他の人からも似たようなフィードバックがきてる。説明不足ですまん。これは戻せないという決まり」と言われてしまい、どうしようもありませんでした。救済措置もないそうです。
この後もしばらくサポート(AIだが…)と戦い、ChatGPTに聞きながら試行錯誤していましたが、結局は新しくPlusアカウントを作るしかない。という結論に。
そういうわけで、無駄にお金がかかりますが別のメアドでまたPlusアカウントを作成しました。
最悪です。
(ちなみに統合したことで、元々のPlus契約がなくなった分、返金はあるようですが、そんなのいいから戻せる機能の方が欲しかった。)
罠2. Businessプランではデータエクスポートができない
①ワークスペース上のデータを新アカウントにうつす
この時点で深夜というか早朝5時。正直ここ数年で一番激怒してるレベルでキレていたのですが、新たなクソ仕様が発覚。
データエクスポートをしようとするも、項目が見当たらない。
▼新しいPlusアカウントのデータコントロールには存在する。
▼しかしワークスペースのデータコントロールには項目がない
つまり、救出作業すらままならない…
ちなみにこの時点で、Plusに設定していたパーソナライズの指示もまっさらになっており、救出は不可です。
移行するならここも移しておけよ💢💢全部移行したんじゃねえのかよ!!
パーソナライズ指示に関しては、別ブラウザでワークスペース移行前の状態が残っていたのでそこから設定をみて吸出しができましたのでセーフでしたが、別ブラウザを開いてなかったら詰んでました。
パーソナライズの指示、細かく設定していたので…
②救出可能なものと手動作業が必要なものを分ける
あまりにムカついていたのでビジネスプランは速攻サブスク解約(更新を停止)したので、10/20までしかアクセスができません。まだ日にちはありますが、10月はかなり忙しい見込み。重要度の高いものはすぐに移したい気持ちがあり、早速切り分けします。
カスタムGPTは中身の指示文を取り出せばなんとかなる。知識として読み込ませてた資料も、私は手元に置いてあったので再現可能
問題は普段の会話ログとプロジェクト。
普段の会話ログに関しては、もう膨大すぎてどうしようもない。
しょうがないので、Plusから引っ張ってきた会話ログと個人メモリ(チームのメモリはエンタープライズ版にしないと使えないけど、個人のメモリはどうやら見れる)から、
・私に関する基本情報
・仕事の事
・趣味の事
・生活の事
をまとめてもらったものを新アカの新規チャットにいれ、メモリとして覚えてもらいます。
プロジェクトに関しては、指示と共有ファイルを移せば、後はプロジェクト内の会話ログを通常会話ログと同じ感じで要約して読み込ませればいいかと思っていました。
思っていました…
罠3. プロジェクト内の会話ログを参照できない
プロジェクト内で新規会話をスタートさせた時、同プロジェクト内の会話ログが参照できない
と言う事でまた罠がありました。
Plusプランや個人アカウントでは、これはできます。
ただ、Businessプランではできない。何故か。
Businessプランはチームで使う事を前提としているので、セキュリティが強化されており、ワークスペースの管理者が「メンバーのメモリon」機能を許可していないとできないという事らしい。
まあ確かに、チームメンバーが同じプロジェクトで新規会話した時に、別のメンバーの会話を参照してきたら困る。
だからオンオフ選べる。
ここまでは分かった。
じゃあメモリonにしたらいいじゃん?って思うでしょ。
が、問題はここ。
メモリの欄をよく見てほしい。
グレーアウトされていて、横にEnterpriseのラベルがついている。
つまり、メモリを触りたければEnterprise版にしなければいけないという事。Businessではどうしようもない。
なのでBusinessでは実質できない。と言うのが結論。
もう言葉もありません。
何がPlus機能の全てだ。
使えない機能爆増してんじゃねーか…
解放したければEnterpriseにしろとのこと。
ちなみにこれを読んだ後、舌打ちしながら手動でプロジェクト内の情報をテキスト化して移行作業を進めようとしたら
プロジェクト作成ができないバグが発生しており、たっぷり24時間以上何もできなかった。(今は治ってる)これは私だけじゃなく、SNSを見る限り他のユーザーもキレてた。
クソタイミングでした。
結論. 私にはとことんいらんかった
機能追加に関しては、嬉しい人もいるだろう。本当に純粋な「追加」なら私もここまで怒ってなかった。
初めからチームで使うためにワークスペースを作るのはとてもいいと思うが…それでもBusinessプランは使えない機能がかなり多い印象。
もしガチ使用するなら結局Enterpriseにしないといけない気がした。
私の激怒ポイントは
●個人プランからの無料オファーをするならもっと移行について詳細書け
●Businessプランだけでは制御できない機能もきちんと書け
ここでした。
何ができるかは他のサイトみてもたくさん書いてあったけど、何ができないか、注意点を書いてる所を見かけなかったのも問題。
もちろんOpenAIの公式には書いてましたよ。英語で。
でもまずそういう可能性があるって知らないと、特定の記事なんて読みに行きません。せめて「救済不可の作業」については、どうなるかのリンクくらい貼ってくれませんか。
バチボコに切れていたので、いつの間にか公式サポートチャットと話していたのに人間のサポートからもメールがきました。メールくれても戻せないなら意味ないけど。
大変貴重なご意見~で終わりです。
とにかく、プラン変更、特に個人からビジネス用への切り替えは要注意だなと思いました。今後同じ目に合わないよう、気を付けます。
個人事業主で普段から境界線が曖昧だったのもよくなかったかもしれない。
GPT-5が無制限で使えたり、セキュリティ強化されたり、記録モードが増えたりエージェント機能は使い勝手よさそうだっただけに残念です。
この記事を見た人の中には「お前が調べずにやったのが悪い」と思う人もいるでしょうし、私ももっとマイナスポイントについて調べてからやればよかったとは思いますが、一応調べはしましたからね。足りなかったようですが。
はじめからチームで使う前提で契約してる人しか使ってないからか、使ったらどうなるの情報ばっかりだったんだよ…
まあ今言ってもどうしようもないですが、個人からビジネスお試しをしようとしてる人はこういう所あるからね、というのを踏まえて是非試されて下さい。



とても参考になりました。 ProにするかBusinessにするか悩んでいました! とても大変な人柱でしたね…
参考になりよかったです!もしBusinessにするなら新規で作成かつ、チームでお試し…くらいじゃないと微妙かもしれません…。 今度から契約内容変更系は慎重にしようかと思います。笑
今、まさに「移行」のボタンを押そうとし、でも……とおもって、検索したらこのページに誘われました。私もとことんいらないということがわかりました(特に個人アカウントへのデータのエクスポートができない部分)。 ありがたい人柱レポートに少額ですがお礼を送りいたしました。ありがとうございま…
おおお、お役に立てて良かったです!!!そしてチップもありがとうございます😭ChatGPTはもう相棒のようなもので、データの取り扱いというのは細心の注意が必要だなとつくづく思いました。私も今後気を付けます…!