「虫プロ」に明け渡し命令 賃料未払い、東京地裁

東京地裁が入る建物(今野顕撮影)
東京地裁が入る建物(今野顕撮影)

漫画家の故手塚治虫さんが創設した「虫プロダクション」の後継のアニメ制作会社が入る東京都練馬区の建物を巡り、相続人が、建物の明け渡しと未払いの賃料約1148万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、会社に対し、明け渡しと賃料の支払いを命じた。

虫プロはアニメ「鉄腕アトム」などを制作した。手塚プロダクションによると、虫プロ倒産後、元スタッフが後継会社を立ち上げた。

訴状によると、令和元年5月以降、賃料が一切振り込まれなくなり、人の出入りも確認できなくなった。相続人が延滞賃料を催促したところ、2年11月に代表取締役から「再生プランを出したい。待ってほしい」と連絡があったが、状況は変わらなかったとしている。

三田健太郎裁判官は判決で、相続人側の主張を事実と認めた。

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