8年前に札幌市の市立高校で起きた生徒間の性暴力事案を巡り、市が昨年5月に「いじめ重大事態」と認めて調査を始めたことが市関係者への取材でわかった。事案発生の翌年に弁護士らからなる第三者機関に重大事態に当たる可能性を指摘されたが、当時は調査を見送っていた。だが被害者側から疑問を呈され、一転して当時の判断を覆した。
札幌市は取材に「調査中の事案については公表していない」とした。
朝日新聞が入手した市の内部資料などによると、この事案は2018年5月に発生。当時高校1年だった女子生徒が下校中、同学年の男子生徒に体を触られた。被害生徒は不登校になり、3カ月後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。
加害生徒については、学校が市教育委員会と相談のうえ、保護者の監視下で生活する無期限の家庭謹慎とした。約1カ月半後に処分が解除された後も、学校の求めに応じて自宅待機をしていた。
被害生徒は復学かなわず
だが加害生徒は、処分解除の…