「高市氏が自民党総裁になることが天の最大の願い」統一教会“マル秘報告書”3200ページに記された自民党との蜜月【独占入手】
〈我々が応援した国会議員の総数は、自民党だけで290人に達する〉 そう記された統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の内部文書が公になったのは、昨年12月末のこと。出所は韓国だった。 【実際の画像】石井謙一郎氏が入手した「TM報告」 韓国統一教会の政界工作の捜査の過程で見つかったのが、「TM特別報告」と題された極秘文書だ。作成者は韓国本部ナンバー2だった尹(ユン)英(ヨン)鎬(ホ)・元世界宣教本部長である。 「TM」とは「トゥルーマザー(真の母)」の略で、韓(ハン)鶴(ハク)子(チャ)総裁のことを指す。 尹氏には世界各地の教団から届く連絡事項を取りまとめて、韓総裁に日々報告する任務があった。今回見つかった「TM特別報告」は、2018年から22年に彼が作成した記録だ。ハングルで書かれた原文はA4で約3200ページにも及ぶが、今回、教団の関係者から全文を入手した。 その大半が日本からの報告だ。日韓トンネル事業や教団行事の説明のほか、政局や選挙情勢の分析、個々の国会議員との接触が細かく記録されている。主な報告者は当時の統一教会の会長だった徳野英治氏と天宙平和連合(UPF)ジャパンの議長だった梶栗正義氏の2人だ。
22年7月8日、安倍氏は統一教会に恨みを持つ山上徹也被告に暗殺された。これを受けて自民党は9月、統一教会と議員の接点の調査結果を発表したが、接点があったとされたのは179人。「つながりが深い」と判断されて氏名が公表されたのは121人に留まる。
「高市氏が自民党総裁になることが天の最大の願い」
ただ、報告書には自民党調査に名前が無いが、つながりが深い議員も複数登場している。つまり、自民党の調査が真実だったのか、極めて重大な疑義を突き付ける貴重な資料なのだ。 また、当時の岸田文雄首相は「関係を断つ」と宣言したが、現在の高市早苗政権は実現できているのか。実は高市首相も決して無関係ではなく、文書の中に32回も登場している。何より、 〈高市氏が自民党総裁になることが天の最大の願いである〉(21年9月18日・徳野) とまで持ち上げられているのだ。極秘文書の全貌を明らかにしていこう。 《 この続き では、参院選直前に安倍晋三氏と萩生田光一氏が選挙応援を頼んでいたこと、安倍氏と萩生田氏が面談時にエルメスのネクタイを教団幹部から貰っていたとの記述があったこと、長島昭久・前首相補佐官は合同結婚式を挙げていた事実、安倍氏の銃撃事件当日の統一教会の対応などを詳しく報じている》
石井 謙一郎,「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年1月15日号
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