これは公開前記事の共有用画面です。

ラヴァルバル・チェイン炎上事件についての考察

TCG研究家くわがたけしんと申します。
本記事では、かつて大手カードショップ「カードキングダム」が行った遊戯王OCGカード、ラヴァルバル・チェインの高価買取とそれに伴う炎上について、今更ながら考察していきたいと思います。

※くわがたけしんは特定のTCG、団体、人物のファンでもアンチでもなく、分析しているTCG研究家である事を予めご了承下さい。

ラヴァルバル・チェイン炎上事件とは

2011年当時、YouTube動画にTCG対戦動画を投稿し、かなりの人気を誇っていたカードショップである「カードキングダム」が遊戯王OCGカード「ラヴァルバル・チェイン」について、4000円で買取を行う旨を大々的に告知しました。
(以下、当時の動画) 

https://youtu.be/O2E02uohxm8si=J_RbX6HzNGH4ctVp

この動画では、チェイン4000円買取の具体的な狙いとして、

・ラヴァルバル・チェインは有用な能力を持っている
→それを動画で広く伝える事で情報格差をなくす。

・ラヴァルバル・チェインは流通量が少ないが、多くのデッキに入る可能性が高いため品薄になる可能性が高い。
→そのため4000円で買取を行う事で在庫の充実を図り、手に入りやすくする。

・シングル価格の高騰も予想される。
→4000円で買い取ったものを4200円で販売する。仮に値上げをするとしても4000円で買い取った400枚に関しては5000円以上で販売しない。そうする事でシングル価格の高騰にブレーキをかける。


といった事が説明されていました。

上記の施策に対して、
・チェインを買い占めているのではないか。
・シングル価格を吊り上げているのではないか。
といった批判が多数あり炎上してしまったというのが事件の概要になります。

実際どうだったのか


この4000円買取がなぜ買占め、吊り上げをしていると批判が出てしまったのか、実際にこの4000円買取を行い高騰をストップできていたのか等を2つのトピックに分けて考察していきたいと思います。

1.なぜ買占め、吊り上げと批判が出てしまったのか

それではまず、なぜ買占めや吊り上げといった批判が出てしまったのかを考察していきたいと思います。

https://youtu.be/Iuzl6MtnmTEsi=PF0kHTUvmqkFPYkW

上記動画4:20~にて、秋葉原駅前店にてチェイン買取を行った2011年10月〜12月のデータが掲載されていました。
2011年10月 買取枚数415枚 販売枚数89枚
2011年11月 買取枚数10枚   販売枚数248枚
2011年12月 買取枚数67枚   販売枚数99枚

データより、4000円買取を開始した10月はかなりの枚数の買取が集まった事が確認できます。動画7:36~辺りにもあるように1日で捌ききれず整理券を配らなければいけないほどチェインの買取が来たとの事で
す。
(買取価格は周りに合わせたと動画で言ってるんですけどそれにしてもそんな整理券配るほど買取集まるものなんですかね…。ましてや流通枚数の少ないカードで…。動画で大々的に告知したお陰…?)
一方、11月になると買取枚数は僅か10枚と激減している事がわかります。激減した理由として、

①周辺の地域のチェインがカードキングダムに集まり、流通枚数が枯渇してしまった。

②カードキングダムより高値で買取を行う店舗が出てきてしまい、カードキングダムに買取に出すユーザーがいなくなってしまった。

といった事が考えられます。
また、

①チェインの在庫がカードキングダムに集中、周辺地域の流通枚数枯渇。

②在庫を確保するために他店舗はカードキングダムより高値で買取をせざるを得ないため、買取価格が上昇。

と①と②が複合的に起きていた可能性も考えられます。

つまりここから考えると、

①の場合…結果的に買占めと勘違いされかねない状態になってしまった。

②の場合…その地域の買取価格が吊り上がってしまった。

と考察できます。

つまり当人達の意図はどうあれ、買占めや吊り上げを行っていると勘違いされてしまう状況ができてしまっていたのではと思いました。

2.高騰にブレーキをかけられたのか

続いて、実際にシングル価格の高騰をストップできていたのか考察していきたいと思います。

関係者のポストを参照しつつチェイン4000円買取の狙い、取り組みを再確認すると、

値段を3000円程度(4000円程度の間違い…?)に固定する事を狙った。
→そのために周囲店が高くなっても最初に言った値段を守り続けた。

となります。
それでは実際にはどういう流れであったのか、当時の関係者のポストを参照しながら確認していきます。

・チェインは200枚(400枚)を売るまではシングル価格5000円より上げない事を守り続けた。(どっちだ…?)
・200枚(400枚)は2週間(1ヶ月)程で売り切ってしまった。(どっちだ…?)
(というか利益は十分ってなんだ…?利益を出す事は考えてないんじゃなかったのか…?最初の400枚については利益を考えないって事なんですかね⋯?)

つまり時系列を整理すると、
チェイン動画で名言した枚数は5000円より上げない価格で売るも2週間〜1ヶ月程で売り切った。

それ以降はチェインを5000円より上げて販売した。

となってしまっており、最初に名言した価格での販売はだいたい1ヶ月程度で、狙いであった値段の固定はうまくいかなかったようにも見えます。

つまり、見方によってはシングル価格の高騰にブレーキをかけられたようには見えなかったために、炎上してしまったのではと思いました。


現在ネットに残っている当事者の発信を元に、ラヴァルバル・チェイン買取炎上問題について考察させていただきました。
当記事においては、当時の炎上を当事者の発信等を元に考察、研究する事を目的としております。
あくまでもTCG研究者としての発信であり、特定のTCGや団体、人物のファンやアンチとしての発信ではございませんのでご理解の程よろしくお願いいたします。

【プレビュー】ラヴァルバル・チェイン炎上事件についての考察|くわがたけしん|note
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