イランの最高指導者ハメネイ師は9日、国内で続く政府への抗議デモについて言及し、デモ参加者をトランプ米大統領の「代理」だと非難した。「公共の財産を破壊し、米大統領を喜ばせようとする暴徒がいる。『外国の傭兵(ようへい)』として行動する人間を容認しない」と警告した。
ロイター通信などが報じた。トランプ氏は8日、イラン当局がデモ隊の殺害に乗り出すなら「われわれは徹底的に攻撃する」と述べ、軍事行動に踏み切ることを警告していた。
抗議デモは航空便の運航にも影響している。ロイターによると、9日にはアラブ首長国連邦(UAE)ドバイからイラン各都市を結ぶ少なくとも17便が欠航になった。トルコやカタールからの航空便も欠航になっているという。
イランでは8日以降、インターネット接続と電話回線が遮断されている。デモ対応に苦慮する当局の情報統制とみられ、国際線の運航にも影響した可能性がある。(桑村朋)