「食い尽くし系って?ドイツでは聞いたことありません」置き手紙にもう耐えられないと出て行った妻「お菓子作りのためのイチゴを夫がすべて食べてしまった」
目の前の食べ物をあるだけ全部食べてしまう夫
最近、SNSなどで「食い尽くし系」がよく話題になっています。その名の通り、目の前に食べ物があると、家族やほかの人のことを何も考えずに、あるだけ全部食べてしまう人のことを指すようです。 【写真】これはうまそう!食い尽くし系の標的確定 SNSには、「夫と焼き肉を食べに行ったら、焼いたお肉を夫が全部食べてしまった。しかも、私が一枚も食べていないことに夫は全く気付いていなかった」といった外食にまつわるエピソードや、「夫が、退職するパートさんからもらったと30個ぐらいの個包装のお菓子を持ち帰ってきたけど、これはどう考えても会社の皆に配るべきもの。それなのに夫は開けて食べてしまった」なんて、笑うに笑えないエピソードが寄せられていました。 今回は海外の食文化と比べながら、「食い尽くし」について考えます。
冷蔵庫の中にあるものを気軽に食べ続けていた
上に挙げたエピソードも困ったものですが、これが家の中のことだと、深刻さが増します。日本のニュースサイトで目にしたのですが、冷蔵庫の中にあるものを気軽に食べ続けていたら、ある日、妻に出ていかれたという男性の体験談が記事になっていました。「これ以上、自分と娘の食べ物にまで手を出される生活には耐えられません」と書かれた妻からの置き手紙があったとか。きっかけは、夫がイチゴを食べてしまったことでした。妻が、週末に娘と一緒にお菓子作りをしようと買っておいたものだったそうです。 筆者はこんなことを経験したことがないので、「イチゴに『娘とのお菓子作り用。食べないで』と書いた付せんを貼っておけば解決する問題なんじゃないの?」なんて思ってしまいました。でも、もしかしたら、「察することができない夫」のことが全面的に嫌いになってしまった結果なのかもしれません。
ヨーロッパでは「食いつくし系」問題は起きにくい
ドイツも含めヨーロッパで「食い尽くし系」の配偶者に困っているという話は、聞いたことがありません。それは、欧米の食事のスタイルとも関係しています。例えば、ドイツでは外食の際に、シェアしながら食べるスタイルは一般的ではなく、自分で注文したものを自分だけで食べます。自分がパスタを頼んだら、そのパスタを食べるのは自分だけ、配偶者が煮込み料理を頼んだら、その煮込み料理を食べるのは配偶者だけです。そういった状況で、「他人の分まで食べてしまう」という問題は、少なくとも外食の際には起きにくいのでしょう。 といっても、「冷蔵庫に入れておいたものを勝手に食べられてしまった」という話はヨーロッパでも聞きます。実際に筆者も「シェアハウスの同居人に冷蔵庫に入れておいたものを食べられてしまった」「食べるのを楽しみにしていた甘いものをパートナーが食べてしまった」といった話を聞いたことがあります。ただ、それは、例外的に起こったことで驚いた、といったニュアンスで語られていました。日本のように「食い尽くし系」に悩まされているという感じではありませんでした。 一概には言えないものの、家族で暮らしていると、ヨーロッパの方が日本よりも「食品のまとめ買い」をする傾向があります。たくさんの食べ物を家に常備している印象です。日本では、その日や近日中に食べるものをちょくちょくと買いに行くため、なくなったことに気づきやすく、トラブルになってしまうのかもしれません。