「進め一億火の玉だ」ネット拡散は「誤り」東京新聞がコラム全文削除し謝罪 議員ら指摘受け
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東京新聞は10日までに、元日に公式サイトでアップした特別報道部長によるコラム「新年に寄せて」の内容に誤りがあったとして削除し謝罪した、コラムでは、「中国なにするものぞ」「進め一億火の玉だ」「日本国民よ特攻隊になれ」などの言葉がネットにあふれていると指摘していたが、その真偽について、日本維新の会の藤田文武共同代表や石平参院議員ら、国会議員からも疑問の声があがっていた。
東京新聞は「記事の削除とおわび」と題した文面をアップ。「1日の特別報道部長コラム「新年に寄せて」について、冒頭の「『中国なにするものぞ』『進め一億火の玉だ』『日本国民よ特攻隊になれ』。ネット上には、威勢のいい言葉があふれています」は誤りでした」と報告した。
続けて「例示した言葉はいずれも、特別報道部長が昨年1年間のX(旧ツイッター)を検索して見つけたものです。しかし、読者の皆さんからの指摘を受けて投稿内容を見直したところ、対立をあおる意図で使われているとはいえず、引用に適したものではありませんでした」とした上で「引用した言葉がネット上にあふれているという状況にはなく、表現の仕方も不適切でした。特別報道部長本人の事前確認が不十分であり、コラム掲載前の編集局としてのチェック体制にも不備がありました」と説明した。
その上で「冒頭部分が誤りである以上、コラムとして成立しなくなるため、全文を削除して深くおわびします。今回の事態を重く受け止め、事実確認を徹底するとともに、チェック体制の強化に取り組み、再発防止に努めてまいります」と謝罪した。
同コラムをめぐっては、石平氏が内容に疑問を示す文面をポスト。「現代のネット民は、『進め一億火の玉』のような80年前の言葉を使うはずもない。誰も発していない言葉を捏造してそれを批判の標的にするのはあまりにも卑劣なやり方。日本の左翼の本性をむき出した一件である」と持論を記していた。
藤田共同代表も「酷い話。こうした印象操作、捏造、ミスリード記事については、信用を落とすだけ。意図的か無意識か、認知戦に加担してしまっていないか。報道機関も検証される時代。私も誤報に近い悪意ある見出しなどで書かれたりすることもありますが、そうしたミスリード記事には、今年もちゃんと訂正や反論をすることにします」と指摘していた。
「進め一億火の玉だ」は、第二次世界大戦中に大政翼賛会が掲げた標語で、軍歌となったこともある。