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尾中俊介

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尾中 俊介(おなか しゅんすけ、1975年 - )は、日本のグラフィックデザイナー詩人[1][2]山口県宇部市出身[2][3]

経歴

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工業高等学校機械科を卒業後、絵本作家を志して福岡のデザイン専門学校に進む。1998年に福岡のデザイン事務所に入り、グラフィックデザインに関心を持つ[4]。2004年、キュレーターの遠藤水城、美術家の安部貴住、映画研究者でミュージシャンのシェーン・ボーデンらとともにオルタナティブスペース art space tetra を福岡市博多区に設立、2012年まで展覧会や実験音楽イベントなどの企画・運営に携わる[2][5]。2007年にデザイナーの田中慶二とデザイン事務所 Calamari Inc. を共同設立、主に芸術関連の印刷物や書籍のデザインを手がける[1][2][6]。2009年に上梓した自装による詩集『CUL-DE-SAC/カルデサック』が[7]、第15回中原中也賞の最終候補にあがり、「具象と抽象の撚り合わさった散文詩の魅力と抜群の力量」との評価を受ける[8][9]。2018年、一般家庭から提供されたゾウのはな子との記念写真169枚で構成した写真集『はな子のいる風景 イメージを(ひっ)くりかえす』[10][11]のデザインで、第52回造本装幀コンクール東京都知事賞を受賞[7][12][13]。2013年より実験的な造本形式の試みとして出版レーベル「pub」を運営[2][7]

主な仕事

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ブックデザイン

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著書

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詩集

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  • 『CUL-DE-SAC/カルデサック』(みぞめ書堂、2009年)

脚注

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  1. ^ a b 尾中俊介|Tokyo Art Research Lab”. Tokyo Art Research Lab. 2025年2月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e 尾中俊介(Calamari Inc.)|ARTICLES|The Graphic Design Review”. The Graphic Design Review. 2025年2月28日閲覧。
  3. ^ 「難解でも未来の読者に届く」 詩人の尾中さんと議論イベント【山口】”. 宇部日報デジタル SARATTO. 2025年2月28日閲覧。
  4. ^ 尾中俊介(Calamari Inc.)|ARTICLES|The Graphic Design Review”. The Graphic Design Review. 2025年9月23日閲覧。
  5. ^ 《BABU伝》──北九州の聖なるゴミ|#10「迷惑のかけ方」”. DOZiNE (2021年). 2025年2月28日閲覧。
  6. ^ 臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌 装幀百十年の系譜』Book&Design、2020年4月25日、303頁。 
  7. ^ a b c 臼田捷治『〈美しい本〉の文化誌 装幀百十年の系譜』Book&Design、2020年4月25日、291-293,296頁。 
  8. ^ 第15回中原中也賞が文月悠光さんの『適切な世界の適切ならざる私』に決定しました - 山口市ウェブサイト”. www.city.yamaguchi.lg.jp. 2025年2月28日閲覧。
  9. ^ “第15回中原中也賞 選評”. ユリイカ (青土社) 第42巻 (第5号): 52,66-72. (2010-4-1). 
  10. ^ イメージを(ひっ)くりかえす──記録集『はな子のいる風景』:キュレーターズノート|美術館・アート情報 artscape”. 美術館・アート情報 artscape. 2025年3月13日閲覧。
  11. ^ 編集部 (2020年7月23日). “東京・武蔵野市民たちが写した、ぞうのはな子のいる風景|飯沢耕太郎が選ぶ時代に残る写真集 | PHaT PHOTO”. phat-ext.com. 2025年3月12日閲覧。
  12. ^ 第52回造本装幀コンクール 受賞作品 | 日本印刷産業連合会”. www.jfpi.or.jp. 2025年2月28日閲覧。
  13. ^ 第52回造本装幀コンクール 三賞受賞者インタビュー”. 日本書籍出版協会. 2025年2月28日閲覧。

外部リンク

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