太平洋戦争の終戦間近、日本海軍が横須賀で極秘裏に進めていた海底で敵艦をめがけ自爆する特攻「伏龍」を題材にした写真展「─・・(チョー・タン・タン)」が11日まで、横浜市民ギャラリー(横浜市西区)で開かれている。80年前に少年たちが無謀な作戦に投じられた史実に若手写真家の濵本奏さん(24)=横浜市出身、小田原市在住=は向き合おうとしている。「自分が好きな海で起きていた歴史を知ったからには未来に残していきたい」
「大好きな海の近くで…」衝撃
伏龍とは同戦争末期、本土決戦に備えた特攻作戦だ。集められた少年兵らは粗末なゴム製の潜水服を着て潜り、米軍の上陸用舟艇が来たら爆薬が入った竹やりで船底を突いて自爆する「人間機雷」だった。実戦投入はなかったが、訓練中の事故や装備の破損で命を落とす若者たちが多くいた。
濵本さんが伏龍を知ったのは数年前のこと。