「愛子天皇」よりもよっぽど現実的…麻生太郎がゴリ押しする「悠仁さましか残らない皇室」を救う唯一の解決策
■皇族は孤独、皇室は「ストレスの塊」 当時はまだ皇位継承問題が表面化していない時期だったが、皇族が指折り数えるほどしかいないことに対して、皇族特有の悩みを共有できる人物がろくにいないといった観点から、不安感を抱いていらっしゃったのである。 上記のお言葉に対して、高松宮宣仁親王は次のように応えられている。 「それはもうそうだろうなぁ。とにかく救いの手を伸ばす人がいない」 寛仁親王には「皇室はストレスの塊」だと海外メディアに吐露した過去がおありだが、そんなご感想を抱かれたのも、皇族の孤独感を想像するに無理からぬことだろう。考えてみると、今ある宮家を存続させられたとしても、それだけでは親王が頼りなくお思いになったのと同程度にしかなりえない。 ■元東宮侍従が指摘した、宮内庁人事の「最大の問題」 寛仁親王のご意見をもう少し掘り下げてみたい。親王は晩年、次のように述べられた。 ---------- 「皇室の内部に通暁し、一人ひとりの悩みも聞いてあげられると同時に、『公務』『御仕事』『プライヴェート』の選択すらアドヴァイスできるような気骨ある人間が、内廷皇族にも内廷外皇族の周りにも何人もいるという状況ができなければ、皇室も成長しない」――『皇族の「公」と「私」』(PHP研究所、2009年)196頁。 ---------- かつては皇族と似たような生活をしていた華族や豪傑が大勢いて、「皇族の悩み」などを肌感覚で理解しながら仕えてくれていたけれども、平成以降の純然たる公務員たちは彼らに代わる存在になれていない――。そう宮内庁を批判なさったのである。 皇室をお支えする機関であるはずの宮内庁だが、実際これまでの仕事ぶりは不十分だったと言わざるをえない。皇太子時代の上皇陛下にお仕えした元東宮侍従・濱尾実氏も、同庁のあまり頼りになりそうにない内情を明かしている。 ---------- 「どの方もほんの数年しかおられませんし、ほとんどは、また、出身のお役所に戻っていかれます。(中略)これでは皇太子様(※筆者注:今上陛下)がお妃問題で胸のうちを明らかにされてご相談なさろうにも、難しかったのではないでしょうか」――濱尾実『皇太子さま雅子さまへのメッセージ』(新潮社、1993年)44頁。 ---------- 宮内庁幹部はさまざまな省庁からの出向者ばかりで、皇室の御為にと粉骨砕身する人、また皇室の方々が信頼できる人が生まれにくいというのだ。濱尾氏はこれこそが「宮内庁の人事の最大の問題ではないか」と述べている。