高市早苗首相は12月29日、東京・赤坂の衆院議員宿舎から官邸に隣接する公邸に引っ越した。就任から約2カ月後の入居となった。災害など緊急時の初動態勢を整え、危機管理に万全を期す姿勢をアピールする狙いがある。

⇒高市早苗首相の前で「目潤んだ」…旭日大綬章の山本拓さん、激務の妻を冗談で笑わせ気遣い

 同居する夫の山本拓元衆院議員(73)=本名・高市拓、福井県鯖江市=も同日午後に公邸に入った。2月に脳梗塞を発症し、10月末には転倒して尾てい骨を骨折。11月に皇居で行われた旭日大綬章の親授式には車いすで出席した山本氏だが、福井新聞の取材に対し「体は回復しているし、公邸内はバリアフリーになっている。不自由はない」と話した。

 官邸は首相が執務に当たる場で、公邸は主に生活の場としての役割を担う。首相は10月21日の就任以降、公用車で議員宿舎から官邸に通っていた。

⇒山本拓氏、日本初の首相の夫に…「ギャップにひきつけられた」

 29日午後、業者の大型貨物車で公邸に首相の荷物を運び込んだ。首相は宿舎から公邸に公用車で移動、トレーナーにズボンという普段着姿だった。