電車
電気を動力とする鉄道車両
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電車(でんしゃ)とは、電気を動力とする鉄道車両のことである。すなわち、客車や貨車そのものに動力が備わっており、機関車なしで自走可能な「電動客車」および「電動貨車」を指す。「電気列車」または「電動列車」とも呼ばれる。英名については本文#「EC」と「EMU」で詳述する。
電車のうち、動力を持つ車両は電動車(記号;M)、動力を持たず電動車と編成を組む車両は付随車(記号;T)。また、運転席のある付随車は制御車(記号;Tc)、電動車に運転席のある物は制御電動車(記号;Mc)と呼称する。
電動機を駆動する電力は、集電装置により外部から取り込む場合と、車載の蓄電池から供給する場合の2通りがある。車上の内燃機関で発電機を稼動させ、得られた電力で電動機を駆動する車両は電気式気動車と呼ばれ「電車」には含まれない[注釈 1]。
また、電気を動力にする鉄道車両としては電気機関車もあるが、これも電車には含まれない。また、電気機関車に牽引される客車や貨車も電車には含まれない。
もともと「電車」は、自走式の電動機付き客車「電動客車」、および事業用車を含む電動機付き貨車「電動貨車など」の略称だったが、現在では一般名詞となり、各省庁をはじめ、運輸事業者や車両製造会社でも正式に用いられている。
なお、「電車」という語は電気機関車などの電気を動力とする列車全般や、電気以外の機関車、客車、貨車、気動車も含め、列車や鉄道路線、さらには鉄道そのものに対する一般名詞としても使用される。これについては後述する。