こんばんはDJあおいです
読者さんからこんな相談をいただきましたよ
お悩み
いつも拝見させていただいています。
今回は今年4月から施行される共同親権についてあおいさんの意見が聞きたいです。
私は今月離婚します。協議の中で夫が共同親権がいいと主張していました。それに対し私は円満に離婚できて、その後良好な関係に戻れないと考えられないと伝えてきました。
第三者に聞いた事もありますが今はまだ実例がないのでわからないという意見が多数で何年後かに協議するという結論になっています。
ですが最近ニュースなどで取り上げられる事が多くなったのでまた共同親権について話がしたいと夫から言われました。
私には共同親権にするメリットがわかりません。
夫婦としては数年前から全く機能しておらず、子供を介して生活していただけなので、子供が板挟み状態で良くないと思い離婚に踏み切ったのに共同親権にしてしまったら同じのような感じがしてなりません。夫になぜ共同親権にこだわるのか聞いた事があるのですが子供との繋がりがほしいだけと言っていました。
これから共同親権が選べるようになる中でどういうモチベーションでいればいいのでしょうか?
いつかどこかで夫と協議しないといけない時が必ずきます。子供の為になる決断をしたいと思っています。あおいさんならどう思われますか?
共同親権は、離婚後も父母が協力して子どもの重要な決定を行うことを前提とした制度
つまりこれは『関係が終わった二人』のための制度ではなく
『関係を役割として続けられる二人』のための制度です
相談者様の文章を読む限り
すでにご夫婦は数年前から夫婦として機能しておらず
子どもを介して最低限つながっていただけの関係だったとのこと
そして、その『板挟み状態』を終わらせるために離婚を決断された
この判断は、とても現実的で冷静だと思います
にもかかわらず、共同親権を選ぶとどうなるか
進学、医療、生活環境の変化など、人生の節目ごとに『協議』が発生します
つまり離婚したあとも
終わらせたはずの関係を、制度によって延命させる構造になる
これは『子どものため』というより
『親同士の関係をどう扱うか』という問題です
元ご主人が共同親権にこだわる理由として挙げている
『子どもとの繋がりがほしい』という気持ち自体はわかります
ただし、子どもとの繋がりは親権でしか保てないものではありません
面会交流もありますし、養育費を含めた親としての責任も別途果たせます
それでもなお共同親権に固執する場合
それは『子どもの利益』というより
親自身の不安や、決定権を失うことへの恐れではないでしょうか
制度は、不安の穴埋めに使うと歪みます
現実的に考えると
日常の養育を担う側が、協議や調整の負担も多く背負うことになりがちです
実務は一人、決定は共同
この形は、関係が良好でない場合ほど消耗します
そして何より、子どもにとって一番の負担は
『親が二人いるかどうか』ではなく
親同士の緊張や対立が続くことです
相談者様が感じている
『共同親権にメリットを感じない』
『同じような状態に戻ってしまう気がする』
という違和感は
感情論ではなく構造を正しく見ているからこそ出てきています
共同親権は万能な制度ではありません
離婚後も協力できる関係にある元夫婦には有効ですが
協力できないから離婚する夫婦を救う制度ではない
モチベーションとして必要なのは
『制度ができたから検討する』ことではなく
自分たちはこの制度を使える関係なのか
子どもの生活が本当にシンプルになるのか
この二点だけです
迷ったときは、
協議が少ない方、構造が単純な方を選ぶ
それが現実的に、子どもを守る判断だと思いますよ
以上
DJあおいでした
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