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市立病院で男性研修医が過労死 遺族側と市側で「和解」成立 見舞金の支払い・死亡経緯などの研修への活用を約束 兵庫・伊丹市

2026年1月9日 19:25
市立病院で男性研修医が過労死 遺族側と市側で「和解」成立 見舞金の支払い・死亡経緯などの研修への活用を約束 兵庫・伊丹市
神戸地裁

 2018年に兵庫県伊丹市の市立伊丹病院で男性研修医(当時25)が自殺し、遺族が市に対し損害賠償を求めていた裁判で、神戸地裁で和解が成立していたことがわかりました。

 訴状によりますと、男性研修医(当時25)は、2018年4月から市立伊丹病院で勤務していましたが、7月に自殺しました。

 男性のスマートフォンには「ぼくはもう限界これ以上がんばりたくない」などと書かれたメモが残されていたことがわかっていて、労働基準監督署は、亡くなる直前の1か月の時間外労働がおよそ80時間に達していたなどから、労災と認定していました。

 遺族側は男性が長時間労働などで精神障害を発症したなどとして、病院が安全配慮義務に違反したと主張。2023年9月に運営する伊丹市に対し、約1億3000万円の損害賠償を求める訴えを起こしていましたが、この神戸地裁での裁判について、12月22日付で「和解」が成立していたことがわかりました。

 伊丹市によりますと、市が遺族に対し、100万円の見舞金を支払うほか、男性が死亡した経緯や勤務時間などの労災認定に関係する記録を病院側が保管し、再発防止のための病院の職員らへの研修に活用していくことを約束したということです。

最終更新日:2026年1月9日 19:25
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