中国出張時のスマホ・パソコンについては以前から、「これでいいのかなあ」と思っていることがありました。
米国では政府部門や機微な技術情報を扱う民間企業だと、訪中する際に新しいスマホ・パソコンを持って行くそうです。
現地での業務は基本クラウドでやり(端末にデータを残さない)、
帰国後はその端末を廃棄するのだとか。
伝聞なのでどの程度徹底されているのか、確かではないのですが。
他方で日本はというと、
普段使っている業務用端末を普通に持ち込み、現地でばんばんネットワークに繋いで、帰国後も変わらず使うケースがほとんどと思います。
以前ある大手半導体メーカーの管理職が中国出張するというので、端末をどうするのか聞いてみたら、
「何もしない。そんなの会社で言われたことない」とのこと。
その会社が特に緩かった訳では多分なく、他の通信系ハイテク企業の社員も全く同じ感じでした。
今回の原子力規制庁職員のケースは、私的な訪中に業務用スマホを携行して紛失しているので次元が全然別ですが、
ネットワークに繋がる情報端末の取り扱いは、日本は甘すぎるのではと思う次第です。
セキュリティクリアランスやスパイ防止法の議論がありますが、
端末の扱いのような細部をちゃんと詰めることがまず日本は優先かなと思います。