【ブラウブリッツ秋田】新スタジアムの件で揉めている模様。Jリーグの事務局の担当者の「志が低い」という発言が話題になっているが、「キリトリ感」あり。「秋田の人に対して志が低いと発言した!」、「けしからん」、「Jリーグは何様なんだ!」と勘違いして沸騰している人が一部で発生しているが、ちゃんと読むと「新スタジアムを作るのに上限1万人というのは志が低い。」という話。一般論。
J1の場合、15,000人以上という一応の目安がある。2025年のJ1平均は21,246人。J1最少のアビスパ福岡でも10,031人。このあたりを踏まえて「地方でもJ1になれば平均1万人を超える。」、「1万人で新スタジアムを作った後、数年先に増設するのはかなり大変」という観点からの意見だと言える。スタジアム建設の話をするときに必ず最初の最初の段階で出てくる基本的な話。
「中途半端な箱のスタジアムを作って後々困る」というのはありがちな話。なので、担当者としては、この点を指摘せざるえないが、この件についての秋田市長の「『志が低い』という言葉はそのまま秋田市民に対する言葉になる。」というのは曲解。最近、こういう政治家は増えているが、拡大解釈して市民や県民や国民を煽るのは全く感心できない。
結局、JリーグとしてはMAXのクラブ数は「60」と決まっていて、かつ、J1のクラブ数も「20」で当分は固定されるので、ブラウブリッツ秋田が基準を満たすスタジアムを用意できなくてJ1に昇格できなかったり、J1に定着できるほどの収益が得られなかったとしても、ダメージがあるわけではない。全国各地にある他のクラブが取って代わるだけ。
市民や県民や市長が「新スタジアムはいらん!」と強く主張するのであれば、Jリーグとしては「あー、そうですか・・・。」、「じゃあ、今のままで頑張ってください。」としか言えない。自治体とJリーグの関係はあくまでもフラット。どちらか一方が上でもないし、どちらか一方が下でもない。