レビュー
「30MM 1/144 eEXM-23 テックプロト 01」レビュー
マッシブなボディで重武装カスタマイズが似合う警備型量産機。新技術を用いた大型シールドにも注目
2026年1月9日 00:00
- 【30MM 1/144 eEXM-23 テックプロト 01】
- 発売元:BANDAI SPIRITS
- 価格:1,628円
- 発売日:2026年1月10日
- ジャンル:プラモデル
- サイズ:全高約125mm
30MMシリーズではこれまでに戦闘型、探査型と様々なエグザマクスが発売されてきました。2026年1月には、新たに治安維持を目的としたエグザマクスが発売となります。本稿では、シリーズ初となる警備型量産機「30MM 1/144 eEXM-23 テックプロト 01」をレビューします。
クリア素材の大型シールドに注目。地球連合軍の警備型量産機
「30MM 1/144 eEXM-23 テックプロト 01」は、地球連合軍が警備を目的として開発した量産型エグザマクスです。通常装備はシールドとグレネードランチャーで、頭部には開閉式のバイザーを装備します。
パーツ構成はこれまでの30MMキットと同様に少ないパーツ数で完成します。本キットの最大の特徴はクリア素材を使用したシールドにあります。新技術を採用しており、シールドのクリアパーツは光沢仕上げとつや消し仕上げを使い分けることで、1つのパーツで模様を再現しています。
拡張性も充実!マッシブなスタイルのエグザマクス
本キットのパーツ構成はこれまでの30MMキットと同様に共通関節パーツを使用します。また、腕部や脚部などが、できるかぎり左右共通のパーツで成形されています。ランナーの配色は、外装色にブルーとスカイブルー、関節パーツにダークグレー、クリアパーツにクリアグリーンとクリアブルーが採用されています。
後頭部にも接続ジョイントが搭載された頭部パーツ
テックプロトの頭部パーツは前後2パーツとレンズパーツの3パーツ構成です。完成後の頭部パーツはアルトと比較して幅広なデザインです。また、本機は後頭部にもカスタマイズ用ジョイント孔があります。
アルトのバックパックも取り付けできる胴体パーツ
胴体パーツの構造は外装パーツの形状こそ新規造形ですが内部の関節はアルトと共通構造です。肩部関節には引き出し式関節が採用され、前面と背面両方に接続ジョイントがあります。
肩部および上腕が共通パーツの腕部
本キットの腕部は肩部および上腕が左右共通パーツです。ひじ関節の接続方法はこれまでの30MMキットと同様にCジョイントを使用した関節であり、90度ほど可動します。
股関節の角度で左右を切り替える脚部パーツ
本キットの脚部パーツ構成は左右共通です。左右の切り替えは股関節パーツの角度によって変更します。また、膝関節は二重関節により180度近くまで可動します。
股関節接続ジョイントがスイング可動する腰部パーツ
本キットの腰部パーツはアルトと同様に股関節軸にスイング機構が搭載されており、大きく可動させることができます。また、これまでの30MMシリーズキットと同様に下部にはアクションベース接続孔があります。
これでテックプロト素体を構成するパーツは完成です。各部パーツを一体化して素体状態のテックプロトを完成させます。各部の接続は脚部パーツの接続のみ軸接続であり、その他の接続はボールジョイントによる接続です。
背面と腰部に選択して取り付けできるバックパック
ここからは追加装甲や武装関連を制作します。本機のバックパックは丸型スラスターノズルを2基有し、全4パーツで構成されます。また、バックパックの取り付け位置は背部と腰部から選択して取り付けできます。
手持ち武装としてグレネードランチャーを装備
本機の手持ち武装には新規造形となるグレネードランチャーが1丁付属します。グレネードランチャーに3mmジョイントは採用されていないため、他のオプションパーツとの組み合わせはできません。
ワンパーツに光沢仕上げとつや消し仕上げが同居するシールド
本キットの最大の特徴として、新技術によるモールド表現が施されたシールドが付属します。シールドのモールド表現は光沢仕上げとつや消し仕上げを混在させることでパーツ分割することなくモールドを再現しています。また、シールドの持ち手部分はポージングに合わせて3ヵ所から選択できます。
その他、追加装甲やバイザーはそれぞれワンパーツでテックプロト素体に取り付けます。各部追加装甲の取り付けは3mm軸で行い、頭部バイザーは側頭部のスリットに差し込み、グレネードランチャーとシールドはハンドパーツに保持させます。
これで本キットに含まれるパーツは全て完成です。次章では、完成したテックプロトを見ていきます。
シールドを使用したポージングだけでなく、大型の武装も似合う機体
最初に完成したテックプロトを前後左右から見ていきます。本機は過去に発売されたアルトやイグライトと比較して頭部パーツは幅広で、脚部も頑丈なデザインです。
テックプロトの特徴的な装備であるシールドはハンドパーツで保持する構造であり、ポージングに合わせてジョイント位置を調整し、ポージングに表情をつけられます。
ここからはテックプロトをベースとしたカスタマイズをしてみます。テックプロトは大型シールドを装備しているため、これを活用して拠点防御型エグザマクスを意識したカスタマイズをしてみました。
今回のカスタマイズには「30MM 1/144 eEXM-17FA フルアーマーアルト」、「30MM 1/144 eEXM-S03H フォレスティエリ 03」、「30MM 1/144 bEXM-29 ガルドノヴァ [グリーン]」、「30MM 1/144 オプションパーツセット21(マルチミサイル1)」、「30MM 1/144 オプションパーツセット20(フルアーマーユニット1)」、「30MM 1/144 オプションパーツセット19(マルチシールド)」、「カスタマイズウェポンズ (ヘビーウェポン 2)」、「30MM 1/144 オプションパーツセット15 (マルチバーニア/マルチジョイント)」を使用しました。
今回制作したテックプロトはアルトやイグライトに近い、地球連合軍のスタンダードな素体だと感じました。元々のコンセプトである警備型として複数体を並べるのも楽しいですし、本記事でのカスタマイズのように戦闘用エグザマクスとしてカスタマイズするのも一興です。
シールドのモールドはこれまでにないパーツの表現方法であり、プラモデルの新しい可能性を感じました。特徴的なシールドは、今回紹介したカスタマイズ例以外にも様々な姿にアレンジできると思います。大きく目立つパーツなので、デカールや塗装で装飾するのも面白そうです。
総評すると「30MM 1/144 eEXM-23 テックプロト 01」はカスタマイズの幅が広く、組み立てもシンプルながら特徴的な装備を持っているので、これから30MMを始める方や新しいカスタマイズベース機を求めているユーザーにもおすすめできるキットです。
(C)BANDAI SPIRITS 2019
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