地下鉄案内表示機の変遷

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札幌市営地下鉄の案内表示機。1976年に開業した東西線で初めてお目見えした。


東西線開業当初の案内表示機

初代の案内表示機は日本信号製で、パタパタと動作するフラップ式で、1999年の東西線宮の沢延長まで使用された。また、目立った改修工事をしていない駅では、フラップ式表示機の取付跡と思われる蓋が残っている箇所も見られる。
1976年当時はフラップ式表示機全盛期で、空港ではお馴染みの設備で、「ザ・ベストテン」や「クイズ100人に聞きました」のトラベルチャンスなど、テレビ番組のセットとしても使われた。
また、平屋時代の国鉄(JR)札幌駅や帯広駅、開業当初の千歳空港(現南千歳駅)にも設置されていた。現在は函館空港にその姿を残しているようだ。

東豊線開業時に設置された案内表示機

1988年の東豊線開業にお目見えした表示機(松下電工製)で、電車の接近をチャイムなどで知らせたほか、 電車接近時以外は乗車マナー啓発などの表示を緑色の文字で行っている。 前期型(東豊線型)と後期型(東西線型)ではフォントのドット数が異なっていて、現在は東西線バスセンター前~新さっぽろ間に残存するが、来年度更新予定である。

現在の東豊線の案内表示機

2016年に供用を開始した2代目の東豊線の案内表示機(軀体はパナソニック製)で、フルカラー表示になったほか日本語と英語の切替表示や列車接近をイラストで表示できるようになっている。

南北・東西線の案内表示機

2023年2月に南北・東西線大通駅に設置されたのを皮切りに2024年2月頃に南北線麻生~さっぽろ、すすきの~平岸、2025年1~2月にかけ東西線宮の沢~西11丁目、南北線南平岸~真駒内に設置・供用開始された液晶案内表示機。来年度東西線バスセンター前~新さっぽろに設置される予定となっている。
日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語表示が可能となったほか、季節ごとに異なるイラスト(冬: 雪像、春:桜、初夏:すずらん、盛夏及び初秋:とうきび、秋:時計台)を表示しているのも特徴だ。液晶案内表示機は日本信号製で、東西線に関して言えば日本信号製に「先祖返り」した感もなくはない。


南北線の初代案内表示機  

南北線では長らく案内表示機がなかったが、1996年3月になってようやく一行表示の表示機が設置された(松下電工製)。設置後、車両が5000形に統一されるまでは2000・3000形については「緑色の乗車位置で、お待ちください。」、5000形については「青色の乗車位置で、お待ちください。」とスクロール表示されていた。ホーム放送については1999年末頃より「緑色の乗車位置で、お待ちください」のみ放送されるようになっていた。


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