"バトロワ"をやります 第3回亜仁満町20人バトロワpart final

  • 1心配症の周師匠26/01/07(水) 00:31:48
  • 2心配症の周師匠26/01/07(水) 00:33:52

    【ケリュドラ & 滝澤政道の顛末】


    そして、最後に残ったのは――

    「……離せ。不敬だぞ、下等生物」


    滝澤に小脇に抱えられたまま、ケリュドラが冷徹に告げる。 ローランの一撃とエスカノールの熱波により、彼女は摩耗しきっていた。指一本動かす力も残っていない。 だが、その瞳に宿る光は、敗北してもなお「皇帝」のそれだった。

    「ギャハハハ! 生意気言うなよ運営サマァ!!」


    滝澤は楽しそうに笑う。彼にとって、このボロボロの元・管理者は、最高の「戦利品」であり「ジャム(愉悦)」だった。

    「俺と一緒に来いよォ! ここはもう壊れちまう! 新しい遊び場を探しに行こうぜェ!!」

    「……断る。僕はここで、この箱庭の最期を見届ける義務がある」

    「知ったことかよォ!! 逃避行(デート)の始まりだァ!!」


    滝澤が赫子の翼を広げ、強引に跳躍する。 次元の彼方へと連れ去られながら、ケリュドラは溜息をついた。


    「……全く。僕の盤面にない『ノイズ』だ。……まあいい。せいぜい退屈させないでくれよ、道化(クラウン)」


    彼女は抵抗を諦め、その身を混沌へと預けた。 最強の騎士を失った彼女にとって、この予測不能な狂人の旅路もまた、新たな「盤面」として映ったのかもしれない。

    「ヒハッ! 最高だぜェェェ!!」


    二人の姿が、次元の彼方へと消えていく。

  • 3心配症の周師匠26/01/07(水) 00:34:53

    【銀狼の選択】

    「さて。最後は私ね」


    誰もいなくなった校庭。 銀狼はタブレットに最後のコマンドを打ち込む。

    「私の願いは……もちろん、消えたセーブデータの完全復旧。ついでに、この『システム』のバックドア(裏口)も貰っていくよ」


    彼女はニヤリと笑った。

    「次のゲームを作る時は、もっとマシな調整にしてあげる。……じゃ、GG(Good Game)」


    彼女がエンターキーを叩く。


    世界が光に包まれる。 校舎が、瓦礫が、そして有馬貴将が遺した砕けた眼鏡が、データの海へと還っていく。


    プログラム終了。 生存者全員、生還。


    THANK YOU FOR PLAYING.

  • 4二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 00:38:46

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  • 5心配症の周師匠26/01/07(水) 00:39:46

    グランド・エピローグ:『それぞれの朝』


    【デンジの場合】


    早川家の朝。 いつものように狭い食卓には、焦げたトーストと、山盛りのジャム、そしてコーヒーが並んでいた。

    「デンジ、これなに?」


    ナユタが、デンジが持ち帰った「異界の土産(なぜか実体化した、ケリュドラの城の破片で作った変なキーホルダー)」を指で突きながら尋ねる。

    「おう、そいつは『スゲー戦いの勲章』だ。カッコいいだろ?」


    デンジはトーストを齧りながら、フカフカの布団の感触を思い出してニヤつく。 命がけのバトルロワイヤルだったはずだが、彼の記憶にあるのは「最高の朝飯」と「勝利の味」だけだ。

    「ふーん。……まあいいや。パンもう一枚食べる」

    「あ!? 俺のジャム使いやがったな!?」


    ナユタ、そしてデンジ。 騒がしくも温かい、いつもの日常がそこにあった。

  • 6二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 00:42:20

    このレスは削除されています

  • 7心配症の周師匠26/01/07(水) 00:45:00

    【イシュタルの場合】


    カルデア、召喚サークル。 まばゆい光と共に帰還した女神は、その場に崩れ落ちた――いや、埋もれた。

    「きゃあああ!? 重い! 重いわよちょっと!!」


    彼女の願い通り、獲得した莫大なエネルギーが全て「最高級の宝石」に変換され、彼女の上に降り注いだのだ。 ルビー、サファイア、ダイヤモンドの山。

    「うふ、うふふふ……! 借金の返済もバッチリじゃない……!!」


    宝石の山から顔を出したイシュタルは、恍惚の表情を浮かべていた。 そこへ、騒ぎを聞きつけた赤い弓兵(エミヤ)が呆れ顔でやってくる。

    「……また何かやらかしたのか。その宝石、どこから持ってきた」


    「うるさいわね! 正当な労働の対価よ! ……あ、でもこれ、霊基変換できるのかしら……?」


    美の女神の懐が温まったことで、カルデアの食堂のメニューが少しだけ豪華になるのは、また別の話。


    いっつもarcを消し忘れる…周師匠だ

  • 8心配症の周師匠26/01/07(水) 00:47:22

    【ジョン・ウィックの場合】


    早朝。 柔らかな日差しが、ベッドルームに差し込んでいる。 ジョンは目を覚まし、反射的に枕の下の拳銃を探そうとした――が、止めた。


    隣に、温もりがあった。


    「……おはよう、ジョン」


    ヘレンが微笑んでいる。 夢ではない。幻覚でもない。 彼の腕の中に、失われたはずの愛が確かに存在していた。 足元では、ビーグル犬のデイジーが尻尾を振って朝の挨拶をしている。

    「……ああ。おはよう、ヘレン」


    ジョンは震える声で答え、彼女を抱きしめた。 地下室の武器庫は、コンクリートで埋めよう。鉛筆も、もう必要ない。 伝説の殺し屋は、二度と戻らない。 ここにあるのは、ただ平穏を愛する一人の夫としての人生だけだ。

  • 9心配症の周師匠26/01/07(水) 00:48:36

    【セファール & 放浪者の場合】


    どこかも知れない、静かな森の奥。 文明の光も、争いの音も届かない場所。


    巨神の少女は、もう兵器としての装甲を纏っていない。 彼女は自分の身体よりも小さな花を、不思議そうに見つめていた。

    『……きれい』


    隣に座る放浪者は、何も言わずに地図を広げている。 彼の手には、以前と変わらず「釘」が握られているが、それは敵を倒すためではなく、彼女との道を守るためのものだ。


    二人は言葉を交わさずとも通じ合っていた。 破壊するためではなく、ただ「在る」ために。 彼らの旅は、とても静かで、とても長いものになるだろう。

  • 10心配症の周師匠26/01/07(水) 00:52:29

    【ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕の場合】


    カルデアの廊下。 不機嫌そうに歩く彼女に、マスター(藤丸立香)が声をかける。

    「おかえり、ジャンヌ。どこに行ってたの?」

    「……別に。ちょっと散歩に行ってただけよ」


    彼女はそっけなく答えるが、その手には誰かの「眼鏡の破片」のようなものが握られていた。 (有馬貴将が消える寸前、無意識に拾い上げたのかもしれない)

    「……変な奴らがいたわ。どいつもこいつも協調性のかけらもない、最低の連中だった」


    「へえ、大変だったんだね」

    「……でもま、あんな連中でも、最期まで意地張ってた馬鹿もいたから。……私の憎悪を燃やすほどでもなかった、ってだけよ」


    彼女はフンと鼻を鳴らし、少しだけ口角を上げて歩き去った。 その足取りは、行く前よりも少しだけ軽かった。

  • 11心配症の周師匠26/01/07(水) 00:54:33

    【ローランの場合】


    都市。とある路地裏。 黒い霧と共に現れたフィクサーは、馴染みの店に入った。

    「……サンドイッチをくれ。一番高いやつだ」


    彼はカウンターで注文し、静かに席についた。 復讐は終わっていない。アンジェリカを取り戻すための戦いは続く。 だが、あの異界で出会った「白い死神」との攻防は、彼の錆びついた感覚を鋭く研ぎ澄ませていた。

    (……有馬貴将、か)


    自分と同じく、愛する者(あるいは守るべきもの)がいなかった男。 だが、その最期は満ち足りていた。

    「……悪くない引き際だった」


    出されたサンドイッチを頬張りながら、彼は誰に言うでもなく呟いた。 都市の喧騒が、いつもより少しだけ遠く感じられた。

  • 12心配症の周師匠26/01/07(水) 01:02:06

    【エスカノールの場合】


    リオネス王国、酒場〈豚の帽子〉亭。


    「おかえりなさ〜い、エスカノール! どこ行ってたの?」


    ディアンヌが窓から顔を覗かせる。 エスカノール(夜の姿)は、ヒョロヒョロとした体で、重そうに酒樽を運んでいた。

    「い、いえっ! ちょっと遠くまで……その、力試しのようなものに呼ばれまして……」

    「へぇ? 誰と戦ったんだい?」


    メリオダスがニシシと笑う。

    「ええと……神様とか、宇宙人とか、殺し屋とか……」


    「なんだそりゃ! 夢でも見てたんじゃねーの?」


    皆が笑う中、カウンターの奥でマーリンだけが、エスカノールに残る微かな「異界の熱」を感じ取り、微笑んでいた。


    「……ふふ。どうやら、太陽の証明は済んだようだな」


    エスカノールは照れくさそうに頭をかいた。 「は、はい! マーリンさん! 僕、とっても頑張ったんですよ!」


    (あにまんで画像探したけどメリオダス以外駄目そうだったから一旦飛ばした…周師匠だ ごめんなあっ)

  • 13心配症の周師匠26/01/07(水) 01:04:08

    【銀狼の場合】


    ステラロンハンターのアジト。 カフカがソファでコーヒーを飲んでいると、モニターの前に銀狼が戻ってきた。

    「あら、おかえり。随分と長いゲームだったわね」

    「んー、まあね。バグだらけのクソ.ゲーだったけど、戦利品は悪くなかった」


    銀狼はコンソールを操作し、復旧したセーブデータを確認する。 そして、もう一つのフォルダを開いた。


    『Project: OMPHALOS_Admin_Backdoor』

    「……あの傲慢な運営女(ケリュドラ)のシステム構造、丸裸にしてきた。これで次の任務、もっと楽に遊べるよ」


    彼女はガムを膨らませ、新しいゲームを起動する。

    「さて、次はどんな攻略(ハック)を見せてあげようかな」

  • 14心配症の周師匠26/01/07(水) 01:08:30

    【滝澤政道 & ケリュドラの場合】


    次元の狭間。 どこかの荒野で、焚き火を囲む二つの影があった。

    「おいコラ運営!! 肉が焼けてねェぞ!! 火力が足りねェ!!」

    「……黙れ下等生物。僕は皇帝だぞ、薪拾いなど……きゃっ!?」


    滝澤が、燃える薪をケリュドラの方へ放り投げる。

    「働かざる者食うべからずだァ!! さっさと拾ってこい!!」

    「き、貴様ぁ……!! こんな屈辱……!!」


    ドレスは煤で汚れ、髪はボサボサ。かつての「皇帝」の威厳はどこへやら。 ケリュドラは涙目で薪を拾い集めている。

    「へへっ、いいザマだ。……ほらよ」

  • 15心配症の周師匠26/01/07(水) 01:09:54

    滝澤は、焼けたばかりの正体不明の肉(おそらく現地生物)を放り投げた。 ケリュドラは反射的にそれを受け取る。

    「……なんだこれは。餌付けのつもりか」


    「食わねェなら俺が食うぞ」


    「……食べる!!」


    彼女はガツガツと肉にかぶりつく。 プライドも品格もない。だが、不思議と「生」の実感があった。

    「……ふん。悪くない味だ」


    「だろォ? 俺の舌は確かだからなァ!」


    月明かりの下、狂った喰種と落ちぶれた管理者の珍道中は続く。 それは、彼女が想定した完璧なゲームよりも、遥かにスリリングで、予測不能な物語の始まりだった。


    FIN


    というわけで完結ッ

    いやあ一時はどうなるかと思ったけどなんとか完結出来たのォ ですねぇ

    色々言いたいことはあるけど今日は遅くなりすぎたから寝るのん、オヤスミーッ

    マネモブ…感想とか質問待ってるよ…

  • 16二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 01:39:28

    やっぱりエスカノールはかっこいいですね 本気でね

  • 17二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 07:05:53

    オツカレーッ
    ムフフ…とっても面白かったのん

  • 18心配症の周師匠26/01/07(水) 07:21:37

    >>16

    いやあ凄かったのォ ですねえ


    >>17

    感謝します(ガシッ)


    面白い面白くない以前に完走できるかすら怪しくなってめちゃくちゃ怖かったから楽しんでもらえたようで何よりなのん…

  • 19二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 07:24:12

    なんだかんだ空気になるキャラがいないのがすごいと思うのん
    あとはケリュドラが黒幕ポジながら好感が持てるキャラで好き…それが僕です

  • 20心配症の周師匠26/01/07(水) 07:32:08

    >>19

    感謝します(ガシッ)

    いやあどのキャラにもドラマチックな描写を頼んだ甲斐があったのォ…


    今回は前2回以上に知らないキャラや難しいキャラが多かったうえにGeminiが一回バーストしたから不安がやばかったんだよね

    それでも完走できたんだ 安心と感謝が深まるんだ

    本当に

  • 21二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 08:35:38

    エミュを追求して最後までやり通した主催者を無条件で尊敬する あなたは神だ

  • 22二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 08:57:40

    オツカレーッ
    スレ主には就活も頑張って欲しいですね…マジでね
    暫くは忙しいだろうけどいつか復帰して新しいロワやるの待ってるよ…

  • 23心配症の周師匠26/01/07(水) 08:58:14

    >>21

    あざーす(ガシッ)

    いやあ最後の方とかどれだけ貫けてたんかのォ


    前回の実質主役は霊夢アーミヤみたいなもんだけど前々回と今回の人選で悩むのが俺なんだよね

    そもそも必ずしも考えなくていい?ククク…

  • 24心配症の周師匠26/01/07(水) 09:04:40

    >>22

    ちなみに履歴書と面接練習でもう悲鳴をあげてるらしいよ

    出来るだけ早く復帰したい…周師匠だ

    歴代主催者には及ばずとも期待してくれてるマネモブがいるしな(ヌッ)

  • 25二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 09:13:31

    ミスタースレモブ
    wiki用魚拓作っちゃって良いですか

  • 26心配症の周師匠26/01/07(水) 09:14:11

    >>25

    えっむしろいいんですか

  • 27二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 09:16:11

    >>26

    亜仁満町シリーズがかなり好きだからこそ作りたい…周師匠だ

    とりあえずこのスレが落ち着いたらこれまでのスレ全部魚拓作ってwikiに貼らせてもらいたいのん

  • 28二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 09:16:59

    周師匠…恒例の強さランキングとif展開を頼む

  • 29心配症の周師匠26/01/07(水) 09:17:50

    >>27

    感謝します(ガシッ)

    最初はプロンプトが上手くいくか試すところが大きかったのにここまで好きになってもらえると思ってなかったのが俺なんだよね


    >>28

    とりあえず出力はするけどまとめられるのは夜頃になるのん

    ごめんなあっ

  • 30心配症の周師匠26/01/07(水) 09:48:42
  • 31心配症の周師匠26/01/07(水) 11:00:36
  • 32二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 11:21:11

    エスカノールが案の定最強格で笑ってしまう
    強すぎぃ〜っ

  • 33二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 11:22:57

    >>31

    (今回のルートの主人公チームの一員めいてた銀狼と違って黒幕ルートの銀狼が無慈悲すぎて)怖いです

  • 34二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 11:45:49

    >>31

    女王とドンキホーテが組むのはある意味原作再現でリラックスできますね

  • 35心配症の周師匠26/01/07(水) 12:11:11

    >>32

    システム焼き切ったんだよね 怖くない?


    >>33

    俺と同じ意見だな…

    ゲームプレイヤーとしての視点なんスかね


    >>34

    えっ原作でもその組み合わせあるんですか

オススメ

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