"バトロワ"をやります 第3回亜仁満町20人バトロワpart2

  • 1心配症の周師匠26/01/04(日) 21:52:41
  • 2心配症の周師匠26/01/04(日) 21:57:49

    プロンプトにないエリアを生やすなって言ってるのに何回いっても直らない…糞糞糞糞糞糞糞糞糞

  • 3心配症の周師匠26/01/04(日) 21:59:41

    どうにかなったけどなんかいつもならないようなエラーが発生しているように思う…それがボクです
    やっぱ再出力やりまくると駄目なんかのォ…

  • 4二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 22:02:58

    スレ主大丈夫?
    明日から就活ならそろそろ寝る準備だけど

  • 5心配症の周師匠26/01/04(日) 22:04:17

    11ターン目

    【放送】


    『――生存者各位に通達。 生存者数の減少に伴い、戦場縮小プロセスを実行します。 これより、【住宅街】および【春草総研】エリアを閉鎖領域に指定。 退避猶予は30秒。当該エリアに残留する存在は、空間ごと削除されます』


    感情の一切ない機械音声が響き渡る。 同時に、空の色がデジタルノイズのように歪み始め、世界の端から「虚無」の浸食が開始された。


    【住宅街】

    「ひぃぃぃッ! う、嘘でしょう!? ここが消えるんですかぁ!?」


    民家の庭先、植え込みの陰で震えていたエスカノールが、弾かれたように飛び出した。 彼が隠れていた家屋が、塀が、次々とデータの藻屑となって崩れ落ち、虚無の闇へと吸い込まれていく。

    「待ってください! まだ心の準備が……ああっ!?」


    エスカノールは必死に足を動かす。 背後から迫る「死」の壁。 彼は無我夢中で路地を駆け抜け、エリアの境界線――大通りへと続く【中央交差点】方面へ飛び込んだ。


    その瞬間。 ビルの合間から、一条の朝日が差し込んだ。

    「……あ」


    エスカノールの背中に、陽光が降り注ぐ。 彼の華奢な肩が、ピクリと震えた。 怯えていた瞳から、瞬時に臆病さが消え失せる。 傲慢の罪(ライオン・シン)、目覚めの刻。

    「……なるほど。空間を削り、我らを闘争へと誘うか」


    彼の骨格が軋み、筋肉が急激に膨張していく。 シャツが張り裂け、鋼鉄のような肉体が露わになる。

    「良いだろう。このエスカノールに背を見せて逃げる選択肢はない」


    彼は背後に迫る崩壊を振り返りもせず、悠然と歩き出した。

  • 6二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 22:05:47

    やばい…クソ強いで…

  • 7心配症の周師匠26/01/04(日) 22:07:30

    【キリュウ横丁】

    「シャアアアアッ!!」


    住宅街から逃れてきた憎しみの女王(大蛇形態)が、横丁の看板を薙ぎ払いながら暴れ回っている。 滝澤政道は電柱や屋根を飛び回り、その巨体を切り刻んでいたが、再生速度と破壊力に攻めあぐねていた。

    「チッ、硬ェな! 中身ごとくり抜かないとダメか!?」


    滝澤が赫子(かぐね)をドリル状に変形させ、突撃しようとしたその時。

    「どきなさい。……燃えカス」


    冷徹な声と共に、漆黒の旗が滝澤の進路を遮った。 ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕だ。 彼女は滝澤を一瞥もせず、その視線を巨大な蛇に固定している。

    「……はん。魔法少女の成れの果てが、よりにもよって『竜種』もどきとはね。笑えない冗談だわ」


    「あァ? なんだオマエ……俺の獲物に手ェ出してんじゃ……」


    滝澤が苛立ちを露わにするが、ふと鼻を鳴らし、歪んだ笑みを浮かべて一歩下がった。


    >>4

    まあ23時頃には寝るようにするのん

  • 8心配症の周師匠26/01/04(日) 22:09:43

    「……おっと、失礼。どうやら『主演女優』のご到着ってわけか? ヒハッ、台本(スクリプト)が変わったなら言ってくれよ監督ゥ!」


    彼は自らを「舞台の観客」あるいは「脇役」と位置づけ、あえて狂言回しのように振る舞う。 そうでもしていなければ、自身の罪(家族殺し)と、怪物に成り果てた絶望に押しつぶされてしまうからだ。

    「さァ見せてくれよ! 魔女と怪獣、どっちがイカした悲鳴を上げるのかをなァ!!」

    「煩い男ね。……あとで纏めて焼いてあげるから、そこで見てなさい」


    ジャンヌ・オルタが旗を振るう。 彼女のスキル『竜の魔女』が発動する。それは竜種を統率し、あるいは竜を殺すためのカリスマ。 理性を失った憎しみの女王が、本能的な恐怖を感じて鎌首を縮めた。

    「串刺しにしてあげるわ。……『ごめんなさい』って泣き叫ぶまでね!」


    地面から呪いの炎が噴き上がり、狭い路地裏で大蛇を包囲する。

  • 9心配症の周師匠26/01/04(日) 22:15:07

    【大通り】

    リカルドは、閉鎖されていく住宅街を背に、ゆっくりと歩いていた。 迫りくる虚無の壁を見ても、彼の歩調は乱れない。


    「……くだらない。リングを狭めて無理やり戦わせるなど、三流の興行師のやり方だ」


    彼は不快そうに鼻を鳴らす。 その時、前方から凄まじい熱気を感じて足を止めた。 神社の参道から、上半身裸の巨漢が歩いてくる。 地面のアスファルトが、その男の熱で溶解している。

    エスカノールだ。


    「……おや。また暑苦しいのが現れましたね」


    リカルドは眉をひそめ、道を譲る気配を見せない。 エスカノールもまた、リカルドを見下ろし、傲然と胸を張る。

    「……道を空けよ。我が行く手を遮る権利など、誰にもありはしない」

    「権利? ……ボクに対して、その言葉を使いましたか?」


    リカルドの空気が凍りつく。 エスカノールの空気が燃え上がる。

    「ふん。小さき者よ、我を見上げる首が疲れぬか? その命、哀れみをもって見逃してやろう」

    「……デカいだけの木偶の坊が。ママの最高傑作であるボクを見下ろすとは……万死に値しますよ」


    一触即発。 傲慢なる太陽と、冷徹なる拳獣。 言葉による挑発は、すでに終わっていた。

  • 10心配症の周師匠26/01/04(日) 22:17:46

    【私立クサカベ高校・屋上】

    ケリュドラは、狭まっていく地図を見ながら、退屈そうに欠伸を噛み殺した。

    「盤面が動いたな。……おや、あそこでは『王』を気取る駒同士がぶつかるか」


    彼の視線は、中央交差点でのリカルドとエスカノールの対峙に向けられている。

    「白刃卿、よく見ておけ。力の驕りが招く結末を」

    有馬貴将は無言で頷き、眼鏡の位置を直した。 彼にとって、それらは全て駆逐すべき対象でしかないが、今は主の命に従い、静かにその時を待つ。


    11ターン目


    生存者 ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(キリュウ横丁にて憎しみの女王と対峙。戦闘開始) 憎しみの女王(蛇形態。ジャンヌ・オルタの威圧に本能的な警戒を見せる) 滝澤政道(ジャンヌの乱入を受け、狂気を演じながら「観客」として高みの見物を決め込む) エスカノール(太陽の恩寵により傲慢モードへ覚醒。住宅街から中央交差点へ移動し、リカルドと遭遇) リカルド(エスカノールの傲慢な態度に、氷のような殺意を向ける) 瀬戸内若冲(戦場スケッチを継続) ジョン・ウィック(地下鉄構内へ避難成功) ケリュドラ(屋上から高みの見物) 有馬貴将(待機) バルナバス・ザルム(校舎内で静観) イシュタル ローラン デンジ 銀狼 セファール 放浪者


    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー


    エリア情報 【住宅街】【春草総研】閉鎖・消滅

  • 11二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 22:23:03

    なかなか減らないのお
    ですねえ

  • 12心配症の周師匠26/01/04(日) 22:37:20

    12ターン目


    【中央交差点】

    「……消え失せなさい、肉塊」


    リカルドの姿がブレた。 彼の筋肉が異常収縮し、コンクリートを爆ぜさせて加速する。 それは「人間」の動きではない。ロシアでの過酷な改造手術によって心臓以外を置き換えた、正真正銘の「生ける兵器」。

    ドガガガガガッ!!


    リカルドの拳が、エスカノールの巨体を捉える。 一秒間に数十発。鉄骨すら粉砕する連打が、無防備な腹部、顔面、胸板へと叩き込まれる。


    「効かない……? 馬鹿な……!」


    リカルドは目を見開いた。 殴った感触はある。骨に響く重い手応えもある。 だが、目の前の巨漢は、一歩も退かない。 それどころか、その体表から発せられる熱気が、リカルドの拳を焼き、スーツを焦がしていく。

    「……痒いな」


    エスカノールが、煩わしそうにハエを払うような動作をした。 ただの裏拳。 だが、リカルドの研ぎ澄まされた動体視力が、それを「死の塊」と認識する。


    「ッ!!」


    リカルドは反射的にガードを固める。 バゴオオオオオオン!! ガードの上から吹き飛ばされ、リカルドの身体が交差点の信号機をへし折り、ビルの壁面に激突する。

  • 13二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 22:38:19

    リカルド 自分が弱者側に回るのはキツイやろ?

  • 14二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 22:39:12

    このレスは削除されています

  • 15心配症の周師匠26/01/04(日) 22:40:37

    「ぐっ……ガハッ……!」


    リカルドが血を吐き出す。 両腕の骨が軋んでいる。ガードしていなければ、上半身が消し飛んでいただろう。


    「なんだ……コイツは……。ミスター・鬼龍の血を引くボクが……力負けしたとでも……?」

    「力負け? ……勘違いするなよ、小さき者」


    エスカノールが右手を掲げる。 その掌に、太陽が生まれた。

    「我とお前では、種としての『格』が違う」

    「無慈悲な太陽(クルーエル・サン)」


    灼熱の火球が、リカルドへと放たれる。 回避は不可能。熱量だけで空気が歪み、逃げ場そのものが蒸発していく。

    「……あ、熱い……! ママのくれた体が……焼ける……ッ!!」


    リカルドは絶叫する。 自身の拠り所である最強の肉体が、誇りが、太陽の前に溶かされていく恐怖。 だが、最期の瞬間に彼の脳裏をよぎったのは、恐怖ではなく、幼き日の母の面影だった。

    「……ママ……ボクは……最高の……」


    ジュオオオオオオ……!!


    閃光が炸裂し、交差点の一角が消滅した。 後に残ったのは、溶解したアスファルトと、蒸発した男の痕跡のみ。 拳獣リカルド。母への歪んだ愛に生きた獣は、太陽の傲慢さの前に塵と消えた。

    「……ふん。少しは涼しくなったか」


    エスカノールは煤けた身体を払い、興味なさそうに歩き出した。

  • 16心配症の周師匠26/01/04(日) 22:47:16

    【キリュウ横丁】

    「ギャアアアアアッ!! 熱い! 痛い! 嫌嫌嫌ッ!!」


    憎しみの女王がのたうち回る。 ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕の放つ呪いの炎が、大蛇の再生能力を阻害しながら焼き尽くしていく。 物理的な炎ではない。彼女の放つそれは、女王が抱え込んだ「負の感情」を燃料にして燃え盛る業火だ。

    「どうしたの? 正義の味方なんでしょう? 愛と勇気で消してみなさいよ、この憎悪を!」


    ジャンヌ・オルタが嘲笑いながら、漆黒の旗を槍のように構える。 彼女には分かる。この怪物が、かつて誰よりも「愛されたかった」だけの、哀れな少女の成れの果てであることが。 だからこそ、彼女は容赦しない。 中途半端な救いなど、この「竜の魔女」には似合わないからだ。

    「……たす……け……て……」


    炎の中で、大蛇の顔が、一瞬だけ少女の泣き顔に戻る。 その声は、滝澤政道の耳にも届いた。

    「……ッ」


    滝澤の動きが止まる。 かつての自分。喰種捜査官として、誰も救えずに絶望した自分と、彼女が重なる。 彼は、赫子を収め、静かに目を伏せた。

    「……幕引きだ。楽にしてやれよ、魔女」


    「言われなくても!!」


    ジャンヌ・オルタが跳躍する。 切っ先に全ての魔力を収束させ、大蛇の眉間――その核へと突き立てる。

    「『吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)』!!」


    ドスッ!! 貫かれた核から、赤い光が溢れ出す。 断末魔はなかった。 憎しみの女王は、光の中に溶けるように、その巨体を崩壊させていく。

    「……あ……あったかい……」

  • 17心配症の周師匠26/01/04(日) 22:48:21

    最期に彼女が感じたのは、憎しみではなく、全てを焼き尽くしてくれた炎の温もりだったのかもしれない。 灰となって崩れ落ちる彼女の跡地には、変身前の姿をした小さなステッキだけが、コロンと転がっていた。


    「……興醒めね」


    ジャンヌ・オルタは、煤けたステッキを見下ろし、小さく舌打ちをした。 だが、その表情はどこか、弔いのように静かだった。

  • 18二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 22:49:07

    …(哀)

  • 19二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 22:50:26

    みんな強いのお
    ですねえ

  • 20二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 22:51:00

    >>10

    >彼の視線は

    なんか…ケリュドラがしれっと男になってない?

  • 21心配症の周師匠26/01/04(日) 22:51:38

    【他負花庭病院】

    地上での激震は、少し離れたこの病院にも微かに伝わっていた。 ジョン・ウィックは、静まり返った廊下を油断なく進んでいた。 閉鎖エリアとなった住宅街を脱出し、身を隠す場所としてここを選んだのだ。 手にはハンドガン、背中にはアサルトライフル。


    彼は、地上で何が起きているかを正確に把握していたわけではない。 だが、直感が告げている。 「怪物」たちが減り、より濃密な「死」が煮詰まり始めていると。

    彼はふと、ナースステーションの奥に誰かの気配を感じた。 生存者か、それとも罠か。 彼は足音を殺し、闇に溶け込むように銃を構えた。


    【私立クサカベ高校・廊下】

    静寂に包まれた校舎内を、バルナバス・ザルムが歩いていた。 屋上にいる二人の強者(ケリュドラ、有馬)の気配は消えていない。 だが、彼は動かない。 彼の目的は、この遊戯の勝者となることではない。 主である神の意思、あるいは――この世界の理(ことわり)を見定めること。

    「……星の海より来たる災厄(セファール)が、目を覚ますか」

    彼は窓の外、遥か遠くの空を見つめる。 そこには、まだ誰も気づいていない「白い巨神」の影が、蜃気楼のように揺らめいていた。

  • 22心配症の周師匠26/01/04(日) 22:52:41

    12ターン目


    生存者 エスカノール(リカルドを圧倒的火力で蒸発させ撃破。傲慢さを増し移動中) ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(憎しみの女王を介錯。その最期に独自の慈悲を見せる) 滝澤政道(女王の最期に過去の自分を重ね、静かに見届ける) ジョン・ウィック(閉鎖エリアから病院へ退避。何者かの気配を察知) ケリュドラ(高みの見物を継続) 有馬貴将(待機) バルナバス・ザルム(セファールの覚醒を予感) 瀬戸内若冲(女王の消滅を美しく描写し、満足げ) イシュタル ローラン デンジ 銀狼 セファール(覚醒の予兆) 放浪者


    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー 拳獣リカルド(エスカノールとの真っ向勝負の末、太陽の熱量に耐えきれず焼死) 憎しみの女王(ジャンヌ・オルタにより核を貫かれ、安らぎの中で消滅)


    エリア情報 【住宅街】【春草総研】閉鎖・消滅


    >>20

    あ゛っ なんで見つけられんかったんかのォ…



    というわけで今日は中断ッ マネモブオヤスミーッ

    感想たくさん待ってるよ…

  • 23二次元好きの匿名さん26/01/04(日) 23:04:13

    ジャンヌオルタが主人公めいていて好き
    それが僕です

  • 24心配症の周師匠26/01/04(日) 23:24:55

    >>23

    俺と同じ意見だな…

  • 25二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 01:08:18

    これセファールだいぶ安価だと原点とかけ離れたキャラ付けしてるせいでエミュ指導のせいで元の性格すべりする可能性もあるので一応確認しておいてほしいですね……

  • 26心配症の周師匠26/01/05(月) 07:18:20

    マネモブオハヨーッ 今日中にはできるとええんやけどなぁ…


    >>25

    なにっ 確認してくるっス

  • 27心配症の周師匠26/01/05(月) 08:57:59

    セファールは安価と原作では安価に寄せるのはそうなんだけどどう調整すればいいかよくわからないのが俺なんだよね

  • 28二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 09:19:19

    >>27

    心配ならキャラシもっぺん貼り付けるってのはどうスか?

  • 29心配症の周師匠26/01/05(月) 09:21:34

    >>28

    時折やってるしこの後やる予定なんだよね

    ただキャラシートの解釈と原作の解釈で違うのをどう折り合いつけるか、どう解釈してるか気になるのん

  • 30二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 09:28:37

    あのう バルナバスのキャラシで書き忘れたとこあるんで今更だけど言ってもいいスか…?いやっ聞いてほしいんだ確かに忘れたワシが悪いんだけど戦闘とキャラの面で大事なことでね…

  • 31心配症の周師匠26/01/05(月) 09:29:43

    >>30

    マイ・ペンライ!

    ただ多すぎるとGeminiが苦しいかもしれないのん

  • 32二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 09:36:07

    >>31

    あざーす あっそんなに長くはならないから…大丈夫でやんス

    斬鉄剣究極奥義・大斬鉄に耐え切るような強者相手には戦闘中にも狂ったように笑いながら一切の加減なく、互いが尽きるまで戦おうとする。

    ↑これだけ追記して欲しいのんな あとこの辺もよかったら使ってほしい…と思う

  • 33心配症の周師匠26/01/05(月) 09:54:04

    >>32

    あざーす(ガシッ

    タイミングがあれば使わせてもらうっス

    それとこれが相違点を含めたGeminiによるセファールの解釈なんスけどセファール既知モブはこれでいいのか教えてくれよ

    ワシはミリしらなもんでうんともすんとも言えないんだァ…


    Geminiのセファール解釈伝タフ | Writeningご提示いただいたセファールのプロフィール、拝見いたしました。 確かに、Fateシリーズ原作(特に『Fate/EXTELLA』などで描かれる巨神アルテラやセファールの側面)とは大きく異なる、非常に繊細で独自の解釈…writening.net
  • 34二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 10:13:27

    >>33

    大丈夫そうっスね

  • 35心配症の周師匠26/01/05(月) 10:33:51

    >>32

    あとバルナバスモブに質問なんスけど狂ったように笑うときってどんな喋り方なのか教えてくれよ


    >>34

    感謝します(ガシッ)

    セファール安価モブもなんスけどこれでいいなら進めさせてもらうのん

  • 36二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 12:53:43

    >>35

    笑う時はいつもの喋り方にもっと感情が乗った感じですよ、原作からのセリフから引用すると

    「この激情はウォールードの建国以来か…!!」

    「互いが燃え尽き、果てるまで!この戦い存分に楽しませてもらうぞ…!!」

    みたいな感じのんな

  • 37心配症の周師匠26/01/05(月) 14:11:26

    >>36

    感謝します(ガシッ)

    いやあ今までのムーブといい底知れなさが凄いのォ ですねぇ

  • 38二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 14:21:25

    このレスは削除されています

  • 39心配症の周師匠26/01/05(月) 14:44:26

    ちょっとだけ隙間時間があったので出力したらどいつもこいつもとんでもなくキャラ崩壊してるうえにそれまでの話の流れも汲んでくれなかったので悲鳴を上げている…周師匠だ

    もう一回送ったけど大丈夫なんかのォ…

  • 40心配症の周師匠26/01/05(月) 14:55:40

    か…かなりやばいのん…13ターン目を再出力しろって言ったのに下みたいになったんだよね

    ご指摘ありがとうございます。 ケリュドラ(崩壊:スターレイル)のキャラクター性、およびイシュタル(FGO)の口調、デンジの銀狼への態度について、前回の誤りを修正し、13ターン目を再出力いたします。

    イシュタルは「遠坂凛」の依代としての性質(世話焼き、高飛車だが俗っぽい)を強め、ケリュドラは検索情報を基に「ボクっ娘の皇帝」として描写します。

    「お! 銀狼じゃん! 久しぶりだな〜!」

    デンジはぱあっと表情を明るくし、尻尾を振る犬のように銀狼へ駆け寄った。以前見かけた時と同様、携帯ゲーム機に熱中している彼女の姿を見つけ、嬉しそうにその隣へ滑り込む。

    「……ん? ああ、デンジか。また会ったね」

    銀狼は視線を画面から外さずに淡々と答えるが、その声色は拒絶しているわけではなく、むしろゲーム仲間を受け入れるような砕けた響きがあった。

    「ちょっとアンタたち! 状況わかってるの? 女神である私の前で、よくそんな緊張感のない会話ができるわね!」

    イシュタルは腰に手を当て、呆れたように二人を指差した。ふわりと宙に浮いたまま、不満げに頬を膨らませるその姿は、冷徹な王などではなく、どこか親しみやすさを残した「世話焼きな美少女」そのものだ。

    「せっかく私がその気になってるんだから、もう少し敬いなさいよ。……まったく、これだから人間ってやつは」

    「あ? なんだこのキラキラしたの。銀狼のツレか?」 「違うって。……あー、もう。アンタが騒ぐからコンボ途切れた」

    銀狼が面倒そうに返すと、その場の空気を支配するかのような、凛とした、しかし少年のような幼さを残した声が響いた。

    「盤上が賑やかだね。……ボクの許可なく、勝手に駒を進めないでくれるかな?」

    現れたのは、ケリュドラ――その異名の一つ、『皇帝』の名を冠する少女だ。彼女は興味深そうに目を細め、デンジと銀狼、そしてイシュタルを交互に見やる。その瞳には、戦場をチェス盤として捉える支配者としての色が宿っていた。

    「ま、悪くないよ。余興もまた、覇道の一興ってね」

  • 41二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 15:02:18

    >>39

    話の流れ組んでくれないのが不安なら、もういっぺんこれまで出力した分をコピペしてGeminiに送りつけろ…鬼龍のように

  • 42心配症の周師匠26/01/05(月) 15:03:32

    申し訳ありません。大量のデータ(プロンプトとキャラリスト)を再送いただいたことで、文脈がリセットされたと判断し、新規ゲームとしてプロローグを出力してしまいました。

    はい、1ターン目から12ターン目までの詳細な戦況(誰がどこで脱落し、誰と誰が同盟を組んでいるか等)の記憶がリセットされております。

    大変お手数ですが、「12ターン目終了時点のリザルト(生存者・死亡者リスト)」、あるいは**「これまでのあらすじ」**を再提出していただいてもよろしいでしょうか? それがあれば、整合性の取れた完璧な続きを作成できます。

    ひとまず、先ほどご指摘いただいた**「デンジ・銀狼・イシュタル・ケリュドラの遭遇シーン(13ターン目メインイベント)」**に関しては、いただいた最新のキャラクターリストに基づき、完璧に修正したものを出力いたします。

    こちらのシーンをご確認いただきつつ、**残りの参加者の状況(リザルト用)**を教えていただければ幸いです。

    …(哀)

    やることやって家に帰ったらこれまでの話を送るけどそれで駄目ならこのロワは完全破綻っス、(手際が悪すぎて)

  • 43二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 15:04:10

    >>42

    …元気出して…

  • 44二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 15:31:43

    >>42

    スレモブ……待ってるよ…

  • 45心配症の周師匠26/01/05(月) 17:14:15

    入力中の…周師匠だ
    最悪の事態があってもいいようにプロンプトにはこちらに闇のフィクサーや協力者を誰にしたか提示するよう設定スべきだったと思う それがボクです

  • 46心配症の周師匠26/01/05(月) 18:22:32

    ようやっと過去の話を読み込ませたのと今後似たような事が起こってもいいように大まかな流れや選出したフィクサー達を教えてもらった…それがボクです
    13ターン目の訂正とか終わったらやれるのん…

  • 47心配症の周師匠26/01/05(月) 19:27:01

    13ターン目


    【私立クサカベ高校・空き教室】


    住宅街が虚無に飲み込まれたことで、多くの参加者が唯一の残存建造物群であるこの高校へと流れ込んでいた。 かつて生徒たちが学んだであろう教室で、銀狼は教卓に腰掛け、携帯ゲーム機に没頭していた。

    「お! 銀狼じゃん! 久しぶりだな〜!」


    廊下から顔を出したデンジはぱあっと表情を明るくし、尻尾を振る犬のように銀狼へ駆け寄った。避難先で、以前エサをくれた「飼い主候補」を見つけ、嬉しそうにその隣へ滑り込む。

    「……ん? ああ、デンジか。また会ったね」


    銀狼は視線を画面から外さずに淡々と答えるが、その声色は拒絶しているわけではなく、むしろゲーム仲間を受け入れるような砕けた響きがあった。

    「ちょっと貴方たち! 状況わかってるの? 女神である私の前で、よくそんな緊張感のない会話ができるわね!」


    窓からふわりと入ってきたイシュタルが、腰に手を当て、呆れたように二人を指差した。不満げに頬を膨らませるその姿は、冷徹な王などではなく、どこか親しみやすさを残した「世話焼きな美少女」そのものだ。


    「せっかく私がその気になってるんだから、もう少し敬いなさいよ。……まったく、これだから人間ってやつは」

    「お? なんだこのキラキラしたの……すげえ美人じゃん。銀狼のツレか?」


    デンジはイシュタルの美貌を見るなり、先ほどまでの適当な態度を少し改め、鼻の下を伸ばして銀狼に尋ねる。女性にはめっぽう弱い彼の「チョロさ」が顔を出した。

    「違うって。……あー、もう。デンジが騒ぐからコンボ途切れた」


    銀狼が面倒そうに返すと、その場の空気を支配するかのような、凛とした、しかし幼さを残した声が教室の入り口から響いた。

    「盤上が賑やかだね。……僕の許可なく、勝手に駒を進めないでくれるかな?」

  • 48心配症の周師匠26/01/05(月) 19:29:33

    現れたのは、この校舎を拠点としていたケリュドラ――その異名の一つ、『皇帝(カイザー)』の名を冠する小柄な少女だ。背後には、護衛の有馬貴将が音もなく控えている。 彼女は興味深そうに目を細め、デンジと銀狼、そしてイシュタルを交互に見やる。その瞳には、戦場をチェス盤として捉える支配者としての色が宿っていた。

    「ま、悪くないよ。余興もまた、覇道の一興ってね。……おい、白刃卿。客人に茶の一杯でも出してやれ」

    「……了解」


    有馬は無表情のまま、職員室から調達した急須と湯呑みを準備し始めた。 奇妙なことに、異なる陣営の4人(+1人)が、一時的な膠着状態として同室に会することとなった。

  • 49心配症の周師匠26/01/05(月) 19:34:50

    【他負花庭病院・薬品倉庫】

    「……ッ、ハァ……ハァ……」


    薄暗い倉庫の中で、滝澤政道が荒い呼吸を繰り返していた。 憎しみの女王(大蛇)との戦闘、そしてジャンヌ・オルタの乱入。生き残りはしたものの、再生によるカロリー消費は激しく、飢餓感が限界に達していた。

    「肉……肉がねぇなら……薬でもなんでも……」


    彼が震える手で鎮痛剤の瓶を掴もうとした、その時。 暗闇から銃口が突きつけられた。

    「……動くな」


    ジョン・ウィックだ。 彼は棚の隙間に身を潜め、この狂った喰種の動向を監視していた。

    「あァ……? なんだテメェ……。俺を……邪魔すんのか……?」


    滝澤がゆっくりと振り返る。その瞳は焦点が合わず、口元からはよだれが垂れている。だが、彼はすぐに狂気的な笑みを貼り付け、虚勢を張った。

    「警告は一度だけだ。去れ」


    「ハッ! 黒いスーツ(喪服)なんて着込んじゃってェ! お悔やみ申し上げますってか? 誰の葬式だァ? 俺のか?」


    滝澤は両手を広げ、舞台俳優のように大げさに肩をすくめる。

    「残念! 主役は遅れてやってくるんだよォ!!」


    ドォン!!

  • 50二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 19:36:41

    終末に向かってるのお
    ですねえ

  • 51心配症の周師匠26/01/05(月) 19:38:00

    ジョンが躊躇なく発砲。弾丸は滝澤の額を正確に貫く。 だが、滝澤の首がガクンと後ろに折れた直後、バキリと音がして元の位置に戻った。 弾痕が瞬く間に肉で埋まっていく。

    「イてぇなぁ……!! なあオッサン、あんたプロなら教えてくれよォ。体に穴が開いたら風通しが良くなって涼しくなって……って、なるわけねぇだろッ!! 腹が減るだけなんだよォォッ!!」

    滝澤の背中から赫子が噴出し、狭い倉庫内で暴れまわる。 過去の罪悪感を「怪物」としての狂気で塗りつぶし、彼は飢えた獣として襲いかかる。


    ジョンは眉一つ動かさず身を屈め、床を滑るように回避しながらアサルトライフルに持ち替えた。 閉鎖空間での、プロの殺し屋と暴走する半喰種の殺し合い(キル・ゲーム)が幕を開ける。

  • 52二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 19:40:55

    おもしれーよ

  • 53心配症の周師匠26/01/05(月) 19:43:51

    【中央交差点・跡地】

    灼熱のクレーターと化した交差点。 エスカノールは、太陽の如き熱気を放ちながら、悠然と歩を進めていた。


    「……む」

    その行く手を、一人の男が遮る。 漆黒のスーツに、黒い手袋。ローランだ。 彼は凄惨な破壊の跡地を見回し、呆れたように肩をすくめた。


    「こりゃ酷いねぇ。都市の裏路地でも、ここまで派手にやる奴はそういないぜ」


    「……我に意見するか、有象無象」


    エスカノールが見下ろす。 その圧力は、先ほどのリカルド戦よりも増している。正午に近づくにつれ、彼の力は天井知らずに高まっていた。

  • 54心配症の周師匠26/01/05(月) 19:45:19

    「意見なんて滅相もない。ただ、ここを通るなら……通行料を払ってもらおうかと思ってね」


    ローランの手には、いつの間にか黒い手袋から取り出された大剣が握られている。


    「……通行料だと? 面白い。このエスカノールから奪えるものなら、奪ってみせよ」

    「安い命で良ければ、頂いていくよ」

    ローランの姿が掻き消える。 音がない。気配がない。 『黒い沈黙』の名の通り、認識の外から放たれた一撃が、エスカノールの鋼鉄の皮膚を切り裂いた。


    「……ほう」


    エスカノールの頬に、一筋の血が流れる。 彼は驚くこともなく、ただ口元の笑みを深くした。

    「ハエが止まったかと思ったが……蚊ほどには刺すようだな」


    傲慢なる太陽に対し、復讐の暗殺者が踊る。 力と技、光と闇の激突が始まろうとしていた。


    >>52

    感謝します(ガシッ)

  • 55心配症の周師匠26/01/05(月) 19:52:09

    【私立クサカベ高校・屋上】

    階下の教室でケリュドラたちが茶会(?)を開いている頃。 屋上には、バルナバス・ザルムが一人佇んでいた。

    彼は空を見上げていない。 彼が見ているのは、校庭の隅。 そこに、巨体のセファールと、寄り添う放浪者が座り込んでいた。


    「……目覚めの時は近いか。星を滅ぼす巨神よ」


    バルナバスが手を掲げる。

    「だが、神のシナリオに、その脚本は記されていない。……斬り捨てる」


    彼の背後に、オーディンの巨影が顕現する。 手には、空間をも断ち切る斬鉄剣。 彼は容赦なく、まだ覚醒しきっていないセファールに向けて、必殺の一撃を放った。

    「『斬鉄剣』」


    音速を超え、空間ごと寸断する不可視の斬撃が、校庭へと走る。

    「……!!」


    放浪者が反応した。 彼はセファールの前に飛び出し、その小さな身体で「影の衣」を展開。 しかし、相手は召喚獣の力。受け止めきれるものではない。


    ズンッ……!!

  • 56二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 19:53:48

    ぶつかっとるのお強者達
    ですねえ

  • 57心配症の周師匠26/01/05(月) 19:54:28

    大地が裂ける音。 砂煙が晴れた時、そこには――。

    傷一つないセファールと、その前に立ち、ボロボロになったマントを風になびかせる放浪者の姿があった。 彼は自身の「釘」を犠牲にし、斬撃の軌道を僅かに逸らしたのだ。

    「……ほう。虫ケラかと思ったが、神の刃を弾くか」


    バルナバスは眉一つ動かさず、しかしその瞳に僅かな興味の色を宿した。

    「よかろう。矮小なる身で神に抗うその『意志』……見定めるに値する」

    彼はゆっくりと剣を構え直す。それは羽虫を払う動作ではなく、敵対者を迎え撃つ王の所作であった。


    13ターン目

    生存者

    デンジ(銀狼・イシュタル・ケリュドラと高校の一室で会合。美女たちに囲まれ満更でもない)/銀狼(ケリュドラに場所を提供され、ゲームを続行)/イシュタル(ケリュドラの態度に反発しつつも、成り行きで同席)/ケリュドラ(支配者として振る舞い、有馬に茶を入れさせる余裕)/有馬貴将(ケリュドラの命で茶汲み。シュールな光景)/滝澤政道(病院で薬を漁る最中、ジョン・ウィックと遭遇。「葬式」のジョークを飛ばしながら交戦)/ジョン・ウィック(滝澤の再生能力に苦戦しつつ、的確に急所を狙い続ける)/エスカノール(ローランと遭遇。初撃で傷を負うも余裕の態度)/ローラン(エスカノールの強さを認めつつ、静かに狩りを開始)/バルナバス・ザルム(セファールを危険視し斬鉄剣を放つ)/放浪者(バルナバスの斬撃からセファールを守る)/セファール(放浪者に守られ、徐々にその力を覚醒させつつある)/瀬戸内若冲/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕


    死亡者

    前までと同様

  • 58心配症の周師匠26/01/05(月) 20:13:51

    14ターン目


    【他負花庭病院・廊下】

    「ヒハハハ! 鬼ごっこは終わりかァ!?」


    滝澤政道が壁を蹴り、天井を這うようにしてジョン・ウィックに迫る。 その背中の赫子は不規則に蠢き、結晶弾をショットガンのように撒き散らす。

    ジョンはスライディングでストレッチャーの下を潜り抜け、炸裂する結晶片を回避する。 即座に立ち上がりざま、アサルトライフルを連射。狙いは頭部ではなく、関節部。 膝、肩、肘。 再生能力がある相手に対し、行動力を奪う部位破壊(リム・ショット)に切り替えたのだ。

    「グッ……! あァ!? 足が……動かねぇ……!」


    滝澤が体勢を崩し、無様に床へ転がる。 だが、彼はすぐに折れた足を無理やり手で戻し、痛みを快楽に変えたように笑う。

    「イイねェ……! 捜査官(プロ)のやり口だ……! 懐かしくて涙が出そうだぜェ!!」

    「……」


    ジョンは無言でリロードを行う。 相手は痛みを恐れない。むしろ楽しんでいる。 (火力が足りない) 彼は戦術的撤退を選択。ポケットから焼夷グレネードを取り出し、ピンを抜いて転がすと、非常階段へと姿を消した。

    「熱ッ!? アチャチャチャ! 焼き肉パーティーかよォ!!」


    燃え盛る炎の中で、滝澤の狂った笑い声だけが響いていた。

  • 59心配症の周師匠26/01/05(月) 20:15:44

    【中央交差点・跡地】

    「ぬんッ!」


    エスカノールが神斧リッタを振るう。 単なる横薙ぎ。だが、その風圧だけで周囲の瓦礫が吹き飛び、ビル風のような衝撃波が発生する。

    「おっと。危ない危ない」


    ローランは紙一重でそれを回避する。 彼の動きは人間離れしているというよりは、極限まで無駄を削ぎ落とした職人のそれに近い。 手袋から取り出した二刀の短剣で、エスカノールの腕を斬りつけるが、鋼鉄の筋肉に阻まれ、浅い傷しかつかない。

    「……硬いねぇ。都市の『爪』よりタチが悪い」


    ローランがぼやく。 真正面からの殴り合いは自殺行為だ。彼は瞬時に判断し、戦法を切り替える。 手袋からスモーク・グレネードのような煙幕を散布し、視界を奪う。

    「小細工を。そのような煙で、太陽の輝きを隠せると思ったか」


    エスカノールが全身から熱気を放つ。 ジュワッ!! 煙が一瞬で蒸発し、視界が晴れる。だが、そこにローランの姿はなかった。

    「……逃げたか。賢明な判断だ」


    エスカノールは追いかけることはせず、鼻を鳴らして再び歩き出した。

  • 60心配症の周師匠26/01/05(月) 20:22:44

    【私立クサカベ高校・校庭】

    「……そこをどけ。小さき者」


    バルナバス・ザルムが、静かに宣告する。 彼の背後に浮かぶオーディンの影が、再び斬鉄剣を構える。

    放浪者は無言のまま、釘を抜く。 その瞳は、ただの黒ではない。光すら飲み込む、深淵の「虚無(ヴォイド)」。 かつて絶対的な光の神(ラディアンス)さえも葬り去った、神殺しの器。

    「ほう……?」


    バルナバスの眉がピクリと動く。 ただの虫ケラではない。目の前の小さな影から立ち昇る、底知れぬ暗黒の気配。 それはドミナントやベアラーとも違う、神の理すら食い破る異界の力。


    「面白い。貴様もまた、神を屠りし者か」


    バルナバスが歓喜にも似た笑みを浮かべる。 手加減は無用。彼は王として、対等の敵として全力の一撃を放つ。

    「『斬鉄剣』」


    空間ごと寸断する不可視の斬撃。 放浪者は逃げない。全身から黒い粒子を噴出させ、「影の衣」を纏って斬撃の軌道へと突っ込む。


    ザンッ……!!


    空間がズレる音。 放浪者のマントが切り裂かれる。だが、その本体は漆黒の影となって刃をすり抜け、バルナバスの懐へと肉薄していた。


    「……!!」

    放浪者が上空へ跳躍。 頭上から黒い叫びと共に、強大な虚無の波動を叩きつける。 『アビスの叫び(アビス・シュリーク)』

  • 61二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 20:23:55

    ローラン見事やな…

  • 62心配症の周師匠26/01/05(月) 20:24:06

    ズオオオオオオッ!!

    「ぬぅッ!!」


    バルナバスが咄嗟に剣で防御する。 重い衝撃。王の足が、コンクリートを砕いて沈み込む。

    「見事だ……! その小さき躯(からだ)に、虚無の海を飼っているか!」


    二つの人知を超えた力が拮抗する。 だが、その余波は背後にいたセファールへと及ぼうとしていた。 バルナバスが放った斬撃の余波、真空の刃が、無防備な彼女へ襲いかかる。


    放浪者は気づく。 彼は追撃をやめ、空中で身を翻した。 「影の衣」のクールタイムは終わっていない。彼は生身の身体で、セファールの前へと滑り込む。


    ドシュッ!!


    鈍い音。 放浪者の小さき身体が、鋭利な真空刃に弾き飛ばされた。 仮面の一部が砕け、黒い「影」が血のように溢れ出す。

    「……ッ!!」


    彼は地面に叩きつけられ、動かなくなった。 神を殺せる力を持ってしても、友を守るために盾となったのだ。


    「……愚かな。剣を捨てて盾となるとは」


    バルナバスが剣を下ろす。 だが次の瞬間、校庭の空気が変わった。 気温が下がるのではない。重力すら歪むような、圧倒的な質量のプレッシャー。

    「……どうして……」


    セファールが震えている。 その瞳から理知的な光が消え、太古の記憶――文明を焼き尽くす「捕食遊星」の端末としての本能が、殻を破って溢れ出す。

    「どうして……私の友達を……壊すの……!!」

  • 63心配症の周師匠26/01/05(月) 20:25:41

    ズズズズズ……ッ!!


    彼女の身体を中心にして、虹色の光条が噴き上がる。 それは単なる魔力放出ではない。世界そのものを書き換える、巨神覚醒の狼煙。 バルナバスでさえ、その光圧に目を細め、一歩後退した。

    「……来たか。星を蝕む巨神よ」


    中断ッ やることやってくるのん

    感想とか考察待ってるよ…

  • 64二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 20:31:02

    ケリュドラが妙にフレンドリーなのがこわっこえーよ

  • 65心配症の周師匠26/01/05(月) 21:38:18

    少しだけ時間ができた…周師匠だ

    このターンのラストまでやって風呂はいるのん


    【私立クサカベ高校・空き教室】


    「うわっ!? 何!?」


    窓ガラスが割れ、突風が教室に吹き込む。 銀狼は素早くゲーム機を庇い、デンジは驚いて机の下に潜り込んだ。

    「な、なんだぁ!? 地震か!?」 「違うわよ! この魔力……ただ事じゃないわ!」


    イシュタルが即座に窓へ駆け寄り、校庭を見下ろす。 そこには、光に包まれながら巨大化していくセファールの姿があった。 その姿は、かつて彼女たちの神話体系さえも蹂躙した「白い巨人」の片鱗そのもの。

    「嘘でしょ……。『セファール』!? なんであんな厄介なものがここにいるのよ!?」


    イシュタルの顔色が変わる。

    一方、ケリュドラは動じることなく、優雅に紅茶を啜った。 だが、その目は冷徹に光っている。


    「……ふむ。神殺しの虚無が、巨神を目覚めさせたか。ドラマチックな展開だ」


    彼女は有馬に目配せをする。 有馬は無言で頷き、アタッシュケース(IXA)を手に取った。

    「さて、諸君。どうやらティータイムは終了のようだ」

    ケリュドラが立ち上がる。 校庭では、悲しみと怒りに染まった白い巨神が、その咆哮を上げようとしていた。

  • 66心配症の周師匠26/01/05(月) 21:47:41

    14ターン目 生存者 デンジ / 銀狼 / イシュタル / ケリュドラ / 有馬貴将 / 滝澤政道(ジョン・ウィックと交戦。足を撃たれるも再生し、笑いながら戦闘継続) / ジョン・ウィック(滝澤の異常性に撤退を選択) / エスカノール(ローランを退ける) / ローラン(エスカノールから逃走) / バルナバス・ザルム(放浪者の実力を認めつつ、セファール覚醒を誘発) / 放浪者(神殺しの力でバルナバスと渡り合うも、セファールを庇い重傷) / セファール(放浪者が傷ついたことで、巨神としての力が暴走・覚醒開始) / 瀬戸内若冲 / ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕

    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王

  • 67心配症の周師匠26/01/05(月) 21:48:55

    15ターン目


    【全エリア一斉放送】


    突如、亜仁満町の空が赤く染まった。 これまでの「虚無」の浸食とは比にならない、世界そのものを強制終了させるような警報音が鳴り響く。 参加者全員のタブレットがロックされ、真っ赤な画面に警告文字が浮かび上がる。


    『警告。フェーズ移行条件の達成を確認』 『これより、最終エリア縮小プロセスを実行します』


    無機質で、慈悲のない機械音声が戦場に宣告する。 それはゲームの進行というよりは、実験の次段階へ進むための事務的な処理のようだった。


    『対象エリア:キリュウ横丁、ソンオウホテル、中央交差点、他負花庭病院』 『当該エリアは60秒後に完全消滅します』


    『最終安全地帯(セーフエリア):私立クサカベ高校』


    『繰り返します。生存適性を持つ個体は、速やかに指定ポイントへ集結してください。退避不能な場合、データは削除されます』


    【私立クサカベ高校・放送室】

    マイクのスイッチを切り、ケリュドラは満足げに椅子に深く座り直した。 彼女の手には、ハッキングによって掌握した……否、最初から彼女に与えられていた「管理者権限」が表示されたタブレットがある。

    「盤上の整理は終わった。……さあ、蟲毒の壺へようこそ」


    彼女は窓の外、校庭で膨れ上がる光を見下ろす。 そこには、システムの強制力をも超える「破滅の巨神」が、悲しみの産声を上げていた。


    風呂に入ろうと思ったが薬品流すためにしばらく時間が空いた…周師匠だ

    ちょっとやるのん

  • 68二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 21:50:40

    >>1

    あざーす

  • 69心配症の周師匠26/01/05(月) 21:51:06

    【他負花庭病院・廊下】

    「チッ……!」


    ジョン・ウィックは放送を聞くや否や、即座に窓ガラスを蹴り破った。 躊躇はない。彼は病院の2階から飛び降り、受け身をとって走り出す。 背後で、病院の建物がデータノイズとなって分解され始めていた。

    「オイオイオイ待てよォ! まだ食事中だろうがァ!!」


    窓から滝澤政道が飛び出してくる。 彼の足元、病院の床が虚無に飲まれ消失していく。 死への恐怖よりも、獲物に逃げられることへの飢餓感が彼を突き動かしていた。

    「逃がさねぇぞ喪服野郎! デザートはテメェの脳漿だァ!!」


    二人は崩壊する世界を背に、唯一の生存圏である高校を目指して疾走する。

  • 70心配症の周師匠26/01/05(月) 21:52:54

    【中央交差点・跡地】

    「……やれやれ。休憩する暇もありゃしない」


    ローランは舌打ちをし、黒い手袋を直しながら駆け出した。 もはや隠密行動などしていられない。背後から迫る「世界の終わり」は、どんな手練れのフィクサーでも防げないからだ。


    一方、エスカノールは動かない。 彼は迫りくる虚無の壁を、腕を組んで睨みつけていた。

    「……我に指図するとは、生意気な空間だ」


    彼は太陽の熱で周囲の空気を歪ませる。 だが、エリア縮小は物理攻撃ではない。世界のルールの書き換えだ。 エスカノールの足元の地面が消えかける。

    「……ふん。致し方ない。太陽は沈まぬが、場所を変えるのもまた一興」


    彼は「逃げる」のではなく、「場所を変えてやる」という傲慢な理屈で、ゆっくりと、しかし大股で高校の方角へと歩き出した。

  • 71心配症の周師匠26/01/05(月) 22:03:13

    【私立クサカベ高校・校庭】

    『……あ……あぁ……ごめんなさい……』

    校庭の中心で、セファールは巨大化していた。 10メートル、20メートル……その白い巨体はさらに膨張し、校舎を見下ろすほどのサイズへと変貌していく。 肌には虹色の文様が浮かび上がり、その手には、文明を焼き尽くすための莫大なエネルギーが、剣の形を成して収束していく。


    しかし、その口から漏れるのは、破壊者の咆哮ではなかった。 大気を震わせるほどの質量を持った、悲痛な謝罪の言葉だった。

    『……壊したくないのに……壊れてしまう……』 『……私が動くと……みんな、死んでしまう……』


    彼女の意思とは裏腹に、防衛本能と破壊プログラムが肉体を駆動させる。 流れる涙は光の粒子となり、地面に落ちるたびに校庭のアスファルトを融解させた。

    「……あ……ああ……」


    校舎の窓辺で、イシュタルがガタガタと震えだした。 女神である彼女だからこそ、理解できてしまう。 目の前の存在が、かつて神々を蹂躙し、古代文明を滅ぼした「白い巨人(ヴェルバー02)」そのものであると。


    「なんで……なんでコイツがここにいるのよォ!! 無理無理無理! あんなの勝てるわけないでしょ!! 私たち神霊の天敵なのよッ!?」


    イシュタルがパニックになり、銀狼にしがみつく。

    「ちょ、離してよ。エイムがズレる」 「そんなこと言ってる場合!? 死ぬわよ!? 全員ペチャンコよ!?」

    「すっげえええええ!! デッカい女!!」


    デンジだけは、窓に張り付いて目を輝かせていた。 恐怖という感情が欠落しているのか、あるいは「デカい女」という事実に興奮しているのか。

  • 72心配症の周師匠26/01/05(月) 22:04:24

    「なぁ銀狼! あいつ倒したら、なんかいいことあるか!? 胸揉ませてくれるとか!?」

    「……ハァ。デンジって本当ブレないね」

    銀狼は呆れつつ、素早くタブレットを操作する。

    「……ん? このエリア縮小のプログラム……外部からのハックじゃない。内部からの正規コマンドだ」

    彼女の視線が、鋭く光る。 その目は、同室で優雅に紅茶を飲んでいた「皇帝」へと向けられた。


    校庭では、バルナバス・ザルムが、見上げるような巨神に対し、一歩も退かずに剣を構えていた。

    「……嘆くか、破壊の化身よ。その涙ごと、我が剣で断ち切ろう」


    彼は宙に浮き上がり、オーディンの全魔力を解放する。 人間と、神と、泣き叫ぶ巨神。 縮小された最後の檻の中で、最終決戦の幕が上がる。

  • 73二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 22:06:16

    素直にセファールと仲の良かった放浪者を復活させればいいと思われるが…
    全ての元凶はバルナバスだっ

  • 74心配症の周師匠26/01/05(月) 22:06:16

    15ターン目

    生存者 デンジ / 銀狼 / イシュタル / ケリュドラ / 有馬貴将 / 滝澤政道 / ジョン・ウィック / エスカノール / ローラン / バルナバス・ザルム / 放浪者(重傷、気絶中) / セファール(意思に反して覚醒。涙を流しながら破壊を開始) / 瀬戸内若冲(移動中) / ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(移動中)

    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王

  • 75心配症の周師匠26/01/05(月) 22:33:06

    若冲がお絵かきし始めたけど再出力どないする?

  • 76心配症の周師匠26/01/05(月) 22:48:27

    バルナバスは雷使うのか教えてくれよ
    バルナバス既知モブがいたらそれだけ知りたいのん

  • 77二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 22:54:54

    wikiの技一覧見た感じ多分使わない…と思う

  • 78心配症の周師匠26/01/05(月) 22:58:49

    >>77

    あざーす(ガシッ)

    やっぱそうっスよね 修正してくるのん

    ご飯食べるから待っててなあっ

  • 79二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 23:29:34

    これ特別なプロンプトとか使ってるタイプ?

  • 80心配症の周師匠26/01/05(月) 23:29:35

    16ターン目


    【私立クサカベ高校・空き教室】

    「……おい、どういうことだ銀狼。こいつが黒幕ってことか?」


    デンジがポカンとした顔で、教卓に座るケリュドラを指差す。 イシュタルもまた、窓の外の巨神への恐怖を一瞬忘れ、目の前の少女を睨みつけた。

    「貴方……私たちをこんな所に閉じ込めて、何が目的よ!? 神霊(わたし)をオモチャにしようなんて、タダで済むと思ってるの!?」


    殺気立つ室内。だが、ケリュドラは優雅にティーカップを置くと、パチパチと小さく拍手をした。

    「素晴らしい。盤面のノイズに紛れながら、運営(ぼく)の喉元まで辿り着いたその嗅覚……褒めてやろう」


    彼女は隠す素振りも見せず、傲然と足を組んだ。 その態度こそが、彼女がこの狂った遊戯の支配者であることの何よりの証明だった。

    「目的? 単純なことだ。私は『皇帝(カイザー)』として、最強の駒(ポーン)を求めている。この閉じた箱庭で、あらゆる理不尽を生き残り、神すら殺す可能性を秘めた……至高の一手をね」


    彼女の視線が、有馬貴将の背中を、そして窓の外で戦うバルナバスや暴走するセファールを舐めるように動く。


    「だが、君たちは少々『騒がしい』。観戦の邪魔だ」


    ケリュドラが冷徹に告げると同時に、有馬貴将がアタッシュケースを開放した。 展開されるクインケ『IXA(イグザ)』。 それは防御壁となり、同時に無数の刺突を放つ槍となる。

    「白刃卿。掃除の時間だ。……その羽虫どもを排除しろ」

    「……了解」

  • 81心配症の周師匠26/01/05(月) 23:30:49

    有馬が動く。 予備動作のない刺突が、デンジの眉間を狙って放たれる。

    「あぶねっ!?」


    デンジは反射的に仰け反り、頬を切り裂かれながらも回避する。 チェンソーのエンジンを噴かし、彼は叫んだ。

    「テメェ! 飯食わせてくれそうな顔して、殺しに来んのかよ!?」

    「悪いな。俺は命令には従う主義だ」


    有馬は表情を変えず、流れるような動作でイシュタルへ追撃の雷撃(ナルカミ)を放つ。 狭い教室内で、支配者陣営 vs 生存者(デンジ・銀狼・イシュタル)の乱戦が勃発した。


    >>79

    別にィ…後で見せるけどなんならまだ改善の余地大アリなんだよね

  • 82二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 23:31:41

    いけっー淫売の息子っー

  • 83心配症の周師匠26/01/05(月) 23:36:34

    【私立クサカベ高校・校庭】

    『うぅ……あああああッ!!』


    セファールの涙が止まらない。 彼女が手を振るうたびに、校舎の一部が消し飛び、地面がえぐれる。 その圧倒的な破壊力の前に、バルナバスは空中を自在に舞いながら剣閃を浴びせ続ける。

    「斬り捨てると言ったはずだ」


    バルナバスが斬鉄剣を振るう。 放たれるのは空間そのものを断ち切る、漆黒の斬撃。 無数の黒い刃がセファールの巨体を切り刻む。 だが、傷口から血は流れない。切断面が白く発光したかと思うと、瞬時に癒着し、それどころか彼女の巨体がさらに一回り膨張した。

    「……ッハ!」


    バルナバスの喉奥から、抑えきれない笑いが漏れた。 眉をひそめるどころではない。彼の瞳は、獲物を見つけた猛獣のように、あるいは神を見る信徒のように爛々と輝いている。

    「良いぞ……! 我が斬撃を『糧』とするか!!」


    文明を滅ぼす捕食遊星の尖兵。彼女のスキル「魔力吸収」は、中途半端な攻撃を学習・無効化し、自身の成長エネルギーへと変換してしまう。 戦力の逐次投入など悪手中の悪手。彼女を倒すには、学習される前に「規格外の最大戦力」で一気に叩き潰すしかない。


    並の戦士ならば絶望する特性。だが、バルナバスは違った。 彼は狂ったように嗤いながら、全身からどす黒い闘気を噴き上げる。

    「斬り甲斐のある『器』だ……!! ならば、貴様という器が溢れ、砕け散るまで……我が神の力を注ぎ込んでやろう!! 互いの命が果てるその刹那まで!!」


    彼が理性をかなぐり捨て、さらなる一撃を放とうとした、その時。

  • 84心配症の周師匠26/01/05(月) 23:38:41

    校門を突き破り、灼熱の太陽が乱入した。

    「ぬんッ!!」


    エスカノールだ。 彼は跳躍し、神斧リッタをセファールの巨大な足に、全力で叩きつけた。 ドォォォォォォン!! 小細工なし。魔術的理屈すらねじ伏せる、圧倒的質量の暴力。 「学習」する暇すら与えぬ一撃が、巨神の姿勢を大きく崩させた。


    「……む。足元がお留守だぞ」


    エスカノールは地面に着地し、傲慢に巨神を見上げ、そして空に浮く王を見上げた。

    「我を見下ろすなと言ったはずだ。……それに、女を泣かせて戦うなど、王の風上にも置けぬな」


    エスカノールはセファールの涙を見て、不快そうに鼻を鳴らす。 傲慢な彼は、自身の力でねじ伏せることはあっても、相手の意に反して暴れさせるような「支配」を嫌う。

    「……邪魔立てするか、太陽の化身よ」


    バルナバスの声色が、僅かに低くなる。 彼の周囲に漂う魔力が、静寂から激情へとシフトし始める。 獲物を横取りされた不快感と、新たな強者への興味が入り混じる。

    「邪魔ではない。我こそが、この場の頂点(ルール)であると教えてやるだけだ」


    巨神セファール、国王バルナバス、傲慢の罪エスカノール。 三つの規格外(モンスター)が、狭まった校庭で対峙する。

  • 85心配症の周師匠26/01/05(月) 23:42:32

    【私立クサカベ高校・廊下】

    「退け! 退けぇぇぇ!!」


    滝澤政道が、狂ったように廊下を駆ける。 その後ろから、ジョン・ウィックがハンドガンを構えて追走するが、彼もまた足を止めた。 校庭側の壁が吹き飛び、巨大な光の剣(セファールの攻撃)が廊下を薙ぎ払ったからだ。

    「……クレイジーだ」


    ジョンは即座に踵を返し、別ルートを探す。 一方、滝澤はその光景を見て、歓喜に震えた。

    「ヒハッ! すっげェ! なんだありゃ!? 怪獣大決戦か!?」


    彼は恐怖よりも好奇心が勝り、崩れかけた壁から校庭へと飛び出した。

    「混ぜろよオラァ!! 俺も腹減ってんだよォ!!」


    その直後、黒い旗を担いだジャンヌ・ダルク〔オルタ〕が、階段を駆け上がってきた。

    「ハァ、ハァ……! 何なのよ一体! エリアは消えるわ、デカブツは暴れるわ……!」


    彼女は廊下の惨状を見て毒づくが、ふと、窓の外で泣き叫ぶセファールの姿を目にする。

    「……あいつ、泣いてるの?」


    以前倒した憎しみの女王と同じ。 ただ破壊するためだけに存在させられ、その運命に泣いている怪物。 ジャンヌ・オルタの瞳に、複雑な色が浮かぶ。

    「……チッ。どいつもこいつも、被害者ぶってんじゃないわよ」

  • 86心配症の周師匠26/01/05(月) 23:45:38

    【私立クサカベ高校・美術室】


    崩壊を免れた一室で、瀬戸内若冲は窓際にイーゼルを立てていた。 どこから調達したのか、絵筆を走らせている。 眼下で繰り広げられる神話級の戦い。それは彼にとって、至高の芸術的モチーフだった。

    「素晴らしい……! 破壊と再生、傲慢と悲哀! これぞ曼荼羅! これぞ人の業ですゥ!」


    彼は恍惚の表情で、筆を動かす。 背後でローランが、静かに部屋に入ってきた。

    「……呑気なもんだね、坊さん。ここもあと数分で瓦礫の山だぜ?」

    「おや、君は……。ふふ、死ぬ前に一枚、傑作を残したいと思いましてねェ」


    若冲は手を止めず、ローランに背を向けたまま問う。

    「君は描かないのですか? その仮面の下にある、復讐という名のドス黒い絵の具で」

    「……」


    ローランの目がスッと細められる。 彼は無言で剣を抜き、若冲の背後に立った。

  • 87心配症の周師匠26/01/05(月) 23:46:48

    16ターン目
    生存者 デンジ(教室内で有馬と交戦開始。いきなり殺されかけ激怒) / 銀狼(ケリュドラを告発するも、有馬に狙われ防戦一方) / イシュタル(有馬の攻撃を回避しつつ、ケリュドラへ反撃の隙を窺う) / ケリュドラ(正体を明かし、有馬に掃除を命じて高みの見物) / 有馬貴将(ケリュドラの守護者として、デンジら3人を圧倒) / バルナバス・ザルム(セファールの吸収能力を見て狂喜し、エスカノールとも対峙。三つ巴の様相) / エスカノール(セファールへ最大火力を叩き込み、バルナバスのやり方に不快感を示す) / セファール(泣きながら破壊を続けるレイドボス状態。攻撃を吸収し巨大化中) / 滝澤政道(校庭の乱戦に乱入) / ジョン・ウィック(校舎内で安全な位置を確保しつつ、戦況を分析) / ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(セファールの姿に何か思うところがあり、戦場へ近づく) / 瀬戸内若冲(戦場をスケッチ中) / ローラン(若冲と遭遇) / 放浪者(気絶中)

    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王

  • 88二次元好きの匿名さん26/01/05(月) 23:56:20

    笑ってしまう
    AIからすれば若冲も強キャラなのか

  • 89心配症の周師匠26/01/05(月) 23:57:53

    >>88

    本当に笑ってしまうんだよね 酷くない?

    あと17ターン目結構手を焼いてるのん

  • 90心配症の周師匠26/01/06(火) 00:07:59

    17ターン目


    【私立クサカベ高校・美術室】

    「……」


    ローランの大剣が、音もなく空気を裂く。 殺気すら消した、認識外からの一撃。

    「ドスコイッ!!」


    瀬戸内若冲が振り返りざま、強烈な張り手を繰り出す。 極限まで鍛え上げられた筋肉と脂肪の鎧、そして相撲の奥義が、鋼鉄の刃を正面から受け止めた……かに見えた。


    しかし。


    「……おやァ?」


    若冲の視界が、不自然にグラついた。 張り手を繰り出したはずの右腕が、肘から先で消失している。 遅れて、噴水のような鮮血が舞った。


    「あ、あれェ? 私の手……どこに行ったんですかァ?」


    彼は状況が理解できず、キョロキョロと周囲を見回す。 その隙だらけの胴体に、ローランの次なる斬撃――目にも止まらぬ三連撃が走った。

    ザンッ、ザンッ、ザンッ。

  • 91心配症の周師匠26/01/06(火) 00:09:02

    「……?」


    痛みはない。ただ、お腹が急に熱くなった。 若冲はゆっくりと自分の太鼓腹を見下ろす。 袈裟懸けに裂けた衣服と脂肪の奥から、ピンク色の臓器がズルリとこぼれ落ちていた。


    「……な、なんですかあ……これはァ……」


    彼の顔から血の気が引き、脂汗が吹き出す。

    「お……お腹から……変なものが……出てるですゥ……」


    彼は震える手(残った左手)で、こぼれ落ちるそれを掬い上げようとする。 ヌルリとした感触。生温かい重み。


    「腸だ……腸が出てるですゥ……。しまわないと……これ、しまわないと……」

    「……悪いね。もう手遅れだ」


    ローランが冷徹に告げる。 彼は若冲の背後に立ち、介錯の剣を振り上げた。


    「ひぃっ!? ま、待ってください! 私はまだ……酒も……女も……!!」

    「地獄でやりな」


    ドスッ。


    ローランの剣が、脳天から垂直に突き刺さる。 若冲は白目を剥き、短い痙攣の後、こぼれ出た自分の中身に埋もれるようにして崩れ落ちた。 その死に顔は、恍惚など微塵もない、恐怖と混乱に歪んだ無様なものだった。

    「……汚れる仕事だ」


    ローランは血振るいをして納刀し、静かに部屋を出て行った。 キャンバスには何も描かれていない。ただ、現実の汚らわしい死体だけが転がっていた。

  • 92二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 00:10:47

    お見事っ化けの皮が剥がれて原作再現だあっ

  • 93心配症の周師匠26/01/06(火) 00:16:12

    【私立クサカベ高校・空き教室】

    「オラオラオラァッ!!」


    デンジがチェンソーを振り回し、有馬貴将に突っ込む。 だが、有馬は一歩も動かない。片手で持ったIXA(イグザ)の防御壁モードで、全ての斬撃を涼しい顔で受け止めている。

    「遅い」


    有馬がIXAを変形させる。槍モードによる超高速の突き。 ドスッ! デンジの腹部に風穴が開く。

    「ガハッ……!? い、ってェ……!」


    「神霊(わたし)を無視するんじゃないわよ! こっちがお留守よ!」

    イシュタルが天井から回り込み、指先から魔力放出(宝石)を乱射する。 有馬は背後を見ずに、もう一つのクインケ『ナルカミ』を取り出す。凝縮された電撃が、イシュタルを直撃した。


    バチバチバチッ!!


    「……終わりか」

  • 94心配症の周師匠26/01/06(火) 00:17:13

    有馬が残心を解こうとした瞬間。

    「終わるわけないでしょ、人間風情が!」

    電撃の煙を払い、無傷のイシュタルが舟(マアンナ)の上に立っていた。 彼女の周囲には、宝石による防御障壁が展開されている。

    「女神をナメないでよね。アンタ程度の雷、静電気みたいなものよ!」

    「……なるほど。硬いな」

    有馬は表情を変えず、ナルカミの出力を上げる。 一方的な蹂躙ではない。神と死神の攻防が拮抗し始めた。

    「……つまらないな」


    ケリュドラが退屈そうに呟く。 彼女は紅茶のカップを傾け、冷たい目で生存者たちを見下ろした。 「もっと足掻きなよ。絶望というスパイスがなければ、勝利の味も薄れる」

  • 95心配症の周師匠26/01/06(火) 00:18:40

    【私立クサカベ高校・校庭】

    『……痛い…………やめてください、これ以上は……』


    セファールの悲鳴は、金切り声ではない。 大気を震わせる重低音でありながら、その響きは理知的で、どこか事務的な哀願だった。 バルナバスの斬撃を受け、身体が削れるたびに、彼女は悲しげに瞳を伏せる。

    『……私は、壊したくない……。なのに、どうして……貴方たちは私を壊そうとするのですか……?』

    問いかけと共に、彼女の腕が振るわれる。 ただそれだけの動作で、衝撃波が真空の刃となり、校舎の壁をバターのように切り裂いた。

    「ハハッ……! 素晴らしい! その絶望的な強度、再生力! 我が剣を受けるに相応しい!!」


    バルナバスは狂ったように笑った。 普段の冷静な王の仮面は剥がれ落ち、そこにあるのは強敵との死合いに飢えた一人の戦士の顔だ。

  • 96心配症の周師匠26/01/06(火) 00:21:53

    「キリがねぇな、あのデカ女!」

    そこへ、滝澤政道が乱入する。 彼はセファールの足元を走り回りながら、赫子で攻撃を加えるが、巨神の皮膚には傷一つつかない。

    「ヒハッ! まるで怪獣映画の特撮セットじゃねぇか! だったら俺の役回りはなんだァ? 逃げ惑う市民か? それとも……」


    彼は瓦礫を蹴り飛ばし、セファールの脛に噛み付くように斬りかかる。

    「食いでのありそうな『メインディッシュ』に群がる、腹ペコの野良犬ってとこかァ!?」


    しかし、セファールは足元の羽虫に気づきもしない。彼女がわずかに足踏みをしただけで、滝澤は衝撃波で吹き飛ばされた。

    「ぶべッ!? ……硬すぎだろオイ!! 歯が立たねぇってレベルじゃねぇぞ!!」


    そこへ、エスカノールが歩み出る。 彼はバルナバスを見上げ、侮蔑の視線を送る。

    「……聞こえぬか、王よ。女がやめてくれと言っている」


    エスカノールが神斧リッタを構える。 彼の背後に、正午の太陽の幻影が浮かび上がる。 魔力ではない。純粋な熱量と、圧倒的な筋力。


    「痛みを終わらせてやるのが、強者の慈悲というものだ」

  • 97二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 00:23:49

    エスカノールか 普通にかっこいいぞ

  • 98心配症の周師匠26/01/06(火) 00:25:35

    エスカノールが地面を蹴る。 校庭が陥没し、彼は砲弾となってセファールの胸板へと突っ込んだ。(えっ)

    「『聖剣エスカノール』」


    ただの手刀。だが、その一撃は核弾頭にも匹敵する物理エネルギーを秘めている。 ドゴォォォォォォォォン!!!

    『……ぐ、うぅ……ッ!?』


    セファールの巨体がくの字に折れ、後方へと吹き飛ぶ。 校舎の一部を粉砕し、瓦礫の山へと沈む。 吸収できないほどの「純粋な暴力」。それが巨神を揺るがした。

    「……無粋な真似を」


    バルナバスが舌打ちをする。 だが、彼の目はすぐに輝きを取り戻した。倒れたセファールが、瓦礫の中でさらに巨大化し、立ち上がろうとしていたからだ。

    「……良い、良いぞ……!! その不条理な生命力、まさに神域!!」


    バルナバスが空中で剣を掲げる。 彼の魔力が爆発的に膨れ上がり、周囲の空間が黒く染まる。 空が割れ、オーディンの真の力が斬鉄剣に収束していく。

    「ならばこちらも礼を尽くそう……!! 全霊を以て、貴様という世界を断つ!!」

    「『斬鉄剣究極奥義・大斬鉄』!!」


    彼が構えに入った、その時。

  • 99二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 00:25:40

    バルナバスのオーディン顕現は忘れられがちだからそろそろさせてあげて欲しいと申します

  • 100心配症の周師匠26/01/06(火) 00:28:51

    「……どいつもこいつも、寄ってたかって……」

    黒い炎と共に、ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕が、立ち上がろうとするセファールの前に割り込んだ。 彼女は黒い旗を地面に突き刺し、エスカノールとバルナバス、そして周囲の全てを睨みつける。

    「いじめっ子のお遊戯はそこまでよ。……見てて不愉快なのよ、アンタたち」


    彼女にとって、意思に反して戦わされるセファールの姿は、かつて火刑台で焼かれた自分、あるいは憎悪のみで生み出された自分自身の境遇と重なって見えたのだ。

    「……ほう? 竜の魔女か。お前も私に刃向かうか」


    奥義の構えを解かず、バルナバスが愉悦に歪んだ声で問う。

    「刃向かう? 違うわね」


    ジャンヌ・オルタがニヤリと笑う。 その笑顔は、慈愛など欠片もない、復讐者の凶悪な笑み。

    「全員まとめて、私が焼くのよ。……このデカブツも、アンタらもね!!」

    彼女の周囲に、怨念の炎が渦巻く。 三つ巴ならぬ、四つ巴の乱戦。 カオスが極まる校庭で、気絶していた放浪者の指が、ピクリと動いた。

  • 101心配症の周師匠26/01/06(火) 00:30:07

    17ターン目 生存者 デンジ(有馬に腹を貫かれるも再生し、諦めずに特攻を繰り返す) / 銀狼(ハッキングの隙がなく防戦一方) / イシュタル(有馬の雷撃をマアンナで防ぎ、神霊としての格を見せつけ反撃開始) / ケリュドラ(有馬とイシュタルの拮抗を見て楽しんでいる) / 有馬貴将(3人を相手に優位を保つが、本気を出したイシュタルに警戒レベルを上げる) / バルナバス・ザルム(セファールの耐久力に狂喜し、『斬鉄剣究極奥義・大斬鉄』の構えに入る) / エスカノール(セファールに大ダメージを与える) / セファール(エスカノールの物理攻撃で吹き飛ばされるが、再生しつつさらに巨大化。悲痛な声を上げながら戦闘継続) / 滝澤政道(「怪獣映画の野良犬」を自称し、洒落を飛ばしながら乱戦に参加) / ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(セファールを庇うような立ち位置で乱入するが、全員焼くつもり) / ジョン・ウィック(校舎内で爆薬を設置中) / ローラン(若冲を始末し、次のターゲットを物色中) / 放浪者(意識を取り戻しつつある)


    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王 / 瀬戸内若冲(ローランに切り刻まれ、溢れ出た自身の中身に狼狽しながら無様に死亡)


    >>99

    伝えてくるのん、ごめんなあっ


    というわけでキリもいいし流石に寝る(えっ)

    (今日は予告すらロクに出来ずに)申し訳ありませんでした

  • 102二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 00:31:02

    強くなれ放浪者……お前はセファールの唯一のストッパーとなるのだ……

  • 103二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 00:35:21

    オヤスミーッ

  • 104心配症の周師匠26/01/06(火) 00:44:16

    寝る前に出力だけやったけどエミュが不安になってきた…周師匠だ
    多少のミスならこっちでなんとでもなるけどね!(グビッグビッ)

  • 105二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 03:07:41

    やっぱ条件揃った時のエスカノール強き者すぎる…

  • 106二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 07:24:47

    ケリュドラの人称や口調がブレてるような…!?

  • 107心配症の周師匠26/01/06(火) 07:29:12

    >>102

    いやあどんなふうに盤面変えていくんかのォ


    >>103

    オハヨーッ


    >>105

    エスカノールは強いってことだけ知ってたんスけどここまで無法だとは思わなかったのが俺なんだよね

  • 108心配症の周師匠26/01/06(火) 07:30:42
  • 109心配症の周師匠26/01/06(火) 09:47:08

    ケリュドラのエミュが難しい…周師匠だ
    目視できる範囲内で人称とか修正してるけどここ抑えといてほしい、或いは抑えとくとやりやすい部分とかあれば教えてくれよ

    ちなみに明日から妹と二人で家のことをやる関係でめちゃくちゃ忙しくなるから意地でも今日終わらせルと申します

  • 110二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 10:01:34

    >>109

    参考サイトにセリフがあるので参考にしてほしい…パヴェルと申します

    伝わるかわからんけどfateのギルガメッシュとか意識すると良い…と思う

    向こうと違って雑種とか言わないし慢心らしい慢心もしないけどね!グビグビ

    wikiwiki.jp
  • 111心配症の周師匠26/01/06(火) 10:08:14

    >>110

    感謝します(ガシッ)


    いやあまだ手動でなんとかなりそうとはいえセファールやバルナバスも崩れてきてる気がするのォ…

  • 112二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 10:14:09

    うーんこれまでの中でもかなり長丁場だから記憶力がちょいと微妙なGemini君が口調や人称ブレ始めるのも仕方ない本当に仕方ない
    あまり無理して気負いすぎず頑張ってほしいですね…マジでね

  • 113心配症の周師匠26/01/06(火) 11:06:20

    >>112

    最善は尽くすけどいまいちならごめんなあっ


    それとバルナバスってセファール戦で横槍入れられまくってるけどそういうのも含めて楽しむタイプなんスかね?それ次第で変わるところがあると思われる

  • 114二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 11:12:29

    >>113

    ハッキリ言ってめちゃくちゃわからない なので任せてもいいスか?

  • 115心配症の周師匠26/01/06(火) 12:05:07

    >>114

    わからない辺り原作では軍隊レベルでの戦争とかクライヴとのタイマンが中心だったんスかね?

    あざーす戦況から独自で解釈させてもらうっス

  • 116心配症の周師匠26/01/06(火) 12:52:46

    18ターン目の出力をしているけどケリュドラの攻撃手段で苦戦している…周師匠だ
    ルークを使うのと指揮?バフ?というか軍師として全てを見通してる感じなのは見て取れるけどあーっどう描写させればいいかわかんねーよ

  • 117二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 13:39:04

    >>116

    とりあえず出してみて変なところがあったら観戦モブに突っ込んでもらう形で良い…と思う

    元のゲームだとあくまでバッファー系のサポート役で自分が攻撃するタイプじゃないから戦闘描写が不明瞭なのも仕方ないのかもしれないね

  • 118二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 13:48:32

    ムービーを見るに基本的に蒼炎が攻撃手段だと考えられる
    ゲーム上での通常攻撃も駒の形をした蒼炎を放ってるみたいな感じなんだ
    バフに関してはまぁ(ゲーム的な側面も強いし無理に描写しなくても)ええやろ

  • 119心配症の周師匠26/01/06(火) 13:51:40

    >>117

    >>118

    あざーす

    そこでだ…青い駒と指揮能力にしてみることにした

  • 120二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 13:55:48

    エミュや描写を追求するその姿勢…見事やな(ニコッ

  • 121心配症の周師匠26/01/06(火) 18:31:47

    ある程度ストックは溜まってきたがローランの大技が分からない…周師匠だ

  • 122心配症の周師匠26/01/06(火) 19:39:46

    や…やっとエピローグまで出力終わったのん…呆気なく感じるかもしれないけどごめんなあっ
    画像貼ってくるのん

  • 123心配症の周師匠26/01/06(火) 19:42:57

    18ターン目


    【私立クサカベ高校・校庭】

    「嘶け、スレイプニル!! この矮小なる箱庭を蹂躙せよ!!」


    顕現したオーディン(バルナバス)が手綱を引く。 六本足の軍馬が嘶き、前足を高く掲げた。 その蹄が振り下ろされれば、地形が変わるほどの衝撃が走る。狙いは、足元で震える巨神セファール。

    『……っ……!』


    セファールが頭を抱え、蹲る。 死の蹄が迫る。

    ヒュンッ!!


    その刹那、瓦礫の影から小さな影が飛び出した。 放浪者だ。 彼はスレイプニルの鼻先へと跳躍し、その虚無の瞳で魔神を見据える。

    「……!」


    言葉はない。あるのは、友を守るという純粋な意志。 放浪者の身体から、黒い「影」が触手のように噴き出す。 『アビスの叫び(アビス・シュリーク)』 虚無の悲鳴が、物理的な衝撃となってオーディンの顔面を直撃した。

    「ぬぅッ!?」


    巨体ゆえの隙。スレイプニルがたじろぎ、踏み込みがズレる。 蹄はセファールの横、数メートルの地面を粉砕しただけに留まった。

    「……よもや神の馬を怯ませるとはな」


    バルナバスが兜の奥で低い声を漏らす。 だが、その声色は怒りよりも、予想外の抵抗に対する愉悦に震えていた。

  • 124心配症の周師匠26/01/06(火) 19:46:54

    【私立クサカベ高校・空き教室】

    「神霊(わたし)の本気、その身で味わいなさい!!」


    イシュタルが舟(マアンナ)を最大出力で展開する。 狭い教室で宝具(山脈震撼す明星の薪)を放てば、自分たち諸共消し飛んでしまう。 彼女は即座に判断し、マアンナのゲートを全開放しての、指向性を絞った超高密度魔力砲撃を選択した。

    「蜂の巣にしてあげるわ!! 落ちなさいッ!!」


    ズガガガガガッ!!

    青き魔弾の豪雨が有馬貴将へ降り注ぐ。 有馬はIXAとナルカミをフル稼働させ、神速の反応で迎撃し続けるが、その足は徐々に後退していた。

    「……流石に、分が悪いか」


    有馬が冷静に呟く。 クインケが悲鳴を上げている。神霊級の出力は、対喰種兵器の限界を超えつつあった。

    「オラァ!! 眼鏡ェ!! よそ見してんじゃねェぞ!!」


    そこへ、デンジが死角から突っ込む。 有馬の防御がイシュタルの弾幕に向いた一瞬の隙。 チェンソーの刃が、有馬のコートの裾を裂き、脇腹を浅く切り裂いた。

    「……ッ」


    有馬の表情が、わずかに動く。 痛みではない。「届いた」ことへの、微かな感情の揺らぎ。

  • 125心配症の周師匠26/01/06(火) 19:49:07

    「素晴らしい……!」


    その光景を見て、ケリュドラが感嘆の声を上げた。 彼女は崩れゆく教室の中で、まるでオペラでも鑑賞するかのように拍手をする。

    「神霊の火力、獣の奇襲、そしてそれを凌ぐ死神の技量! これこそ僕が求めた『盤上の熱狂』だ!」


    彼女は空中に浮かぶホログラムを操作し、新たなコマンドを入力しようとする。

    「だが、まだ足りない。クライマックスには舞台装置が必要だろう?」


    その時。 床下から、鈍い爆発音が響いた。


    【私立クサカベ高校・全域】


    ドォォォォォォォン……!!!


    校舎の主要な構造柱に設置されたC4プラスチック爆弾が、ジョン・ウィックの手によって一斉に起爆された。 「安全地帯」であるはずの校舎が、その自重を支えきれずに崩壊を始める。

    「なっ!? 何事だ!?」


    ケリュドラが初めて表情を崩す。 彼女の計算(シナリオ)にはない、盤面そのものの破壊。

    「崩れるぞ! 銀狼、捕まれ!」

    「ちょ、本気!? 」


    銀狼が叫ぶ。デンジに無理やり腕を引かれ、崩落する床とともに階下へと落下していく。 イシュタルもマアンナにしがみつき、有馬貴将もまた、体勢を崩しながら瓦礫と共に落ちていく。

  • 126二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 19:49:08

    おおっなんか揺らいだっ
    恐らく結末に繋がるんやっ

  • 127二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 19:51:32

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  • 128心配症の周師匠26/01/06(火) 19:52:43

    【私立クサカベ高校・校庭(崩壊現場)】


    ズガガガガガッ!!


    校舎が雪崩のように崩れ落ち、校庭へと雪崩れ込む。 オーディン、セファール、エスカノール、ジャンヌ・オルタらが戦う戦場へ、上層の「空き教室組」が合流する形となった。


    砂煙が晴れると、そこは瓦礫の山と化した巨大な円形闘技場(コロシアム)のようになっていた。 周囲は虚無の海。足場はこの瓦礫の山のみ。

    「……やってくれたな、野良犬ども」


    瓦礫の頂上に、ケリュドラが浮遊していた。 彼女の周囲には、黄金の魔力障壁が展開されている。 彼女は優雅さを取り繕い、髪を払った。その態度は、足元が崩れようとも決して揺らがない、絶対的な支配者のそれだった。

    「僕の盤面をひっくり返した罪……万死に値するぞ」

    「ヒハッ! ざまぁねぇなァ運営サマ!! 椅子取りゲームの椅子が壊れちまったぞォ!!」


    瓦礫の山から、滝澤政道が這い出してくる。 彼は崩落に巻き込まれ、腕一本を失っていたが、即座に再生させながらケラケラと笑う。

    「さァどうする!? 全員殺して終わらせるか!? それともテメェが死んで終わるかァ!?」

    「……ふん。口の減らない道化だ」


    ケリュドラが、空中に浮かぶ仮想の盤面(ホログラム)に指を走らせる。

    「状況は混沌(カオス)。だが、それゆえに『皇帝』の采配が輝くというもの」


    彼女が指先で駒を進める動作をすると、有馬貴将の周囲に、蒼炎で出来たチェスの駒――『ポーン(歩兵)』や『ナイト(騎士)』のようなオブジェクトが複数出現した。


    「白刃卿。道を示してやる」

  • 129心配症の周師匠26/01/06(火) 19:58:40

    ケリュドラの瞳が、戦場の未来(サキ)を読む。 彼女が盤面上の駒を動かすと、現実に存在する青い駒が、有馬の「最適解」となる位置へ瞬時に移動する。それは有馬の足場となり、盾となり、そして攻撃のガイドラインとなる。

    「……了解」


    有馬が動く。 先ほどまでとは違う。ケリュドラの戦術指揮によって「死角」と「無駄」が完全に排除された、神がかった挙動。

    「そこだ」


    ケリュドラの囁きと共に、有馬が踏み込む。 青い駒が足場となり、崩れる瓦礫の上を滑るように加速する。 イシュタルの魔力弾の隙間を縫い、デンジのチェンソーを最小限の動きでいなす。

    「なッ!? さっきより速ぇ!?」


    デンジが驚愕する。 有馬のIXAが、物理的な速さではなく、戦術的な「詰み」の軌道を描いてデンジの首元へ迫る。

    「チェックメイトだ」


    ガギィィィン!!!


    金属と金属が噛み合う、不協和音が響き渡る。 デンジは首を刎ねられる寸前、両腕のチェンソーをクロスさせ、IXAの切っ先を強引に挟み込んでいた。

    「ぬおおおおッ!! 硬ェなチクショウ!!」

  • 130心配症の周師匠26/01/06(火) 20:00:54

    火花が散る。力比べでは有馬(とIXAの駆動力)が勝る。


    ドォン!!


    有馬がIXAを展開し、デンジを弾き飛ばす。デンジは瓦礫の上を転がり、銀狼の足元で止まった。

    「いってて……! くそ、あの野郎、隙がねェぞ!」


    デンジが血を拭いながら悪態をつく。 有馬は追撃せず、青い駒に従って次のポジションへと移動していた。

    「……あーあ。結局こうなるわけ?」


    銀狼が瓦礫の陰で溜息をつく。 彼女はタブレットを操作し、呟く。

    「……ねえ、みんな。あいつ(ケリュドラ)のバリア、私がハックして一瞬だけ剥がすから。……その隙に、誰かブチ込んでくんない?」

    「おう! 任せろ! 俺が最高に痛ェの食らわせてやる!」


    デンジがチェンソーを鳴らす。 最終決戦の火蓋が、切って落とされた。

  • 131心配症の周師匠26/01/06(火) 20:02:03

    18ターン目
    生存者/デンジ(有馬に一撃を入れるも崩落に巻き込まれる。銀狼と連携し、ケリュドラを狙う)/銀狼(ジョン・ウィックの爆破でゲーム機を失い不機嫌。ケリュドラのハッキングを試みる)/イシュタル(魔力弾幕で有馬を圧倒しかけるが、崩落により中断。ケリュドラにも照準を合わせる)/ケリュドラ(爆破により予定が狂うも、冷静に戦場を盤上に見立てて有馬を指揮・強化する)/有馬貴将(ケリュドラの指揮により動きが最適化され、さらなる脅威となる)/バルナバス・ザルム(オーディン顕現中。崩落など意に介さず、放浪者とセファールを狙う)/エスカノール(瓦礫の山で仁王立ち。神と王、どちらを先に潰すか見定めている)/セファール(放浪者に守られ、呆然としている。恐怖と混乱の極致)/放浪者(スレイプニルを怯ませる金星を上げる。セファールの盾となり続ける)/滝澤政道(腕を再生させながら、カオスな状況を煽り立てる)/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(崩落に巻き込まれイライラMAX。全員焼く気満々)/ジョン・ウィック(爆破成功。瓦礫の影からスナイパーライフルで有馬を狙う)/ローラン(混乱に乗じ、ケリュドラの背後を狙える位置へ移動中)

    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王 / 瀬戸内若冲

  • 132心配症の周師匠26/01/06(火) 20:05:22

    19ターン目


    【私立クサカベ高校・瓦礫の山(上層)】

    「……解析完了。セキュリティ・ホール、特定」


    銀狼が瓦礫の陰で、高速でタブレットをタップする。 彼女の表情は冷静そのものだが、その瞳にはゲーマーとしての勝利への確信が宿っていた。

    「チート行為には相応のペナルティを。……アカウントBANの時間。さよなら、運営さん」


    彼女の指先がエンターキーを叩いた瞬間、ケリュドラを展開していた黄金の障壁に、無数のデジタルノイズが走った。

    「……ほう?」


    ケリュドラが片眉を上げる。 絶対不可侵であるはずの『皇帝』の領域に、亀裂が入る。 その僅かな隙間――「盤上の死角」を、黒い沈黙は見逃さなかった。


    崩落の混乱と土煙、それらは暗殺者にとって最高のカーテンだ。 ローランは既にケリュドラの背後、認識阻害の霧の中に潜んでいた。

    「……あんたの首、貰い受けるよ」


    音もなく。彼の手袋から、次々と武器が溢れ出す。 短剣、槍、斧、散弾銃、メイス……そして長剣・デュランダル。工房製の12種の武器が、円を描くように展開される。

    「『Furioso』」


    暴風が吹き荒れる。 一撃ではない。斬撃、打撃、刺突、銃撃……あらゆる殺傷手段がコンマ数秒の間に叩き込まれる、死の千手観音。 ケリュドラの身体が、微塵切りにされるかのような勢いで蹂躙される。

    「……白刃卿」


    ケリュドラが静かに名を呼ぶ。 彼女の声には焦りはない。ただ、自らの騎士への信頼のみがある。

  • 133二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 20:07:07

    デンジ活躍しとるのお
    ですねえ

  • 134心配症の周師匠26/01/06(火) 20:10:48

    【私立クサカベ高校・瓦礫の山(中層)】

    主の危機。有馬貴将が反応しないはずがない。 彼はケリュドラへの攻撃を感知し、即座に背後へ跳躍しようとした。

    だが、その退路を塞ぐように、銃声が響く。


    パァァン!!

    ジョン・ウィックだ。彼もまた、爆破の粉塵に紛れて狙撃ポイントを変えていた。 正確無比な弾丸が、有馬の着地地点を削る。

    「……!」


    有馬は空中で姿勢制御し、IXAで弾く。 そこへ、イシュタルが上空から追撃をかける。

    「よそ見してる余裕なんてないでしょ! 神罰、受けなさい!」


    魔弾が雨あられと降り注ぐ。 有馬はナルカミとIXAを駆使し、最小限の動きですべてを捌く。 ケリュドラの蒼炎の駒(ガイドライン)が、滝澤政道によって破壊され、指揮系統が途絶えた直後だというのに、彼の動きに淀みはない。 天才的な戦闘勘が、瞬時にマニュアル操作へと切り替わり、最適解を弾き出し続けている。


    しかし、その「最適解」を読み切った獣がいた。

    「オラァ!! 眼鏡ェ!!」


    デンジが突っ込む。 有馬は冷静に、デンジのチェンソーの軌道を見切り、紙一重でかわしてカウンターを入れようとする。 だが。

    「捕まえたぜ!!」


    デンジの腕から伸びたチェンソーのチェーンが、鞭のようにしなり、有馬の足首に絡みついた。 ただ振り回すだけではない。彼はわざと攻撃を空振りし、チェーンの弛みを利用して有馬の機動力を殺したのだ。 野生の勘か、天性の戦闘IQか。死神の計算を、「無茶苦茶な一手」が上回った。

    「……ッ」


    有馬の体勢が崩れる。 その一瞬の遅れが、上層でのローランの猛攻を許した。

  • 135二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 20:12:03

    有馬…凄え
    めっさ粘るし

  • 136心配症の周師匠26/01/06(火) 20:12:15

    【私立クサカベ高校・瓦礫の山(上層)】

    ザシュッ!! ザンッ!! ドゴォォン!!

    「……くッ!!」


    12の武器による嵐が止む。 ケリュドラのドレスが裂け、鮮血が舞う。 彼女は咄嗟に蒼炎のルークを実体化させ、盾にして致命傷を避けたが、衝撃で瓦礫の上に叩き落とされた。 支配者が、地べたに這わされたのだ。


    しかし、彼女はうろたえない。 口元の血を優雅に拭うと、見下ろすローランに対し、冷え切った笑みを向けた。

    「……皇帝の玉座に土足で踏み入るか。無礼な駒だが……興が乗る」


    彼女の周囲で、蒼い炎がさらに激しく燃え上がる。 傷ついてなお、その威厳は揺らぐどころか、より禍々しい輝きを放ち始めた。

  • 137二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 20:13:42

    >>123

    お見事です放浪者ボー

    私がにらんだ通り貴方は素晴らしい器だ

  • 138心配症の周師匠26/01/06(火) 20:14:41

    【私立クサカベ高校・校庭跡地】


    一方、下層の「怪獣決戦場」。


    オーディン(バルナバス)は、放浪者の介入により攻撃を中断されたことに、僅かな苛立ちを覚えていた。 だが、それ以上に彼の感情を支配していたのは、この混沌とした戦場への歓喜だった。

    「クックッ……ハハハハハ!! 良いぞ、素晴らしい!!」


    彼はスレイプニルの上で両手を広げる。 巨神、太陽、虚無、そして復讐者。 これほどの強者が一堂に会し、命を削り合う光景に、彼は恍惚としていた。

    「ぬんッ!!」


    エスカノールが、オーディンのスレイプニルの横腹を、神斧リッタで殴りつける。 ドゴォォォン!! 数万トンの質量を持つ軍馬が、たたらを踏む。

    「馬に乗らねば戦えぬか、王よ。地に足をつけ、我を見上げろ」

    「……地を這う蟻が、神に視線を合わせようとは」


    バルナバスがスレイプニルから飛び降りる。 巨体のまま、重力を無視して着地。 斬鉄剣を構え、エスカノールと対峙する。

    「良かろう。その傲慢、我が剣でへし折ってくれる。……存分に楽しませろよ、太陽!!」


    神(オーディン)と、太陽(エスカノール)。 二つの頂上決戦が始まろうとしたその時。

  • 139心配症の周師匠26/01/06(火) 20:19:43

    『……許さない……』


    低い、地響きのような声。 セファールだ。 彼女は放浪者が傷つく姿や、自分を守ろうと必死に戦う姿を見て、怯えるだけの心を捨てた。

    『……私の友達を……いじめるなッ!!』


    セファールが両手を組む。 その掌に、膨大な光エネルギーが収束する。 文明を滅ぼす光。本来ならば地上を焼き尽くす兵器。 だが今、彼女はその矛先を、明確に「敵(オーディン)」へと絞った。


    『消えてください!!』


    ズオオオオオオオオッ!!!


    極太の熱線が放たれる。 エスカノールすら巻き込みかねない規模の砲撃。

    「む」


    エスカノールは舌打ちし、咄嗟にステップバックして射線を避ける。 直撃コースにいたバルナバスは、狂喜の笑みを深めた。

    「その力、待っていたぞ!!」

    彼は回避しない。 斬鉄剣を天に掲げる。膨大な闇の魔力が、一本の巨大な槍へと変貌する。

    「『グングニル』!!」


    投擲された漆黒の槍が、セファールの光線と真っ向から衝突する。 光と闇のスパークが周囲を破壊し尽くす。 拮抗。いや、わずかにセファールの出力が勝るか。

  • 140心配症の周師匠26/01/06(火) 20:21:33

    そこへ、第三の極大エネルギーが介入した。

    「全ての邪悪を此処に……!」


    赤黒い炎を纏ったジャンヌ・ダルク〔オルタ〕が、切っ先をエネルギーの衝突点に向ける。 彼女の瞳には、巨神への同情も、神への畏怖もない。あるのは全てを焼き尽くす意志のみ。


    「剣は憎悪、竜は復讐、炎は応報! 刺し貫くは、何もかも――」

    「『吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)』!!」


    ドゴォォォォォォォォン!!!


    呪いの槍と炎が、拮抗する光と闇の均衡を内側から破壊した。 三つ巴のエネルギーが臨界点を超え、校庭全体を飲み込む大爆発を起こした。


    カッッッ!!!!


    視界が白く染まる。


    19ターン目

    生存者

    デンジ( chainsを使い、高い戦闘IQで有馬の足を止める金星)/銀狼(ハッキング成功。「BAN」を宣告しケリュドラのバリアを解除)/イシュタル(有馬を弾幕で釘付けにする)/ケリュドラ(ローランのFuriosoを食らい負傷するも、蒼炎を纏い威厳を保ったまま反撃の構え)/有馬貴将(指揮系統を失うも即座に対応するが、デンジの奇策により一瞬の隙を晒す)/バルナバス・ザルム(強者たちの饗宴に狂喜し、セファールの極大ビームを『グングニル』で迎撃)/エスカノール(セファールの攻撃を回避し、爆心地から距離を取る)/セファール(友を守るため、自らの意志でオーディンへ砲撃を開始)/放浪者(爆風で吹き飛ばされるが、受け身を取りセファールの足元へ)/滝澤政道(蒼炎の駒を破壊して回るファインプレー。爆発を見て大はしゃぎ)/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(エネルギーの衝突地点に宝具をぶち込み、カオスを加速させる)/ジョン・ウィック(スナイプ成功。爆発の混乱に乗じて位置を変える)/ローラン(ケリュドラに12種の武器による連撃を浴びせ、重傷を負わせる)


    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王 / 瀬戸内若冲

  • 141心配症の周師匠26/01/06(火) 20:23:32

    中断ッ
    オチンチラの世話してくるのん
    感想待ってるよ…

  • 142二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 20:31:11

    や…やっぱりケリュドラが黒幕だったのか…
    まぁやるかやらないかで言えばやる側のキャラではあるけどね!グビグビ

  • 143二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 20:35:19

    放浪者とセファールは光のある所へ行けっ
    お前達は仲良くハロウネストで暮らすべき存在なんだ
    バルナバスはもう死んでくれって思ったね

  • 144心配症の周師匠26/01/06(火) 20:45:25

    20ターン目


    【私立クサカベ高校・校庭(爆心地)】


    白き光と黒き炎、そして漆黒の闇が晴れる。 そこには、地形が変わるほどの巨大なクレーターが穿たれていた。

    「ハァ……ハァ……! どうよ、少しは静かになった!?」


    ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕が肩で息をする。 全魔力を注ぎ込んだ一撃。並のサーヴァントなら消滅している威力だ。


    だが。

    「……素晴らしい。実に……素晴らしい熱量だ」


    煙の中から、バルナバス・ザルムが歩み出る。 漆黒の鎧には亀裂が走り、兜の角は片方が折れている。 しかし、その体から溢れ出る魔力は衰えるどころか、瀕死の昂揚によって爆発的に増大していた。

    「お前の憎悪、確かに届いたぞ竜の魔女よ。……だが、神を焼くには温度が足りぬな」


    彼は斬鉄剣を振るい、纏わりつく黒い炎を物理的に振り払う。

    『……うぅ……』


    背後では、セファールが膝をついていた。 再生能力で肉体は維持しているが、エネルギーの相殺によるダメージは深刻だ。放浪者が心配そうに駆け寄る。

    「さて、デザートの前菜としては上出来だ。次は誰が踊る? お前か? それとも――」

    バルナバスの視線が、一点に固定される。 そこには、ただ立っているだけで周囲の瓦礫を溶解させる、圧倒的な熱源が存在した。

  • 145心配症の周師匠26/01/06(火) 20:48:15

    「……暑苦しいな。何だその魔力は」

    「……『太陽』だ」


    エスカノール。 彼の筋肉はさらに膨張し、身長は3メートルを超えようとしている。 正午が近い。 彼の吐く息すらもが熱波となり、空間を揺らしている。

    「神よ。貴様の遊びは終わりだ。……これより先は、我の独壇場(じかん)である」


    【私立クサカベ高校・瓦礫の山(上層)】

    「……チッ」


    ローランがバックステップで距離を取る。 彼の黒いコートが、見えない刃によって切り裂かれていた。

    「……『王手(チェック)』。……身の程を弁えよ。……盤上の駒風情が、いつから棋士(ぼく)と対等になったつもりだ?」


    ケリュドラが、血濡れのドレスを蒼い炎で修復しながら立ち上がる。 彼女の声には怒りはない。あるのは、理解の及ばぬ存在に対する憐憫と、絶対的な上位者としての冷徹な響きだけだった。

    「僕の体に傷をつけた罪、その魂ごと盤面から抹消してやろう」


    彼女が指を振るう。 蒼炎の駒が一斉にローランへ殺到する。 物理攻撃ではない。精神と肉体を同時に焼却する、概念的な「王の命令」。


    「厄介な……!」


    ローランは剣で弾くが、触れた端から武器が腐食していく。 工房製の武器ですら耐えられない高密度のエネルギー。

  • 146心配症の周師匠26/01/06(火) 20:51:28

    一方、有馬貴将。 彼はデンジのチェーンに足を絡め取られ、イシュタルの爆撃を受け続けていた。 絶体絶命。 しかし、死神の瞳から光は消えていない。

    「……捕まえたつもりか」


    有馬はIXAを収納し、空いた手で『ナルカミ』の砲身を直接、自身の足に絡みついたチェーンへと押し付けた。


    「ガッ!?」


    デンジが目を見開く。

    「放電」


    バリバリバリバリバリッ!!!


    ナルカミの最大出力電流が、金属製のチェーンを伝導し、デンジの全身を直撃した。

    「ギャアアアアアアアッ!!!? 痺れるゥゥゥゥッ!!!」


    デンジが白目を剥き、痙攣してチェーンを離す。 悪魔の再生力があろうと、脳神経を直接焼かれれば動きは止まる。 有馬はその一瞬の隙を見逃さず、自由になった足でデンジを蹴り飛ばし、イシュタルの射線から離脱する。

    「チッ、しぶとい!!」


    イシュタルが舟を急旋回させるが、有馬は既にケリュドラの近く、蒼炎の加護が得られる位置まで後退していた。

    「下がりたまえ、白刃卿。……これより、領土を拡張する」


    ケリュドラが静かに足を踏み鳴らす。 瞬間、彼女の足元から、青白い光のグリッド線が走った。

    「敗者は灰に、勝者は王に……『法』の名において宣告する──チェックメイト」

  • 147心配症の周師匠26/01/06(火) 20:54:43

    瓦礫の山だった地面が、強制的に平らな「チェス盤」のようなマス目へと書き換えられていく。 物理的な地形変化ではない。座標データの強制上書き。

    「…嘘でしょ? 足元が……光ってる!?」


    銀狼が驚愕し、瓦礫(だったもの)の上に飛び乗る。 展開された青い盤面の上では、ケリュドラの意思一つで重力や摩擦係数が書き換えられる。

    「僕の領土だ。ここでのルールは僕が決める」


    ケリュドラが指を弾く。 盤上の特定のマス目が、青い炎と共に爆発的に隆起した。

    「進軍せよ。」


    ズドンッ!! ズドンッ!!


    マス目の下から、巨大な槍のような蒼炎の柱が次々と噴き上がる。 無差別な破壊ではない。敵の位置を正確に予測し、追い詰めるための計算され尽くした「陣取り」だ。

    「ヒハッ! あっぶねェ!! 串刺しゲームかよォ!!」


    滝澤政道は、足元から突き上げる蒼炎の刃を、紙一重のステップで回避し続けていた。

    「こっちか!? いやこっちだ!! ギャハハハ! 足元が熱くて堪んねェなァ!!」


    彼はまるでダンスでも踊るかのように、死の盤面の上を跳ね回る。 その予測不能な動きは、ケリュドラの計算すらも狂わせるノイズとなっていた。

    「……不愉快な動きだ」


    ケリュドラが眉をひそめ、滝澤へ指先を向けた瞬間。

  • 148心配症の周師匠26/01/06(火) 20:55:58

    ズドン!!

    ジョン・ウィックの凶弾が、再びケリュドラを襲う。 今度は黄金の障壁はない。蒼炎の駒が自動防御するが、弾丸は駒を貫通し、ケリュドラの頬を掠めた。

    「……!」


    二度目の傷。 盤面の支配者たる彼女が、盤外からの干渉を許した屈辱。 ケリュドラの表情から、余裕という名の仮面が完全に剥がれ落ちた。

    「……良いだろう。そこまで死に急ぐなら」


    彼女の瞳が、冷徹な青色に発光する。 展開された盤面の光が強まり、生存者たちの自由を奪う重圧(プレッシャー)が増していく。

    「全員、僕が直々に『詰み(メイト)』にしてやる」


    20ターン目 生存者 デンジ(有馬の電撃で黒焦げになるが、復活中。痛みでキレ散らかしている) 銀狼(展開された盤面の上で、安全地帯を探して逃げ回る) イシュタル(マアンナで空中に退避するが、対空の駒に狙われ自由を失う) ケリュドラ(ローランとウィックにより二度傷つけられ、本気モードへ。地面に盤面を展開し、地形戦へ持ち込む) 有馬貴将(デンジを退け、ケリュドラの護衛に戻る。盤上の有利なマスを利用して体勢を立て直す) バルナバス・ザルム(ジャンヌの宝具を耐え、エスカノールとの決戦に備える) エスカノール(正午が近づき、手がつけられない強さへ進化中) セファール(再生中。放浪者に守られながら、戦いの行方を見守る) 放浪者(セファールを守るため、盤面の隆起から身を呈して盾となる) 滝澤政道(死のダンスフロアと化した盤面で、狂ったようにはしゃぎ回る) ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(宝具使用後の消耗があるが、闘志は衰えず) ジョン・ウィック(正確無比な狙撃でケリュドラにプレッシャーを与え続ける) ローラン(ケリュドラの蒼炎に武器を腐食させられつつも、盤面の死角を探す)


    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王 / 瀬戸内若冲

  • 149二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 20:57:46

    確実に撃つ……そんなジョンを誇りに思う

  • 150心配症の周師匠26/01/06(火) 21:02:26

    21ターン目


    【私立クサカベ高校・校庭(爆心地)】


    『……ピッ。正午をお知らせします』

    校内放送のスピーカーが生きていれば、そう告げていただろう。 太陽が天頂に達した。

    「……う、ぐ……!?」


    バルナバス・ザルムが、思わず後退った。 恐怖ではない。生物としての本能が、目の前の存在から「逃げろ」と警鐘を鳴らしたのだ。

    エスカノールの肉体が、限界を超えて膨張する。 周囲の瓦礫が、熱だけで液状化し、ドロドロのマグマとなって流れ出す。 ケリュドラが展開した青い電子の盤面(グリッド)さえも、その圧倒的な熱量に耐えきれず、ジジジとノイズを上げて歪んでいく。

    「…時は満ちた 天上天下唯我独尊(ザ・ワン)」


    エスカノールが指を一本、天に突き上げる。 その姿は、傲慢などという言葉では生温い。彼こそが太陽。彼こそが絶対。

    「……ハ、ハハハ……!! 見たことのない魔力量だ……!! アカシアの再来か、あるいはそれ以上か!!」


    バルナバスは全身の毛穴から血を噴き出しながらも、歓喜に震えた。 彼は逃げない。王として、神の依代として、この理不尽な頂点に挑むことを選んだ。

    「行くぞ太陽!! 我が全霊、我が生涯の全てを乗せた一撃!!」


    バルナバスが跳躍する。 オーディンの影、スレイプニルの幻影、その全てを斬鉄剣に収束させる。 空間ごと、時間ごと、概念すら断ち切る神の斬撃。

    「『斬鉄剣究極奥義・大斬鉄』――!!」

  • 151二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 21:03:24

    あっ正午になった

  • 152心配症の周師匠26/01/06(火) 21:03:29

    「無礼だ」


    エスカノールが、素手で薙ぎ払った。 技名すらない。ただの、虫を払うような裏拳。


    バギィィィン!!!!


    神の斬撃(斬鉄剣)が、素手によって粉砕された。 黒い刃が飴細工のように砕け散り、バルナバスの鎧が紙屑のように弾け飛ぶ。

    「ガ、ハッ……!!?」


    バルナバスの身体が、砲弾のように吹き飛ばされる。 彼は校舎の残骸を数棟貫通し、遥か彼方の壁に叩きつけられた。 再生など追いつかない。肋骨は粉砕され、内臓は破裂し、神の魔力すら霧散するほどの完全な敗北。

    「……神も王も、我の前では等しく無力よ」


    エスカノールは、倒れた王を一瞥すらせず、鼻を鳴らした。

  • 153心配症の周師匠26/01/06(火) 21:06:14

    【私立クサカベ高校・瓦礫の山(電子領域)】

    「……ほう」


    ケリュドラが目を細める。 エスカノールの熱量による物理干渉と、銀狼によるハッキング。 二つの負荷が、彼女の支配領域を侵食し、完璧だったグリッドにノイズを走らせていた。 だが、彼女は舌打ちなどしない。むしろ、その口元には凶悪な笑みが浮かんでいた。

    「盤面(フィールド)が軋んでいる。……この僕が定義したルールを、暴力とバグで書き換えようというのか? ……ふふ、実に不敬で、愛すべき抵抗だ」


    彼女はノイズの走る空間を鷲掴みにするように手を伸ばす。

    「ならばその混沌ごと支配しよう。揺れる盤上で踊ってこそ、名手というものだ」


    しかし、その「揺らぎ」は、狩人たちにとって絶好の好機だった。

    「……デバフ完了。防御障壁、一時的にダウン」


    銀狼が瓦礫の陰で、ガムを噛みながらタブレットを操作する。 彼女の声は、まるでボス戦のギミックを解除した時のように淡々としていた。

    「DPSチェックの時間ね。……デンジ、火力出して」

    「おう! 任せろ! 痛ェのブチ込んでやるよ!!」


    システムの穴を突いたデンジが、有馬貴将へ特攻をかける。


    ちょっとだけやること増えたので中断ッ

    とはいってもすぐに戻ってくるのん

  • 154二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 21:06:23

    このレスは削除されています

  • 155心配症の周師匠26/01/06(火) 21:16:22

    「オラオラオラァ! 今度はビリビリしねェだろうなァ!!」


    デンジは学習していた。チェーンを飛ばさず、自身の肉体ごとぶつかる近接戦闘。 有馬はIXAで防御するが、足場(盤面)がバグで不安定になり、踏ん張りが効かない。

    「……」


    有馬が初めて、守勢に回る。 そこへ、上空から「死の狂騒」が降ってくる。

    「お邪魔しま〜す!!」


    滝澤政道だ。 彼はエスカノールの熱波を避けるため、上空から有馬の頭上へ落下攻撃を仕掛けた。

    「退け」


    有馬がナルカミで迎撃する。 だが、滝澤は空中で自らの腕を切り離し、それを囮にして雷撃を回避。 本体は有馬の懐へと潜り込んだ。

    「捕まえたァ!!」


    ドスッ!!


    滝澤の爪が、有馬の肩を貫く。 喰種の膂力と、有馬自身の疲弊。ついに「死神」の防御が崩された。

    「……ッ」


    有馬は表情を変えず、肩を貫かせたまま滝澤の腹部にIXAを突き刺し、零距離で展開(ギミック解除)した。


    グシャァッ!!

    「ブベッ!? ……痛ってェなァオイ!! 仲良くしようぜェ!!」

  • 156二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 21:18:45

    >>152

    エスカノール…神

  • 157心配症の周師匠26/01/06(火) 21:19:31

    互いに血を流しながらの泥仕合。 有馬が滝澤に拘束されたその一瞬。 ケリュドラへの「壁」が消滅した。

    「……チェックメイトだ」


    ローランの声。 彼はケリュドラの正面――ではなく、彼女が展開した「蒼炎の駒」の影から現れた。 認識阻害のマスクが外れ、その素顔が露わになる。 復讐に燃える男の、静かで昏い瞳。

    彼の手袋から、複数の工房武器が同時に滑り落ちる。

    ただの、洗練された暴力の連鎖。 まず、至近距離から散弾銃が火を噴き、蒼炎の盾を強制的に剥がす。 防御が揺らいだ刹那、大剣による重い斬撃と、長剣による鋭い突きが同時に彼女の肉体を捉えた。

    「……ぐ、ああああッ!!」


    ケリュドラが初めて苦悶の声を上げる。ドレスがズタズタに裂け、赤い血が噴き出す。 彼女は吹き飛ばされ、泥に塗れた地面へと転がった。

  • 158心配症の周師匠26/01/06(火) 21:25:50

    【私立クサカベ高校・校庭の隅】

    カツ、カツ、カツ。


    倒れ伏したバルナバスの元へ、誰かが歩み寄る。 ジョン・ウィックだ。 彼は瓦礫の陰から戦況を見ていたが、瀕死の王に対し、確実な「仕事(トドメ)」を遂行するために動いた。

    「……ハ、ハハ……。見事だ……」


    バルナバスは血の泡を吹きながら、空を見上げていた。 そこには、神々しいまでの太陽が輝いている。 自分が信じた神(オーディン)すら及ばぬ、圧倒的な個の暴力。


    「……人が……これほどまでに……強いとはな……」


    ジョンは無言で、バルナバスの眉間に銃口を向ける。

    「……Wait.(待て)」


    ジョンが引き金を引こうとした瞬間、バルナバスが震える手で、懐から何かを取り出した。 それは、小さな通信機(参加者に配られたタブレットの残骸)だった。 画面には、誰もいない玉座の写真が映っている。

    「……我が主よ……。私は……良い器に……なれましたか……?」


    彼はジョンを見るのではなく、虚空に問いかけるように呟き、そして―― ふっと、糸が切れたように脱力した。


    ジョンは数秒間、動かなくなった王を見下ろし、銃を下ろした。 弾丸を撃ち込む必要はない。 王は、戦士としての満足感と共に、既に息絶えていた。


    (最後の台詞、参加者リストの口調からはズレてるけど神への言葉ってことでそのままにしたのん 解釈違いならごめんなあっ)

  • 159心配症の周師匠26/01/06(火) 21:27:07

    21ターン目

    生存者 デンジ(有馬の防御を崩すことに貢献。滝澤の乱入でフリーになる) 銀狼(盤面のバグを利用し、冷静に味方をサポート) イシュタル(エスカノールの熱に「あいつ何なのよ!?」と驚愕しつつ、距離を取る) ケリュドラ(ローランの致命的な連撃を受け、瀕死の重傷。威厳を保とうとするが肉体が限界に近い) 有馬貴将(滝澤と相打ちに近い形で負傷。肩を貫かれ、IXAも破損) エスカノール(ザ・ワン状態。バルナバスを一撃で葬り、最強の存在として君臨) セファール(エスカノールの熱に耐えながら、放浪者と共に身を潜める) 放浪者(熱波からセファールを守る影の壁を作る) 滝澤政道(有馬に特攻し、腹に風穴を開けられるも再生中。痛みを楽しんでいる) ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(エスカノールのデタラメな強さに呆れつつ、漁夫の利を狙う) ジョン・ウィック(バルナバスの最期を見届ける。プロとして次の標的へ) ローラン(ケリュドラを追い詰める。次の一撃で首を取るつもり)

    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王 / 瀬戸内若冲 / バルナバス・ザルム(エスカノールの圧倒的な力の前に敗北。戦士として満足して死亡)

  • 160二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 21:28:02

    >>158

    なんかいい感じに荼毘に付してるけどね

    お前がセファールや放浪者をボボパンしなかったらケリュドラ戦がもっと楽になったかもしれないの

  • 161心配症の周師匠26/01/06(火) 21:33:15

    22ターン目


    【私立クサカベ高校・瓦礫の山(電子領域)】

    「……王手(メイト)だ」


    ローランが漆黒の大剣を振り上げる。 ケリュドラは地面に倒れ、ドレスは鮮血に染まっている。 回避は不可能。防御する駒(ポーン)も、ローランの散弾銃で砕かれた。


    「……」


    ケリュドラは目を閉じない。 彼女はただ、迫りくる死の刃を、不敬な運命として冷ややかに見据えていた。


    ガギィィィン!!!!


    金属音が響き、火花が散る。 ローランの大剣が、ケリュドラの喉元数センチで停止していた。

    「……!」


    ローランが目を見開く。 彼の刃を受け止めたのは、ボロボロになったアタッシュケースの残骸――クインケ『IXA(イグザ)』。 そして、それを握る、満身創痍の男。

  • 162心配症の周師匠26/01/06(火) 21:34:35

    「……下がってくれ、陛下」


    有馬貴将だ。 彼の肩からは滝澤に開けられた風穴から血が溢れ、眼鏡にはヒビが入っている。 それでも、彼の背中は壁のようにケリュドラを隠していた。

    「……白刃卿」


    ケリュドラの声は静かだった。 命令していない。システムによる強制力もない。 この男は、ただ己の意志で、破壊された身体を引きずり、死に場所として主の前を選んだのだ。

    「オイオイオイ!! 無視すんじゃねェよ眼鏡ェ!!」


    背後から滝澤政道が飛びかかってくる。 有馬の肩を貫いた興奮が冷めやらず、彼は涎を垂らしながら有馬の背中を狙う。

    「『ナルカミ』」


    有馬は振り返りもせず、空いた片手でナルカミを背面へ向けて発砲した。 狙いは滝澤ではない。滝澤の足元の瓦礫だ。


    ズドン!!


    足場が崩落し、滝澤が体勢を崩す。

    「おっとォ!? 足元がお留守だぜェ!?」

    その一瞬の隙に、有馬はIXAをパージ(廃棄)。 素手でローランの襟首を掴み、柔道の要領で投げ飛ばした。


    「……ッ!?」


    ローランが宙を舞う。 達人同士の近接戦闘。武器を失った有馬だが、その体術は錆び付いていない。

  • 163心配症の周師匠26/01/06(火) 21:36:16

    「……行け。俺が時間を稼ぐ」


    有馬がケリュドラに背を向けたまま告げる。 それは、駒としての報告ではなく、一人の戦士としての遺言に近かった。

  • 164二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 21:38:38

    ラスボス主従なのにかなり熱い連中やのォ
    ですねぇ

  • 165心配症の周師匠26/01/06(火) 21:42:43

    【私立クサカベ高校・校庭(灼熱地獄)】

    「……興醒めだな」


    エスカノールが、有馬とケリュドラのやり取りを見て鼻を鳴らす。 彼はゆっくりと歩き出す。 一歩進むごとに、周囲の気温が数百度単位で上昇する。

    「忠義か。悪くない余興だが……我が前では、それも灰になるのみ」

    「熱ッ!? ちょっと、冗談じゃないわよあいつ!!」


    イシュタルが悲鳴を上げ、マアンナを高度限界まで上昇させる。 神霊である彼女ですら、肌がチリチリと焼ける感覚に恐怖した。

    「太陽の概念そのものじゃない……! あんなの、どうやって倒すのよ!?」

    「……あいつ、ヤバい。私のコンソールもオーバーヒートしてる」


    銀狼が瓦礫の陰で、熱くなったタブレットを氷のう(どこから出した?)で冷やしながら毒づく。

    「デンジ! あなた熱くないの!?」

    「熱いに決まってんだろがああああ!!」


    デンジが叫ぶ。 彼は再生能力で耐えているが、皮膚が焼けては再生し、を繰り返している。 まさに生き地獄だ。

    「でもよォ!! あの眼鏡と運営女、今がチャンスなんだよォ!!」

  • 166心配症の周師匠26/01/06(火) 21:43:46

    デンジが熱波の中を駆ける。 エスカノールという災害、有馬という壁、そして傷ついたケリュドラ。 三つ巴の乱戦。

    「……ふん」


    エスカノールが、ケリュドラの方へ顔を向ける。 彼にとっては、ゲームマスターも羽虫の一匹に過ぎない。

    「貴様か。この不快な箱庭を作った愚か者は」


    彼が指を向ける。 ただそれだけの動作で、ケリュドラの周囲の空間が歪み、発火寸前まで加熱される。

    「……」


    ケリュドラは膝をついていたが、その瞳だけは死んでいなかった。 彼女は口元の血を指で拭うと、蒼炎で焦げたドレスを払い、ゆっくりと立ち上がった。

    「……不愉快な熱だ」


    彼女の声は、燃え盛る戦場にあって、絶対零度のように冷たかった。 彼女はエスカノールを見上げ、嘲るように口角を上げる。

    「物理法則(ルール)を無視するイレギュラー……バグ同然の存在か。……盤面を汚す埃は、払わねばなるまい」

    「ほう? 命乞いではないのか」


    エスカノールが傲慢に見下ろす。 ケリュドラは首を横に振った。


    「勘違いするな、駒風情が。……ゲームを終わらせるのは、いつだってプレイヤーの特権だ」

  • 167心配症の周師匠26/01/06(火) 21:46:13

    彼女が空中のウィンドウを指先で叩く。 それは暴走でも自爆でもない。 管理者として、あまりに冷徹で事務的な「設定変更」。


    「システム権限行使。エリア設定更新」 「最終安全地帯(セーフエリア):『指定なし(Null)』」


    『警告。設定が更新されました』 『これより、全エリアの縮小プロセスを加速します』


    無機質なアナウンスと共に、空が漆黒に染まった。 校舎の周囲を囲んでいた「虚無」の壁が、一気に押し寄せる。 逃げ場としての学校。その「安全」という定義そのものが、管理者権限によって削除されたのだ。

    「……なッ!?」


    ジャンヌ・オルタが目を見開く。 爆発ではない。世界そのものが「消去」されようとしている。

    「盤ごと消え失せろ。……これが僕の『投了(リザイン)』であり、貴様らへの『粛清』だ」


    ケリュドラは、迫りくる虚無を背に、腕を組んで傲然と佇む。 彼女自身も飲まれることを承知の上での、絶対的な焦土作戦。

    「……クレイジーだ」


    ジョン・ウィックが本日三度目の溜息をつく。 逃げ場はない。この空間にいる限り、全員がデータとして削除される。


    その絶望的な崩壊の中。 一人だけ、笑っていない男がいた。

    「……騒々しい」


    エスカノールだ。 彼は迫りくる虚無の壁を見上げ、太陽のように輝く瞳で睨みつけた。

    「誰の許可を得て、世界を閉じようとしている?」

  • 168心配症の周師匠26/01/06(火) 21:47:35

    22ターン目
    生存者
    デンジ(熱波で焼けながらも戦意喪失せず。虚無の接近に「マジかよ! 全部消えるのか!?」と焦る)/銀狼(「セーフエリア削除!? 最低のク.ソ運営じゃない!」とハッキングで対抗しようとするが、物理的な消失は止められない)/イシュタル(空へ逃げようとするが、空そのものが虚無に飲まれ始めている)/ケリュドラ(プライドを保ったまま、全員を虚無へ葬ることを選択。有馬と共に最期を迎える構え)/有馬貴将(満身創痍でローラン、滝澤、デンジを牽制。主の決断に従い、最期まで盾となる)/エスカノール(虚無の侵食に対し、圧倒的な傲慢さで「許可しない」と圧をかける)/セファール(放浪者に守られているが、空間の消失に怯えている)/放浪者(どうすることもできず、ただセファールを抱きしめる)/滝澤政道(「おいおいおい! 全部真っ暗になっちまうぞォ!?」と状況の変化に戸惑う)/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(防御不能の事態に毒づく)/ジョン・ウィック(冷静に虚無の速度を計算するが、生存確率はゼロに近い)/ローラン(有馬に阻まれケリュドラを殺しきれず、虚無に飲み込まれる寸前)

    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王 / 瀬戸内若冲 / バルナバス・ザルム

  • 169心配症の周師匠26/01/06(火) 21:49:39

    やることやるので中断ッ
    しばらく待っててほしいのん…

    いやあどんな結末になるんかのォ…

  • 170二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 21:54:04

    なにっまさかのエスカノールレイドボス滑り

  • 171二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 21:55:32

    (エスカノール強す)ぎぃ~~~っ

  • 172二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 23:19:22

    有馬硬すぎて笑ってしまう
    やっぱし無法スね死神は…

  • 173心配症の周師匠26/01/06(火) 23:52:41

    23ターン目


    【私立クサカベ高校・消失領域】


    音もなく、光もなく。触れた端から世界が「無」へと還っていく。 瓦礫が、空気が、そして逃げ惑う銀狼のタブレットの端が、データノイズとなって霧散した。

    「私のセーブデータが…!!」


    銀狼が悲鳴を上げる。 物理的な破壊ではない。存在の抹消。誰もが死を覚悟した。 ケリュドラでさえ、その閉じた瞳の裏で、自身の消滅を受け入れていた。


    だが。

    「……誰が、太陽に沈めと命じた?」


    傲慢な声が、虚無の闇を震わせた。


    エスカノールだ。 彼は迫りくる「世界の終わり」に対し、一歩も退かず、あろうことか一歩踏み出した。 彼の全身から噴き出す魔力(熱量)が、周囲の空間を真紅に染め上げる。

    「『無慈悲な太陽(クルーエル・サン)』」


    彼の指先に、極小の、しかし絶対的な太陽が生成される。 それは膨張し、彼の手のひらから離れ――虚無の壁へと投げつけられた。


    ジジジジジジジジッ!!!!

  • 174心配症の周師匠26/01/06(火) 23:55:50

    異音が響く。 物理干渉など不可能なはずの「削除プログラム」が、太陽の熱に触れた瞬間、激しいスパークを上げて停止した。


    『警告。警告。演算領域内の熱量が限界を突破』 『処理落ち(ラグ)発生。削除プロセス、実行不能』

    「……馬鹿な。データ削除を、熱エネルギーで焼き切っただと……?」


    ケリュドラが呆然と呟く。 彼女の作った完璧な論理(ルール)が、理不尽な暴力によってねじ伏せられていく。 世界が焼ける匂いがする。デジタルの空が溶け、本来の青空が覗き始める。

  • 175二次元好きの匿名さん26/01/06(火) 23:59:19

    デジタル=熱に弱い
    コンピューターが熱暴走を起こしたらサーバーは重くなってマトモに機能しなくなるんや

  • 176心配症の周師匠26/01/07(水) 00:02:07

    【私立クサカベ高校・瓦礫の山(王の足元)】


    システムが揺らいだ。 それは、ケリュドラを守る最後の砦――有馬貴将にとっても、致命的な隙となった。

    「……ガ、ッ」


    有馬の膝が、カクリと折れる。 エスカノールの熱波、システム異常による足場の崩壊。 だが、それ以上に彼を蝕んでいたのは、半人間としての「寿命」と、極限まで酷使された肉体の限界だった。


    (……ああ。ここまでか)


    彼の視界が、白く霞む。 組織『V』によって作られた、短命な暴力装置。 奪うことしか許されなかった虚無の人生。

    視界の端には、呆然と立ち尽くす主――ケリュドラの姿があった。 盤面だの、最強だの、駒だの。 そんな虚構に縋り、孤独な玉座で震えている少女。

    (不器用な生き方だ。……見ていて危なっかしい)


    その姿は、かつて組織の意のままに「死神」を演じていた、空っぽな自分自身と重なって見えた。 彼女には誰もいない。理解者も、託せる者も。 ならばせめて、自分という道化が、最後の幕が下りるまで付き合ってやるのも悪くはない。


    この辺Geminiに任せたので気を付けてはいるけど解釈違いだったらごめんなあっ

    個人的には有馬から見たってことで解釈してるのん

  • 177心配症の周師匠26/01/07(水) 00:06:24

    「捕まえたぜ、死神ィ!!」


    滝澤政道が背後からしがみつき、爪を突き立てる。 正面からはデンジが、チェンソーを唸らせて突っ込む。

    「眼鏡ェ!! テメェの負けだ!!」


    迫りくる刃。 いつもなら造作もなく躱せる軌道。 だが、有馬は動かなかった。

    (……下がっていてください、陛下)


    彼は「命令」ではなく「意志」で、盾となることを選んだ。 彼女の孤独な盤上に、せめて「裏切らなかった騎士」という記憶を残すために。


    ズンッ!!


    デンジのチェンソーが胸を裂く。 滝澤の爪が肉を抉る。

    (……悪くない気分だ)


    痛みの中で、彼は安堵していた。 奪うだけだった自分が、最後に誰かのために命を使い切れる。 その事実が、彼の虚無を埋めていく。

    「……終わりだ」


    ローランが瓦礫の影から飛び出す。 手には、工房製の巨大なメイス『ホイールズ・インダストリー』。


    ドゴォォォォン……!!!


    重厚な衝撃が、有馬の頭部を捉える。 眼鏡が砕け散り、最強の捜査官は、糸の切れた人形のように崩れ落ちた。

  • 178二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 00:07:40

    でも俺初めてみたんだよね
    バトロワスレでここまで爽やかな黒幕の主従関係

  • 179心配症の周師匠26/01/07(水) 00:08:07

    彼は瓦礫の上に仰向けに倒れ込む。 薄れゆく意識の中で、彼は歪んだ青空を見た。

    (……エト。俺は、何かを残せただろうか)


    彼が演じ続けた『隻眼の王』という希望。 そして、背後に残した、不器用なもう一人の王へ。

    (……さようなら。……少しは、長生きしなさい)


    彼は音もなく、光の粒子となって空へ溶けていった。 後に残ったのは、壊れたクインケと、砕けた眼鏡だけだった。


    (皇帝だけどここは王で合わせるのがいいかなと思った…周師匠だ)

  • 180心配症の周師匠26/01/07(水) 00:10:39

    【私立クサカベ高校・崩壊した校庭】


    光となって消えゆく騎士を、ケリュドラは瞬きもせずに見つめていた。

    (……ああ、美しいな)


    彼女の脳裏を、走馬灯のような思考が駆け巡る。


    彼女はずっと、この箱庭で「最強の駒」を探していた。 命令に忠実で、強力で、壊れるまで戦い続ける道具。 有馬貴将は、その条件を完璧に満たすはずだった。


    だが、彼は違った。 システムによる洗脳も、強制命令も、彼には必要なかった。 彼は、己の意志で立ち、己の意志で守り、そして己の意志で散った。


    (盤上の駒(ポーン)が……プレイヤーである僕に、背中を見せて散るとは)


    それは不敬であり、傲慢であり――そして何よりも、得難い「忠義」だった。 数多の世界を盤面としてきた彼女ですら、初めて味わう喪失感。 皇帝(カイザー)よりも気高く振る舞った騎士(ナイト)への、嫉妬にも似た敬意。

    「……ご苦労だった、白刃卿」

  • 181二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 00:13:03

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  • 182心配症の周師匠26/01/07(水) 00:14:09

    彼女は小さく呟いた。 その声は誰にも聞こえなかったが、消えゆく光には届いただろうか。 彼女の中で、何かが燃え尽きた。 最強の騎士を失ってまで、この泥仕合を続ける意味が、彼女にはもう見出せなかった。

    「……チェックメイト、か」


    ケリュドラは、光が消えた空を見上げ、静かに呟いた。 彼女の周りには、もう誰もいない。


    彼女はよろめきながらも、背筋を伸ばして立った。 ドレスはボロボロで、威厳など見る影もない。 だが、彼女は逃げなかった。

    「……見事だ」


    彼女は周囲を取り囲む生存者たち――デンジ、ローラン、ジョン・ウィック、ジャンヌ・オルタを見回す。

    「僕が求めた『最強』の形とは違ったが……この混沌(カオス)こそが、貴様らの答えというわけか」


    彼女は空中のコンソールを操作しようと手を伸ばす。 だが、その手は銀狼のハッキングによってロックされ、動かない。

    「……残念。運営権限(アドミン)、剥奪させてもらったよ」


    銀狼が瓦礫の上でタブレットを掲げ、勝者の笑みを浮かべる。 画面には『System Hacked』の文字。


    「……ふん。最後まで小賢しい」


    ケリュドラは抵抗を止め、静かに腕を下ろした。 もはや、盤をひっくり返す力も、駒を動かす権限もない。 そして何より、守るべき「皇帝の威厳」を示すための騎士は、もういない。


    ローランが歩み出る。 漆黒の大剣を引きずり、ケリュドラの喉元へと切っ先を突きつける。

    「……終わりだ、運営」

  • 183心配症の周師匠26/01/07(水) 00:16:21

    殺気はない。ただ、事務的な処刑の宣告。 ケリュドラは目を閉じ、静かに頷いた。

    「ああ。……投了(リザイン)だ」


    彼女は両手を広げ、天を仰ぐ。 その脳裏には、最後に見た有馬の安らかな表情が焼き付いていた。


    「私の負けだ。……好きにするがいい、勝者たちよ」


    その言葉と共に、彼女の身体から力が抜け、その場に膝をついた。 王冠は落ち、玉座は崩れた。 戦場を支配していた絶対的な緊張が、糸が切れたように霧散していく。

    『……終了(フィニッシュ)』


    銀狼のタブレットから、ゲームセットを告げる電子音が響き渡る。 虚無が止まり、太陽の熱が和らぎ始める。


    長い、長いバトルロワイヤルが、主催者の完全敗北によって幕を閉じた瞬間だった。


    23ターン目(決着)

    生存者

    デンジ(有馬を倒し、勝利の雄叫びを上げる)/銀狼(システムを完全掌握。ケリュドラの権限を剥奪し、ゲームセットを宣言)/イシュタル(状況が落ち着き、へたり込む)/ケリュドラ(有馬という唯一無二の理解者(駒)を失い、戦う意義を喪失。完全敗北を認める)/有馬貴将(自身の願いを成就させ、主に見送られながら光となって消滅。リタイア)/エスカノール(虚無を物理的に停止させ、最強の証明を完了。満足げに腕を組む)/セファール(戦いが終わり、放浪者に抱きしめられ安堵する)/放浪者(セファールを守り抜いた/ 滝澤政道(有馬へのトドメに参加し、満足して瓦礫の上で大の字になる)/ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕(終わったことに安堵しつつも、悪態をつく)/ジョン・ウィック(プロとして状況終了を確認。銃を収める)/ローラン(ケリュドラを無力化し、復讐と任務を達成)


    死亡者 久瀬大作 / ドンキホーテ / シイコ・スガイ / クジンシー / リカルド / 憎しみの女王 / 瀬戸内若冲 / バルナバス・ザルム


    戦闘不能・消滅 有馬貴将


    Game Set 勝者:生存者全員(主催者無力化による勝利)

  • 184心配症の周師匠26/01/07(水) 00:18:30

    エピローグ:『解散(ログアウト)』


    【私立クサカベ高校・跡地】


    虚無が止まり、青空が戻った校庭。 しかし、そこにはもう殺気はない。あるのは、祭りの後のような静寂と、生き残った者たちの安堵感だけだった。


    銀狼が、瓦礫の山(かつての玉座)に腰掛け、タブレットを操作する。

    「……システム、オールグリーン。管理者権限、完全に掌握した」


    彼女がパチンと指を鳴らすと、生存者たちの前に、半透明のホログラムウィンドウが出現した。


    『CONGRATULATIONS!!』 『Reward: One Wish (Any)』

    「さて、と。ゲームクリアの報酬タイムだよ。主催者(あいつ)が貯め込んでた膨大なエネルギー、全部あなたたちの『願い』に変換しておいた。……生き返らせたい人がいるなら、それも出来るよ」


    銀狼がニヤリと笑う。


    「さっさと願いを決めて、元の世界に帰りなさい。……サーバーが落ちる前にね」

  • 185二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 00:20:46

    悪が順当に滅んで善人(一部怪しいやついるけどまあええやろ)が生き残った
    俺は嬉しいぜ!

  • 186心配症の周師匠26/01/07(水) 00:20:58

    【デンジの選択】

    「うおおお! マジかよ! 何でもいいのか!?」


    デンジが目を輝かせる。世界の危機も、命のやり取りも、彼にとってはもう過去のことだ。


    「じゃあよォ! 最高に美味い食パンと、ジャムと、あとフカフカのベッド!! それから……」


    彼は欲望のままに叫び、そして少しだけ照れくさそうに付け加えた。

    「……ナユタへのお土産も、なんかいい感じのやつ頼むわ!!」


    光が彼を包む。 「っしゃあ! 帰って寝るぞォォ!!」 彼は満面の笑みで、元の日常へと帰還していった。


    【イシュタルの選択】

    「ったく、散々な目に遭ったわ……。神霊を使い走りにするなんて、万死に値するわよ」


    イシュタルは髪を払いながら、ウィンドウに表示された報酬額(エネルギー量)を見て、目の色を変えた。


    「……あら? でも、この魔力量を宝石に換算すれば……」


    彼女は素早く計算し、とろけそうな笑顔になった。

    「これ全部、最高級の宝石に変えて!! 今すぐ!!」


    ドサドサドサッ!! 山のような宝石と共に、彼女の姿が転送されていく。 「あはははは! 大勝利! 最後に笑うのは美の女神ってわけね!!」

  • 187心配症の周師匠26/01/07(水) 00:23:13

    【ジョン・ウィックの選択】

    ジョンは静かに銃の弾倉を確認し、ホルスターに収めた。 「死者の蘇生も可能」という銀狼の言葉を聞いた瞬間、彼の手が止まった。


    彼は懐から、血と泥で汚れたロケットペンダントを取り出し、開いた。 そこには、彼が殺しの世界から足を洗う理由となった、愛する女性の写真があった。

    「……本当に、可能か」

    「うん。このエネルギー量なら、因果ごと書き換えられる」


    銀狼の答えに、ジョンは深く息を吐き、静かに頷いた。 彼にとって、平穏な家も、犬も、彼女がいなければ意味をなさない。 彼が望むのは、奪われた「愛」そのもの。


    「……ヘレンを。妻を、還してくれ」


    短く、しかし万感の思いを込めて告げる。 光が彼を包む。 その光の先には、彼の帰りを待つ女性の影が揺らめいていた。

    彼は微かに微笑み、愛する者の待つ世界へと歩き出した。


    【セファール & 放浪者の選択】

    『……終わった、の?』


    セファールが不安げに周囲を見渡す。 放浪者が、彼女の手を握り締める。その小さな手から伝わる温もりが、彼女に答えを教えた。

    「……」


    放浪者が、どこか遠くを指差す。 戦いのない場所。兵器としてではなく、ただの「生命」として生きられる場所へ。


    『うん……。一緒に……行きたい』


    二つの影が重なり、柔らかな光に溶けていく。 彼らの行く先がどこであれ、二度と離れることはないだろう。

  • 188二次元好きの匿名さん26/01/07(水) 00:26:36

    これまで何度もオッパイもアソコもデカい上にめちゃくちゃ強いメスブタ達と仲良くなってきた…放浪者師匠だ

  • 189心配症の周師匠26/01/07(水) 00:28:55

    【ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕の選択】

    「ハッ。くだらないお遊戯だったわ」


    ジャンヌ・オルタは黒い旗を消滅させ、不機嫌そうに腕を組んだ。


    「願い? そんなもの、あの馬鹿なマスターの元へ戻すだけでいいわよ」


    彼女は背を向け、少しだけ声を潜めた。

    「……ま、退屈しのぎにはなったけどね。……ほんの少しだけ」


    ツンとした態度を崩さないまま、彼女もまた黒い炎と共に帰還した。


    【ローランの選択】

    復讐者は、最後まで表情を崩さなかった。 死者蘇生が可能だと聞いても、彼は揺らがなかった。アンジェリカを取り戻したいという激情はある。だが、それを「ゲームの報酬」として受け取ることを、彼の復讐心とプライドが許さなかったのかもしれない。あるいは、まだやるべきことがあるのか。

    「……都市へ戻せ。仕事が残っている」


    彼は黒い手袋を締め直す。 その背中には、少しだけ憑き物が落ちたような哀愁が漂っていた。 霧のように、彼は静かに消え去った。

  • 190心配症の周師匠26/01/07(水) 00:30:30

    【エスカノールの選択】

    「願いだと? 我にそのような施しは不要だ」


    エスカノールは傲慢に笑った。 正午は過ぎたが、その威厳は衰えていない。

    「我は証明した。天において、地において、我こそが最強であると。……それ以上の報酬など、蛇足に過ぎん」


    彼はウィンドウを指先で弾き飛ばした。


    「マーリンの元へ戻せ。……土産話くらいはしてやろう」


    太陽の如き男は、最後まで王者の風格を纏ったまま、眩い光と共に去っていった。


    この後次スレを立てます

    ちょっと足りないのん…

  • 191心配症の周師匠26/01/07(水) 00:32:50

オススメ

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