大阪府知事の吉村洋文氏が17日、大阪松竹座で行われた「大阪国際文化芸術プロジェクト 壽 初春歌舞伎特別公演開催記念 映画『国宝』と『京鹿子娘道成寺』」に出席した。
この日、同劇場には映画「国宝」の李相日監督のほか、同映画に出演し、歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎、吾妻流家元・吾妻徳陽役として出演し振付や所作指導にも携わった中村壱太郎も出席。映画の裏話や来年1月7~25日まで公開される歌舞伎公演の解説を行った。
プロジェクトの主催者として登壇した吉村氏は「すばらしい映画。歌舞伎の深さを知ることができた」と称賛した。
「国宝」では、喜久雄(吉沢亮)の師・花井半次郎(渡辺謙)が舞台上で吐血し、亡くなるシーンがある。
トーク中に鴈治郎がせきをすると、吉村氏が駆け寄り「大丈夫ですか。死なないでくださいね。(映画では)舞台の上で血を吐くシーンがありましたからね。止めて、止めて、幕~。幕閉じて、早く~!」とアドリブで大騒ぎし、観客は手を打って大笑いした。
突然始まった吉村氏のコントに巻き込まれた鴈治郎は「大丈夫です。たまたまマイクが(せきの音を)拾ってしまっただけ」とタジタジ。
李監督は「さすが大阪だな。あんなに笑いをとって」と感心するばかりだ。
大阪・十三にあるキャバレーも撮影に使われたといい、李監督は「あの昭和のレトロな雰囲気がまさに(映画の世界観に)ぴったりで良かったです」と語った。












