昨日の菅首相の虚ろな目での会見にはがっかりしました。まるで小学校の朝礼のように無内容。
その談話はなんら国民を力づけるものではなく、「自分が被災地を空から見た」という自分がよくやっていることを間接的にほのめかし印象付ける意図の政治的ポーズ発言があちこちに透けて見えました。原発の事故も「予想外の規模の地震」に責任をなすりつける言い訳に終始。しかし、これは活断層の上に築かれた静岡の原発の危険性、それの炉心事故が起きた時は東京も名古屋も人が住めなくなるということは、長年多くの本が識者によって出版されて、福島や新潟の原発もあぶないということは指摘され、そうしたことを追及するブログもこのYahooブログにもたくさんあります。新聞のいくつかは、事実を隠して世論をコントロールしようという意図が談話に透けて見え、逆に不安が増した、というようなことが書かれていますが、まさにそのとおりだと思います。
ここ1日半で、世界中から40通ほどのメールが来て、電話も3本ほどかかってきまして、そのなかにはイタリアの双輪皇帝からのメールもありました。それも会社のPCからではなく彼の個人のPCから。それも40通ほどのなかの3番目にはいっていましたので、その対応速度と目の配り方は、やはり世界の超一流企業のリーダーはちょっと違うと実感しました。福島原発で爆発音がしたのが3時36分、枝野官房長官がそれから2時間10分後に会見をした内容は「なんらかの爆発があったことは報告されている」という無内容な説明。菅直人首相が談話を発表したのは8時半を過ぎてからでした。5時間も経っている。これはまったくお話になりません。
私の過去ログの「小説仕立て」のなかのチェルノブイリのところ(2009年四月のファイル)を見てもらうとわかりますが、5時間でチェルノブイリから西ヨーロッパに放射能汚染物質は到達していました。5時間もどうしてかかるのか?ようするに日本の政治家には危機管理能力がない、と世界的に烙印を押されるでしょう。
ここ3年ばかり、俳優やエジプト学者をさかんにCMに登場させて、「原発は安全」とアピールしていたのはすべて「広告代理店のつくりごと」と「科学も物理もわからない政治家の絵空事」のコラボであったことが露呈している感じです。
エジプト発掘の資金欲しさに、科学者でもなく、原子力の専門家でもない学者が原発推進CMに出たのか?
狭い日本の中の広範囲を長年にわたって住めなくする事故の起こる可能性のある原発を、作ったり運転する権利がいったい誰にあるのか?現にチェルノブイリも、事故後の放射能漏れをとめるための石棺を作り足さないといけない時期がきているにもかかわらず、資金難で作れない状況です。これで南海、東南海大地震でも起こって、静岡の原発などがやられたら、また「想定を超える大地震で、、、」と同じ言い訳をくりかえすつもりなのか?
じつは、昨晩の菅直人首相の会見のあとしばらくして、ドイツの友人から電話がありまして、ドイツの環境相は「日本政府は原子炉事故に関してすべての真実を語っていない」という意味のコメントをしたことがリポートされました。海外の人々には「言葉のレトリック」が通じないので、見る目はクールです。
さて、いくつかの新聞やメディアが「やってくれるだろう小沢一郎」というような強いリーダー末期期待論をここ数ヶ月論戦をはっていましたが、地震発生後、彼がリーダーシップをとって、何か目だったアクションがあったか?というと、新聞やテレビで彼のニュースは一切伝わってきません。東北は彼の地元だったはず、もっと何か彼のニュースが聞こえてきてもよさそうなものです。
この未曾有の災害の中で政治が「脳死状態」に感じられるのはわたしだけでしょうか。
roughton
自然と調和して、自転車の上のEthicalな生活をして、健康長寿。
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