トレーナー室の支配者と、堕ちていくウマ娘たち 作:railgunk
すべてのピースは嵌まった。
かつては殺風景だった俺のトレーナー室は、今や、甘く、重苦しい背徳の香りで満たされた、秘密の「箱庭」へと変貌を遂げている。
そこにあるのは、常識や倫理が通用しない、俺と彼女たちだけの閉ざされた世界だ。
「トレーナー! 今日もタイムを更新したぞ!」
汗に濡れたカツラギエースが、弾けるような笑顔で部屋に飛び込んでくる。
彼女はもう、勝利のためだけに走っているのではない。レースに勝ち、その高揚感を抱えたまま俺に抱かれること。それが彼女のレースのゴールだ。
俺は彼女を迎え入れ、その引き締まった身体を愛撫する。彼女は恍惚の表情でそれを受け入れる。
「エース、お前は俺の最高傑作だ」
その言葉一つで、彼女はどんな過酷なトレーニングにも、どんな倒錯した夜の営みにも耐え抜く、最強の戦士となる。
そのエースの背後で、ミスターシービーが静かに控えている。
彼女の役割は、エースの輝きを引き立てるための「影」だ。
エースが俺に愛されているのを見せつけられ、嫉妬に狂いながらも、そのお零れのような愛撫にすがりつく。
「悔しいか、シービー。なら、もっと惨めに鳴いてみろ」
俺の蔑みの言葉に、彼女はゾクゾクと身を震わせ、自ら服を脱ぎ捨てる。彼女は、プライドを粉々にされる瞬間にこそ、生きている実感を覚えるマゾヒストへと変貌していた。
夜が更ければ、また別の来客がある。
理事長の秋川やよい。
彼女は部屋に入った瞬間、威厳ある理事長の仮面を脱ぎ捨て、ただの幼い少女へと退行する。
「トレーナー君……わらわを、壊して……」
未成熟な身体を晒し、無機質な玩具に翻弄されながら、彼女は日々の重圧を快楽で塗りつぶしていく。俺の腕の中だけが、彼女が「女の子」に戻れる唯一の聖域なのだ。
そして、この箱庭を維持するための、忠実な共犯者たち。
アグネスデジタルは、今日も有益な情報を持ってくる。
「ご主人様、次のターゲット候補の弱点、解析完了しましたぞ」
彼女は俺の手足となり、学園中の情報を収集し、時には俺の情事の片棒を担ぐ。
俺が他のウマ娘を陵辱する様を「神聖な儀式」として崇め、その記録係として興奮に浸る彼女は、もはや正常な思考など持ち合わせていない。
ライスシャワーは、俺の精神的な排泄口だ。
「お兄さま、辛いことは全部ライスにぶつけて……」
彼女は俺の欲望処理を、崇高な「人助け」だと信じている。俺が暴力を振るっても、無理難題を押し付けても、彼女はそれを「自分の罪滅ぼし」として受け入れ、涙を流して喜ぶ。
その歪んだ献身は、俺の加虐心をどこまでも満たしてくれる。
エースの肉体、シービーの精神、理事長の権力、デジタルの情報、ライスの献身。
これら全てが、複雑に、しかし完璧に噛み合い、俺を中心とした生態系を形成している。
彼女たちは不幸だろうか?
いや、違う。
彼女たちは皆、満たされている。
俺という絶対的な指針を得て、迷うことなく生きているのだから。
俺はソファに深く腰掛け、彼女たちを見渡した。
誰もが、俺の命令を待ち望み、俺の愛を渇望している。
ここには嘘も建前もない。あるのは、剥き出しの欲望と、依存という名の純愛だけだ。
窓の外では、何も知らない生徒たちが、青春を謳歌している。
だが、この壁一枚隔てた密室では、もっと濃密で、ドロドロとした、本物の「青春」が繰り広げられているのだ。
「……さて」
俺は立ち上がり、彼女たちに向かって手を広げた。
「今日も始めようか。俺たちだけの、終わらないレッスンを」
彼女たちが一斉に、熱っぽい瞳で俺を見る。
その視線を受ける快感に、俺は打ち震えた。
この箱庭は、決して崩壊しない。
なぜなら、彼女たちはもう、俺なしでは呼吸すらできないのだから。
そして俺もまた、この支配の甘美な味を、手放すつもりなど毛頭ないのだから。