トレーナー室の支配者と、堕ちていくウマ娘たち   作:railgunk

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第五章:永遠に続く密室の箱庭

すべてのピースは嵌まった。

 かつては殺風景だった俺のトレーナー室は、今や、甘く、重苦しい背徳の香りで満たされた、秘密の「箱庭」へと変貌を遂げている。

 

 そこにあるのは、常識や倫理が通用しない、俺と彼女たちだけの閉ざされた世界だ。

 

「トレーナー! 今日もタイムを更新したぞ!」

 

 汗に濡れたカツラギエースが、弾けるような笑顔で部屋に飛び込んでくる。

 彼女はもう、勝利のためだけに走っているのではない。レースに勝ち、その高揚感を抱えたまま俺に抱かれること。それが彼女のレースのゴールだ。

 俺は彼女を迎え入れ、その引き締まった身体を愛撫する。彼女は恍惚の表情でそれを受け入れる。

 「エース、お前は俺の最高傑作だ」

 その言葉一つで、彼女はどんな過酷なトレーニングにも、どんな倒錯した夜の営みにも耐え抜く、最強の戦士となる。

 

 そのエースの背後で、ミスターシービーが静かに控えている。

 彼女の役割は、エースの輝きを引き立てるための「影」だ。

 エースが俺に愛されているのを見せつけられ、嫉妬に狂いながらも、そのお零れのような愛撫にすがりつく。

 「悔しいか、シービー。なら、もっと惨めに鳴いてみろ」

 俺の蔑みの言葉に、彼女はゾクゾクと身を震わせ、自ら服を脱ぎ捨てる。彼女は、プライドを粉々にされる瞬間にこそ、生きている実感を覚えるマゾヒストへと変貌していた。

 

 夜が更ければ、また別の来客がある。

 理事長の秋川やよい。

 彼女は部屋に入った瞬間、威厳ある理事長の仮面を脱ぎ捨て、ただの幼い少女へと退行する。

 「トレーナー君……わらわを、壊して……」

 未成熟な身体を晒し、無機質な玩具に翻弄されながら、彼女は日々の重圧を快楽で塗りつぶしていく。俺の腕の中だけが、彼女が「女の子」に戻れる唯一の聖域なのだ。

 

 そして、この箱庭を維持するための、忠実な共犯者たち。

 

 アグネスデジタルは、今日も有益な情報を持ってくる。

 「ご主人様、次のターゲット候補の弱点、解析完了しましたぞ」

 彼女は俺の手足となり、学園中の情報を収集し、時には俺の情事の片棒を担ぐ。

 俺が他のウマ娘を陵辱する様を「神聖な儀式」として崇め、その記録係として興奮に浸る彼女は、もはや正常な思考など持ち合わせていない。

 

 ライスシャワーは、俺の精神的な排泄口だ。

 「お兄さま、辛いことは全部ライスにぶつけて……」

 彼女は俺の欲望処理を、崇高な「人助け」だと信じている。俺が暴力を振るっても、無理難題を押し付けても、彼女はそれを「自分の罪滅ぼし」として受け入れ、涙を流して喜ぶ。

 その歪んだ献身は、俺の加虐心をどこまでも満たしてくれる。

 

 エースの肉体、シービーの精神、理事長の権力、デジタルの情報、ライスの献身。

 これら全てが、複雑に、しかし完璧に噛み合い、俺を中心とした生態系を形成している。

 

 彼女たちは不幸だろうか?

 いや、違う。

 彼女たちは皆、満たされている。

 俺という絶対的な指針を得て、迷うことなく生きているのだから。

 

 俺はソファに深く腰掛け、彼女たちを見渡した。

 誰もが、俺の命令を待ち望み、俺の愛を渇望している。

 ここには嘘も建前もない。あるのは、剥き出しの欲望と、依存という名の純愛だけだ。

 

 窓の外では、何も知らない生徒たちが、青春を謳歌している。

 だが、この壁一枚隔てた密室では、もっと濃密で、ドロドロとした、本物の「青春」が繰り広げられているのだ。

 

「……さて」

 

 俺は立ち上がり、彼女たちに向かって手を広げた。

 

「今日も始めようか。俺たちだけの、終わらないレッスンを」

 

 彼女たちが一斉に、熱っぽい瞳で俺を見る。

 その視線を受ける快感に、俺は打ち震えた。

 

 この箱庭は、決して崩壊しない。

 なぜなら、彼女たちはもう、俺なしでは呼吸すらできないのだから。

 そして俺もまた、この支配の甘美な味を、手放すつもりなど毛頭ないのだから。

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