【船橋新京成バス】西白井線

 西白井線は、鎌10(鎌ヶ谷大仏〜西白井駅~白井開拓~西白井駅〜清水口〜ニュータウン七次台、6.65km)、鎌12(鎌ヶ谷大仏〜白井開拓~西白井駅、3.85km)、西白01(西白井駅〜清水口〜ニュータウン七次台、2.8km)の3系統で構成されている。
 ニュータウン七次台へは、千葉ニュータウンの開発に合わせて、昭和60年3月21日に西白01の運行を開始した。当時は西白01は独立した路線となっており、西白井地区ではこのほか、鎌ヶ谷線の船01(船橋駅北口〜二和道〜鎌ヶ谷大仏〜西白井駅〜富塚)、船02(船橋駅北口〜二和道〜鎌ヶ谷大仏〜西白井駅)、鎌11(鎌ヶ谷大仏〜西白井駅〜富塚)、先述した鎌12があった。
 平成12年8月16日のダイヤ改正で、根〜富塚間が廃止されるとともに、鎌ヶ谷線は船橋駅北口〜二和道〜鎌ヶ谷大仏間の船03のみとなり、船01、船02、鎌11は廃止された。これに伴い、西白井駅を発着する路線は、鎌12と西白01のほか、両系統の通し運行となる鎌10が新設された。
 メインは鎌12で、朝に西白01、日中に鎌10が設定されている。平成初頭の西白01は、1時間に2〜3本運行されていた。路線再編後も1時間に1本程度は維持していたのだが、利用者の減少によで減便が進み、西白井駅発ニュータウン七次台行は、平日9本、土休日6本とローカル線並みの運行本数で、平日の朝を除いて2時間に1本程度となってしまった。一方、鎌ヶ谷大仏〜西白井駅間は日中に区間便の鎌12が設定されており、平日は1時間に1本となっている。西白井駅発ニュータウン七次台行の最終は19:35発(鎌ヶ谷大仏19:20発)で、都心からの通勤帰りでは使いにくく、バス利用者が少ないことを裏付けている。
 車両についても、かつては大型車のみだったが、現在は中型車と小型車が使用されている。それでも十分な利用者数だ。最近は鎌ヶ谷営業所のダイヤ数が減ったためか、まれに大型車も入るようだ。
 七次台は、千葉ニュータウンでは比較的早い時期に開発が行われた。当時の白井町(平成14年4月1日市制施行)の西白井地区では大山口と清水口に続く入居となったが、初の戸建て住宅となった。令和5年7月末現在の住民基本台帳によると、七次台1~4丁目には942世帯2,220人が居住しており、ニュータウンらしいたたずまいとなっている。住宅の間取りも広々としている。初期の分譲開始から40年近く経過し、当初のバス通勤者の多くはリタイアしている。
 「統計しろい」から、船橋新京成バス3系統を合わせた営業キロと輸送人員を比較すると、平成13年度は116,203キロ・175,000人、平成23年度は97,954キロ・131,766人、令和3年度は50,945キロ・55,476人と大幅に落ち込んでいる。各家庭ではマイカーを保有しており、西白井駅などへマイカー通勤や、家族に送迎を頼んでいる人が多いのだろう。学生は自転車を利用しているようだ。西白井駅前にはタイムズのコインパーキングの隣に、200台以上は止められる大出月極駐車場がある。この大出月極駐車場は月額6,825円に対し、バス190円区間の通勤定期は1カ月8,550円である。七次台からマイカーを止めて北総線で通勤している人がいるかは不明だし、会社でマイカー通勤を認めているかにもよるが(一般的に都内の会社では、通勤時の労災事故防止の観点から、就業規則で公共交通機関以外の交通費を認めておらず、バスの定期券を申請し、こっそりとマイカー通勤している人が多い)、金額ではマイカー通勤の方が有利となっている。
ニュータウン七次台
 さて、3系統が乗り入れる北総鉄道の西白井駅は、1番のりばが鎌ヶ谷大仏行、2番のりばがニュータウン七次台行が発着する。当時の日本住宅公団が設置したオリジナルの案内板に時刻表が貼られている。なお、3番のりばは白井市コミュニティバス「ナッシー号」、成田空港行、深夜急行バス、東京学館船橋高校のスクールバスが使用している。
 西白井駅からは県道191号・西白井停車場線を進み、ひらがなも漢字も一文字の根は、富塚行との分岐停留所だった。公園前、中学校、三丁目、小学校といった、固有名詞が付かない停留所名が並ぶ。西白井駅方向は上屋が設置されている。利用者は発車時刻に合わせてのりばに来るためか、ベンチは設置されていない。
 小学校〜ニュータウン七次台間は、開業当初は県道を直進していたが、現在は県道を外れて、住宅地内の小学校ー野口台公園ーふるさとの森入口ーニュータウン七次台の順に停車するようになった。ふるさとの森入口〜ニュータウン七次台間は僅か200mしか離れておらず、すぐ見える場所にある。この200mとは「駅すぱあと」から算出したのだが、四捨五入した距離のはずで、実際は200mもない。ふるさとの森入口→ニュータウン七次台方向の所要時間は8分とってある。
 終点の停留所名は七次台ニュータウンではなく、ニュータウン七次台となっている。県道を挟んだところに十数台止めることができる広々とした折返し場がある。鎌ヶ谷営業所のある鎌ヶ谷大仏で中休をとるため、十数分で折り返す。西白井地区のニュータウン開発が進み、複数の路線が開通していれば、単なる休憩所ではなく、今なき芝山操車場のように機能していたのかもしれない。
 七次台地区は白井市コミュニティバス「ナッシー号」の西ルート(白井市役所→白井駅北口→七次台3丁目→さわやかプラザ軽井沢→大松→西白井駅)も乗り入れている。西ルートは船橋新京成バスとちばレインボーバスの2社が担当しており、いずれも日野ポンチョを使用している。中学校は七次台中学校、小学校は七次台小学校、ニュータウン七次台は七次台3丁目と、きちんとした停留所名となっている。船橋新京成バスの三丁目と場所が異なる。白井市コミュニティバスの方が停留所名は親切で、西白井線も合わせるべきだろう。白井市コミュニティバスは通っていないが、公園前は船橋市内にも同一停留所名がある。
DSC_0320.JPG↑西白井駅
DSC_0318.JPG↑西白井駅の時刻表。公団オリジナルの表示板だ
DSC_0373.JPG↑西白井駅で発車待ちする鎌ヶ谷大仏行
DSC_0356.JPG↑ニュータウン七次台のポール
DSC_0345.JPG↑時刻表。ニュータウンとは思えない運行回数だ
DSC_0289.JPG↑のりば
DSC_0352.JPG↑白井市コミュニティバスのポール。現在は運行経路の変更により、循環していない
DSC_0338.JPG↑一つ前のふるさとの森入口停留所が見える
DSC_0346.JPG↑七次台の住宅地。最近になって開発された街区だ
DSC_0333.JPG↑折返し場全景。西白井駅経由鎌ヶ谷大仏行の「1400」が待機中
DSC_0349.JPG↑休憩所の手前には、使われていない車止めが設置されている
DSC_0347.JPG折返し場周辺は、昔ながらの田園風景が広がる
習志野200 か 646
 平成18年式のいすゞPAーLR234J1(ジェイバス)。鎌ヶ谷営業所所属で、社番は「1400」。
 いすゞエルガミオノンステップバスで、元船橋バスの「Fー131」。船橋バスでは、船橋グリーンハイツの一部解体に伴い、バス利用者が減少したことから中型車を導入した。ただし、収容力に問題があったためか、このあとの新車は再び大型車となっている。
 平成19年10月1日付で新京成電鉄が船橋バスを吸収合併後は、船橋新京成バスカラーに変更され、森精機製作所千葉事業所(現在のDMG森精機。千葉事業所は閉鎖)の特定車となった。その後はワンマン機器が装着され、乗合用途に変更された。
 船橋バスの車両で塗り替えられたのは、この「Fー131」が唯一だった。今や船橋バス唯一の生き残り車両だ。船橋新京成バスとは座席の柄が異なる。
 パークサイド鎌ヶ谷線(東武鎌ヶ谷駅〜東中沢二丁目〜東武鎌ヶ谷駅)や西白井線をメインに運用されている。一時期は船橋駅北口にも乗り入れていた。
DSC_0168.JPG↑元船橋バスのいすゞPAーLR234J1(鎌ヶ谷営業所)

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