土星(どせい、ラテン語: Saturnus英語: Saturnギリシア語: Κρόνος)は、太陽から6番目で、太陽系の中では木星に次いで2番目に大きな惑星である。巨大ガス惑星に属する土星の平均半径は地球の約9倍に当たる[2][3]。平均密度は地球の1/8に過ぎないため、巨大な体積のわりに質量は地球の95倍程度である[4][5][6]。そのため、木星型惑星の一種に分類されている。

土星 ♄
Saturn
カッシーニによる撮影 (2004年3月27日)
カッシーニによる撮影
2004年3月27日
仮符号・別名 鎮星、填星
分類 木星型惑星
軌道の種類 外惑星
発見
発見方法 目視
軌道要素と性質
元期:J2000.0[1]
軌道長半径 (a) 9.53707032 au
近日点距離 (q) 9.021 au
遠日点距離 (Q) 10.054 au
離心率 (e) 0.05415060[1]
公転周期 (P) 29.53216 年
会合周期 378.09 日
平均軌道速度 9.6724 km/s
軌道傾斜角 (i) 2.48446°[1]
近日点黄経 () 92.43194°[1]
昇交点黄経 (Ω) 113.71504°[1]
平均黄経 (L) 49.94432°[1]
太陽の惑星
衛星の数 274 (277)
物理的性質
赤道面での直径 120,536 km
表面積 4.38 ×1010 km2
質量 5.688 ×1026 kg
地球との相対質量 95.16254888
平均密度 0.70 g/cm3
表面重力 8.96 m/s2
脱出速度 35.49 km/s
自転周期 10時間 13分 59秒
(赤道面)
10時間 32分 45秒
(極)
アルベド(反射能) 0.47
赤道傾斜角 25.33 度
表面温度 93K(雲の最上層)
表面温度
最低 平均 最高
82K 143K n/a
大気の性質
大気圧 140 kPa
水素 >93%
ヘリウム >5%
メタン 0.2%
水蒸気 0.1%
アンモニア 0.01%
エタン 0.0005%
ホスフィン 0.0001%
Template (ノート 解説) ■Project

土星の内部にはニッケルおよびシリコン酸素化合物である岩石から成る中心核があり、そのまわりを金属水素が厚く覆っていると考えられ、中間層には液体水素ヘリウムが、その外側はガスが取り巻いている[7]

惑星表面は、最上部にあるアンモニアの結晶に由来する白や黄色の縞が見られる。金属水素層で生じる電流が作り出す土星の固有磁場は地球磁場よりも若干弱く、木星磁場の1/12程度である[8]。外側の大気は変化が少なく色彩の差異も無いが、長く持続する特徴が現れる事もある。風速は木星を上回る1800 km/hに達するが、海王星程ではない[9]

土星は恒常的なを持ち、9つが主要なリング状、3つが不定的な円弧である。これらはほとんどがの小片であり、岩石のデブリ宇宙塵も含まれる。知られている限り146個の[10]衛星を持ち、うち63個には固有名詞がついている。これにはリングの中に存在する何百という小衛星(ムーンレット)は含まれない。タイタンは土星最大で太陽系全体でも2番目に大きな衛星であり、水星よりも大きく、衛星としては太陽系でただひとつ有意な大気を纏っている[11]

日本語で当該太陽系第6惑星を「土星」と呼ぶ由来は、古代中国において五惑星が五行説に当てはめて考えられた際、この星に「土徳」が配当されたからである[12]:87。英語名の "Saturn"(サターン)は、ローマ神話の農耕神サートゥルヌスに由来する[13][14]