長野さるくらで開催の甲信シリーズは、小澤正幸選手がS2000でのシリーズ初優勝を達成!
2021年9月17日
JMRC甲信ジムカーナシリーズは、8月29日、シリーズ3戦目となるバトルが長野県のさるくらモータースポーツランドで開催された。
2021JMRC甲信ジムカーナシリーズ第3戦
HORMSエキサイティングジムカーナ
開催日: 2021年8月29日
開催場所: さるくらモータースポーツランド(長野県飯田市)
主催: HORMS
JMRC甲信ジムカーナシリーズは、JMRC関東のジムカーナシリーズの一角を成すシリーズだ。JMRC関東のジムカーナシリーズは非常に多岐に渡っているが、まず関東全域を転戦するシリーズとして、JAF関東ジムカーナ選手権とダブルタイトルとなるJMRC関東オールスターシリーズがある。関東地区の中ではこのシリーズが最も上級者向けということになるが、もうひとつJMRC関東チャンピオンシリーズがあり、こちらもなかなかレベルが高い。
加えて、各エリアごとに、いわゆる“県戦”と呼ばれるシリーズがあり、JMRC栃木・茨城シリーズ、JMRC埼群シリーズ、JMRC千葉・東京シリーズ、JMRC神奈川シリーズ、JMRC新潟シリーズ、そして今回のJMRC甲信シリーズと、計6つものシリーズが設定されている。これらのシリーズは初中級者向けシリーズとして位置づけられており、ステップアップを目指す選手は、まずは最寄りの地区の県戦から始めてチャンピオンシリーズ、オールスターシリーズへとレベルを上げていくことになるが、県戦に集中して、じっくりと地元のコースを長年かけて攻略していくという選手も、もちろん多い。
甲信シリーズは、その名の通り、山梨・長野エリアのコースを舞台とするシリーズで、今年は、今回の大会が行われた長野県飯田市にある、さるくらモータースポーツランドで3戦、R-SPEC Kakizakiで1戦の計4戦のシリーズが組まれている。R-SPEC Kakizakiは実は新潟県上越市の日本海に面した柿崎地区にあるコースで、JMRC新潟ジムカーナシリーズの舞台ともなっているが、長野に隣接する新潟のコースということで、甲信シリーズとしても一戦、長野県のJAF加盟クラブであるSCOTTが主催を担当している。
今回、まず最初に決勝が行われたNTF2クラスは、ZC33Sスイフトを駆った山口博幸選手が優勝。2か月前にマシンチェンジしたスイフトでは初の実戦に挑んだ山口選手は、「サイドブレーキを引くタイミングがまだ分からず、うまくターンできなかった」と言いつつも、第2ヒートでは約3秒のタイムアップを果たして、マシンの習熟には成果があった様子だ。
甲信シリーズに出たのは実に2012年以来ということだが、さるくらについては、「テクニルカルセクションがきついけど、それだけやり甲斐のあるコースですね。以前、ジムカーナが開催されていた神奈川のさがみ湖リゾート プレジャーフォレストのコースを思い出させてくれる、楽しいコースだと思います」とその印象を語ってくれた。
一方、NTR1クラスは東京から遠征してきた室澤純一選手が優勝したが、「1本目ダメだった所を修正しようとしたのですが、2本目はタイムを落としてしまいました」とやや不本意な一日だったようだ。愛車のAE86は12年ほど乗っているが、そのAE86が今でも活躍中の関東チャンピオンシリーズをメインに追っているという室澤選手。「さるくらは、関東には珍しい、島の間を縫って走るコースなので好きなんです。タイミングが合えば甲信シリーズも出るようにしています」とのことで、AE86の元気な走りがまだまだ見られそうだ。
S2000同士のバトルとなった甲信NTR2クラスでは、第2ヒートでもしっかりタイムを詰めた地元長野の小澤正幸選手が優勝した。「タイム的には微妙ですが(笑)、自分の中ではうまく走れた方だと思います。でも何より今日は10年前に乗り換えたS2000で初めてこのシリーズで勝てたので最高に嬉しいです」と笑顔爆発の小澤選手は、途中、ブランクはあるものの、20年以上もこのシリーズを追っているベテラン。当然、さるくらについても知り尽くすスペシャリストだ。
「最初にこのコースを見た人は、狭いね、と言うんですけど、走り慣れると本当に面白いコースです。そして意外と走り込まないと速くなれないコースでもあると思います。長野の人達は皆、ここを走り込んでいるので、やっぱり地元開催の一戦では強いですよね。僕のクラスも、数年前までは速い人達が結構いたので、全然勝てませんでしたから」と小澤選手。さるくらスペシャリストの次なるステップに期待したいところだ。
レポート&フォト/JAFスポーツ編集部