維新・石平議員が訪台「『台湾は中国の一部ではない』と示す」 自身への入国制裁を逆手に

石平氏
石平氏

中国出身で天安門事件(1989年)に学生として参加した後、日本に帰化した日本維新の会の石平参院議員が6日、台湾を訪問する。産経新聞の取材に、石平氏本人が明らかにした。訪台は中国当局から受けている自身の入国制裁措置を逆手に取る形で、台湾は中国の一部ではないことを示す狙いがある。

台湾の各界関係者との面会も

「中国に入国禁止であるはずの自分が、台湾との間を自由に行き来できる。これは、台湾が中国の一部ではなく、独立した『国家』だと分かりやすく世界に示すことができる好例だ」「台湾各界の人々と交流し、日台間の団結の大切さを再確認したい」

石平氏は語った。今回の訪台を通じ、中国から課された入国制裁措置への対抗姿勢を示す方針を打ち明けた。23日に召集される日本の通常国会に向け、日台間での防衛面での関係を強化することの必要性や緊迫化する台湾海峡情勢について現地当局側と意見交換することも目的だと語った。

日本を出国後、10日に帰国する予定だ。この間、台北市に滞在し防衛関係の研究者や言論関係者らとも面会し、交流を深め合う予定だ。

日本の水産物のPRイベント「海鮮祭・千人宴」にも参加する。台北駐日経済文化代表処(東京、大使館に相当)によると、卓栄泰行政院長(首相に相当)や前処長の謝長廷氏らをはじめ、1000人を上回る参加者が見込まれる。

台湾外交部は「歓迎」表明

石平氏の訪台に、台湾外交部(外務省に相当)も反応した。1日にはX(旧ツイッター)で、石平氏の台湾支持への思いに謝意を伝え、歓迎すると発信した。今後、中国当局からの反発も予想されるが、石平氏は意に介さない考えだ。

石平氏は中国・四川省出身。2007年に日本に帰化した。2025年7月の参院選で初当選し、国会に議席を得た。これに対し、中国当局は同年9月、石平氏が台湾や歴史認識を巡り「誤った言論を広めている」などと主張し、石平氏の中国への入国禁止や資産凍結といった制裁を課している。

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