【業務ドライバー視点】Googleマップが現場で使いにくい理由と、その対策
こんにちは、GIS芸人のいりやまです。
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はじめに
個人利用にはめっぽう便利なGoogleマップ。
でも、いざ業務で使おうとすると「使いづらい」と感じる場面が多いのも 事実です。
とくに、こんな現場ではその傾向が顕著です。
ゴミ収集やルート配送業務
宅配便・生協・食品デリバリーなどの配達業務
BtoB営業の車移動
工事・点検・設置などの現場巡回
今回は、Googleマップがなぜ業務利用に向いていないのか?
現場目線でその理由をまとめつつ、工夫ポイントや代替手段も紹介します。
Googleマップが業務で使いづらい理由
▶ 1. 細すぎる道を平気で案内する
Googleマップは「車が法的に通れる=OK」という基準でルート選定を行います。
その結果、こんな問題が起きがち:
軽しか通れない生活道路に誘導
ごみ収集車や2tトラックが入れない幅の路地
歩行者との距離が極端に近い道(=危険)
とくに、ごみ収集車や配送トラックは“すれ違い不可”な道が致命的。
現場で困るルート案内の筆頭です。
▶ 2. Uターン不可の袋小路や行き止まりに案内される
住宅街や私道への誘導が起きるケースも多く、業務車両では転回できない場所に入り込んでしまうことも。
実際、ルート配送の現場では「一度入ったらバックで出るしかない」状況に遭遇することも少なくありません。
▶ 3. 複数地点ルートや効率化に弱い
業務では「複数の配送先や訪問先」を効率よく回る必要がありますが、Googleマップの経路検索は以下のような制限があります。
経由地の最適な巡回順を自動で決めてくれない
配送効率(時間・移動距離)を考慮したルート最適化ができない
各訪問先での駐車条件や入口情報がない
→ 結果として、「最短ではないし、現場向けでもない」という中途半端な
ルートになりがちです。
▶ 4. 大型車・商用車に対応していない
Googleマップは乗用車向けに設計されているため、以下のようなニーズには非対応です。
車高・車幅・車両重量の制限考慮
トラックの通行規制エリアの回避
駐車・停車スペースの確保を考慮した案内
現場での工夫・対策
✅ 業務用ナビアプリを併用する
例えば:
Yahoo!カーナビ → 道幅重視/一方通行を強く避ける
カーナビタイム(業務用プラン) → 車種設定・配送最適化に対応
✅ 事前にストリートビューや航空写真で確認
Googleマップの弱点を逆手にとり、「事前調査ツール」として活用。
現場の入口位置、道幅、Uターン可能かどうか…を確認しておくことで、トラブルを減らせます。
✅ 独自マップをGoogleマイマップで作成
配送ルートや顧客訪問ルートを「Googleマイマップ」で作っておくと、業務中の検索ストレスが減ります。
写真・メモ・注意点などもピンに記録できて便利。
今後ほしい「業務ドライバー向け機能」
Googleマップが今後アップデートするなら、現場ではこんな機能があると
うれしい!
業務車両モード(車種・荷物あり・右左折優先設定)
ルート巡回最適化(TSP最適化)
道幅制限・車両規制フィルター
荷降ろし・停車スポットの検索対応
おわりに
Googleマップはとても便利なツールですが、
「業務現場でのナビ」としては、正直まだまだ課題が多いのが現実です。
逆に言えば、
現場の事情をもっと取り入れたナビ機能が搭載されれば、Googleマップは業務ドライバーにとって最強のツールになる可能性を秘めています。
一方で、現時点では…
他ナビとの併用
事前確認と独自マップの活用
チーム内のナレッジ共有
といった工夫が、安全で効率的な現場運用のカギになりそうです。
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コメント
2大型車などがGoogleマップのルート通り走ってきて空頭制限のかかっている鉄道橋に激突する、なんて例が結構ありまして鉄道社員としてもなんとかならんかなと思ってました。トラック用のトラックカーナビとかもあるんですけどね〜。
ナビタイム社がトラック専用のカーナビを提供していますが、復旧率はなんともですね。
https://truck.products.navitime.co.jp/truck/businessplan?from=pc_truck_top