「助けて」と110番通報 愛知・豊川で女性死亡 殺人事件で捜査

山田知英
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 6日午前0時5分ごろ、愛知県豊川市御油町のアパートで「助けて」と女性の声で110番通報があった。県警豊川署員が駆けつけたところ、2階の一室で女性が首から血を流して倒れており、搬送先の病院で死亡した。交際相手だったという住人の男性も首にけがをした状態で室内にいたが、搬送先の病院で死亡した。

 県警によると、女性は静岡県湖西市岡崎、無職馬場(ばんば)久瑠美さん(32)で、住人の男性は、職業不詳中山優さん(33)。馬場さんには首を刃物で切られたり、腹を刺されたりした傷があり、愛知県警は殺人事件として捜査。中山さんが何らかの事情を知っているとみて、回復を待って話を聴く方針だった。

 昨年12月20日、馬場さんから、中山さんとのトラブルに関する通報が寄せられ、県警が対応していた。当時2人は交際中だったといい、「彼氏(中山さん)がナイフで自分自身ののどを刺した」という通報だった。県警は馬場さんに中山さん宅に近づかないよう注意し、馬場さんから110番通報があればシステム上でわかるよう対応していた。馬場さんも中山さんと「別れる」などと説明。同23日には県警からの確認に「彼から連絡が来ていないので大丈夫」などと話していたという。

 事件当日、中山さんは署員が到着した際、トイレに入って施錠。署員がドアを開けると、首から血を流して意識がもうろうとした状態だった。トイレ内にサバイバルナイフがあったという。

 県警は馬場さんの死因を調べるとともに、中山さん宅にいた経緯を捜査している。

 現場は、名鉄御油駅から南西に約700メートルの住宅街。

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この記事を書いた人
山田知英
名古屋報道センター|愛知県政
専門・関心分野
地方自治、地域活性化、農業、観光、高校野球