作家インタビュー:ちょきんぎょ。× 柿の種ネオページ編集部



――自己紹介をお願い致します

ちょきんぎょ。:名前はちょきんぎょ。表記はX(旧Twitter)とかだとね、 丸が記号なんですけど、あれでちゃんとチョキンギョマルと読みます。 好きな作品はいろいろあるんですけど、電撃文庫の川上稔さんの作品とかめちゃめちゃ好きですね。書き出したきっかけはね、柿の種先生は知ってるんだけど、若干重たくて長い話になるから、一旦置いておきますね、私は(笑)。

柿の種:柿の種です。好きな作品は、同じように電撃文庫の川上稔さんの作品だったりとか。 あとはそうですね、本当にいろいろあって、もう雑食ですね。 西尾維新先生とかもそうだし。作品を書き始めたきっかけは、自分の作品的にVRMMO系の作品をよく書いてるんですけど、 自分が「やりたいな」って思ったゲームが現実に存在してなくて、じゃあ自分でもう文章を書いて、「こういう世界やりたいな」っていうのが周りに伝わればいいなと思ったから書き始めたって感じですね。

 

――今掲載していただいている作品の他己紹介をお願いします

ちょきんぎょ。:柿の種先生に関しては、前から冒頭が大事だよねっていう話を結構したじゃないですか。ね、先生。

柿の種:そうそうそうそう。 

ちょきんぎょ。:そこがやっぱり課題だよね、みたいな。一応私の方が先輩だから、そういう相談みたいなのも聞いていて、「ちゃんとやってくれてるかな」、「できてくれてるかな」、と気になったからちょっと見に行きました。入りめちゃくちゃ柔らかくなってて、前より良くなってたね。それさえ改善してしまえば、柿の種先生に関しては何年も前から言ってるんだけど、機会があったらプロ作家としてやっていけるぐらい文章力も構成力もあるから大丈夫って。だから「ネオページさんが拾ってくれた」って言ったときに私も喜んで連載祝いを送ったよね。

柿の種:送られた(笑)。

 

――ネット以外のところで交流があるんですね

柿の種:X(旧Twitter)ではあんまり絡んでないんだけど、裏では結構話してますからね(笑)

ちょきんぎょ。:旅行行ったときに「お土産送ろうか?」とかって。 

柿の種:そうそうそう、そういやまだ連載祝いってしてなかったよねとか言い出して(笑)

 

――では柿の種先生からちょきんぎょ。先生へ紹介をお願いします

柿の種:元々ちょきんぎょ。先生の作品は読んでたこともあって、自分の立場から言うことではないんですけど、クオリティーに関しては全然心配とかしなくて。 実際、内容とかあらすじとか何話か読んでみて、ちょきんぎょ。先生がそもそも料理を結構する方なので、それを文章に落とし込んだり。あとはキャラクター同士の会話とか情景を書くのがすごく上手な方なので、それがネオページの連載作品にもちゃんと出ていて。個人的に料理系の作品とか結構好きなので、「世界をすくってもお腹はすくから。」はすごく琴線というか、自分の好きっていうところに引っかかる作品だったんですよね。 本当に前からだけど、続きが気になる作品だし、もっともっとキャラクターたちの会話とか、 あとは情景とか、参考にできる部分もすごく多いから、読んで、楽しんで、っていうのをしていける作品だなって思ってます。

 

――せっかくなので、自分が頑張っているポイントも教えてください!

ちょきんぎょ。:好きなところで言うとね、やっぱり掛け合いとか会話が好きなんで、結構私って、自分で書いてて思うんですけど、キャラクターが喋る時とかも、「まあ」とか「その」とか前置きを言ったりすることが結構あるんですよね。テンポがいいか悪いかと言われると悪いとは思うんだけど、でも普通にこうやって話してる時とか、人と話す時って「まあ」とか「あの」とかって結構出るじゃないですか。そのあたりをちゃんと描写したり、あとは会話文でちゃんとブレス、息継ぎがあるところはきちんと口頭点をつけるとか。あとは普通に、会話が楽しくなるようには努力してますね。やっぱりキャラクターが動いて話してるとみんな嬉しいと思うので。物語の中で一番個性が強いのってキャラクターだと思うんですね、私。やっぱ一番動くし一番喋るし。そこが魅力的に伝わるようには頑張ってるし、自分で書くのも好きですね。

 

――キャラクター注目作品ですね。柿の種先生はどうですか

柿の種:すごく好き勝手しちゃってる作品と言えば作品なんですよ。自分がそもそもとして「ネットロア」、「コトリバコ」だったりとか、「きさらぎ駅」とか、あとは「猿夢」とか、ああいうのがもともと好きで、でもそのまま物語に落とし込むってなったらただのホラーだよな。それならもう女の子とかにしちゃって、それが傷ついてるところ見てえよなってなって(笑)。今までの作品でも気がついたら腕が欠損してたりとか足が欠損してたりとかするから。

ちょきんぎょ。:私が書く方はほんわかしてる方が多いから、「やめてください!」って言われちゃったんですけど。私自身はそういうの書くの結構好きだし。

柿の種:だから結構そういう欠損とかを書きたくなっちゃうんだよね。

ちょきんぎょ。:いや~わかるわかる。でも柿の種先生、今回すごい好き勝手はしてるけどだいぶ柔らかくする努力はしてますよね。すごい偉いと思った。

柿の種:さすがにね、そのまま全部お出ししちゃうと。今まで散々裏切ったけど(笑)

ちょきんぎょ。:あとは設定をちゃんとゲームと組み合わせて落とし込むのもすごい綺麗にできてたんで。その上で個人的には、一通り能力を読んだ後に「長いな」って突っ込むところめっちゃ好きだね。だって今までX(旧Twitter)とかでなろう系のステータスの説明ってクソ長いから嫌い、みたいなのあったじゃないですか。あれに対するメタでもあるし、長いなって突っ込むことで一回セリフが入るから、そこですごく柔らかくなってていいなって思った。

柿の種:一旦読者の目線で見ると、説明だけずらーって書かれてたら絶対頭に入らないじゃん。

ちょきんぎょ。:そうそうそうそう。もともとそういう設定組んだりするの、すごいきちんとやってるし、書くのも上手いなって思ってたんだけど、そこに柔らかさというか、優しさがプラスされて分かりやすい文章化がすごくできてたので、「すごいな」って思いながら見てたね。

 

――ネオページに来たタイミングや理由について聞かせてください

ちょきんぎょ。:X(旧Twitter)のDMでスカウトかけられてですね。

柿の種:最初「転載してくれます?」だったね。

ちょきんぎょ。:そっちは転載だったんだ。私は最初から「連載してください」だったね。

 

――お二人ともスカウトが来てスタートしたんですね。実際に編集担当がついてみてどうでしたか

ちょきんぎょ。:やっぱ担当さんがついてると、それはすごく良いっていうのはありますよね。担当さんも作家さんも人間だから合わないパターンはあるにしても、気軽に相談できる立場の人がいるっていうのは良いと思うんですね。私、作家の後輩ちゃんとかにも、「編集さんじゃなくて話せるお友達いた方がいいよ」って言うんですよね。「今こういう展開にしようと思うんだけど悩んでるんだよね」とか、「こういう書き方ってどうかな」みたいな、そういうのを簡単に話せる相手がいるとすごく気が楽になるよっていうのを言ってて、その役割を編集さんっていう立場の人がしてくれるのっていいと思うんですね。やっぱりサイトに掲載してしまったら、いろいろ見られたり言われたりするけど、でもそれまでって何も言われないし、結構不安に思う人っていると思うんですよね。私も不安だし、そこの不安な部分を「どうしたらいいですかね」って相談できる相手がいるといいなと思うので、編集さんがいるっていうところはすごくありがたいとは思いますよ。

 

――柿の種先生はどうですか

柿の種:すごくフレンドリーですね。自分は担当編集がつくのが初めてなので、「どういうものかな」とは思ってたんですけど、原稿を見て「ここが好き」って言ってくれるので、本当にやりやすいですね。

 

――ありがとうございます。お二人は作家業以外にもお仕事をされていますが、モチベーションの維持や時間の使い方についてはどうでしょうか

柿の種:仕事の合間というよりかは、自分が割と管理側の人間ではあるので、割と作業時間自体は取れてるのかな。ただ、仕事半分、執筆半分みたいな頭の使い方してるんで、効率がいいかどうかは置いといてって感じはありますね。

 

――器用なんですね。ちょきんぎょ。先生はオフィスワーカーではないと聞いていますが

ちょきんぎょ。:船のエンジニアをやっております。みんなに想像してもらいやすいのは、車のエンジンをすごくでっかくしたような物を管理したりしています。ガンガンに船が揺れていると船酔いしちゃって書けないですけど、船に2か月とか3か月とか長い時いるので、例えば仕事と仕事の合間8時間空いてますよってなったら、2時間くらい書いておくとか、2、3時間しか空いて無くて寝るにも微妙だな、みたいなときに書いてる時もあるし。

 

――なるほど。仕事も創作も生活の上に地続きなんですね

ちょきんぎょ。:そうですね。私が小説を書き始めたのが、もう20年以上前になるんですよね。それからずっと暇があれば、文章のこと、小説のこと、ネタのこともそうだし、「どういう表現にしようかな」、みたいなことを常に考えたんで、すごい簡単に言うと、私にとって創作について考えたり執筆することって、ご飯食べたり息するぐらい当たり前のことなんで、もう完全に自分の生活の中に根付いて、入り込んでて、引っこ抜けなくなってるんですよね。「もう今日書きたくない」とかなっても、結局いつの間にか書いてるし、「しんどいなあ、もうやりたくないな、今日は」って思っても、頭のどっかでは、「今度はあれしよう」みたいなことを考えてるし。もう嫁からも言われてますからね、「あなたから創作を取り上げたら死ぬだろうね。」って(笑)。

 

――柿の種先生もそんな感じですか

柿の種:実際自分はだいたい10年ぐらいなのかな。それぐらい経ってるので、書き始めた頃ってもう、周りがどれぐらい執筆してるのかよく分かってない状況だったんで、ずっと書いてたんですよ。毎日毎日、もう5,000とか6,000とか書いてて、で、それが割と続いてきていたので、書くのが一種のルーティンになってる状態で、切り離すというよりかは、やらないと調子悪くなるぐらいですね。

 

――境遇や方向性がすごく似ていますが、そもそもお友達になったきっかけは何ですか

ちょきんぎょ。:読者だったよね。

柿の種:読者だね。

ちょきんぎょ。:デビューした後にフォロワーさんでいて、もう10年ぐらい付き合ってるもんね。

柿の種:確かお互いの共通のフォロワーがいて、それで話していたところに「実は読者です」って記憶があるんですよね。

 

――なるほど。共通のお知り合いから広がって長く付き合ってらっしゃるんですね。きっと相性が良かったんですね

ちょきんぎょ。:多分相性はいい。仲いい友達だし、お互いパートナーがいて、ご飯作るのが好きで、何より創作が好き。一番大事な共通点ですね。

 

――お二人とも生活の延長に書き物がありますが、スランプになることはないですか

ちょきんぎょ。:スランプになることはあるんですけど、私の場合は、今抱えているのがネオページさん以外にも結構仕事があって、だからどっか1個スランプになると「他の仕事をするか」ってなります。趣味レベルまで落とし込むと、スランプになったら違う作品を書くっていう。

柿の種:本当に申し訳ないんだけど、「改稿進まねえ!」ってなったら、他のどこにも出してない作品書いちゃう。それでどうにか変わらないかなって。

 

――全く書けなくなっちゃうことはないんですね、お二人とも

ちょきんぎょ。:全く書けなくなったことないですね、一度も。

柿の種:ないですね。

ちょきんぎょ。:アイディアが切れたこととかも全然ないし、そこは無縁だな。気分転換や休憩はもちろんありますよ。たぶん本来であれば散歩に行くとか、スパリゾート行くとか、みたいな感じなのかもしれないんだけど、私らの場合は他の作品を書く。でも私は田舎に住んでて周り自然だらけなんで、普段休憩中とかは散歩行きますけどね。

柿の種:でもそれ言うなら、私は料理するかな。

ちょきんぎょ。:それもわかるな、私もなんかこう、休憩がてら料理するかとか。特に手馴染みがある料理だと、全部手順決まってて、逆に頭の整理になるよね、空っぽになるから。

柿の種:あとはたまにもう本当に何もしたくないとき、執筆とかをしたくないときは、めちゃくちゃ手間のかかる料理をし始める。コンソメ引いたりとか。

ちょきんぎょ。:わかるわかる。私もね、角煮とかカレーを煮込む。本当に気分転換したいときは、やっぱり執筆から1回離れて散歩行ったり、本読んだり、ご飯作ったりはもちろんするんだけど、明確にこうスランプになったっていうのはないかも。ただ私はね、柿の種先生には言ってあるけど、1回ガタッと心を闇落ちさせまして、3年ほどろくに書けなかったときはあったかな。

 

――その時は時間が解決してくれたんでしょうか

ちょきんぎょ。:いや、ふと気づいて直っただけですね。3年ほど書けなくなった理由っていうのが、いわゆる、なろうとかカクヨムとかいろんなサイトに投稿してる人にありがちなんですけど、書いても評価されない、書籍化ができないみたいな感じのね、よくある話ですよ。それで、本当一時期ね、ランキングに載ってる作品を恨むぐらいまで行ったんですよ。だけどね、きつすぎて全然書けなくなっても、それはそれでつらいんですよね。さっきも言ったけど、ずっと小説のこと、創作のことを考えて生きてきたから、抜くことがそもそもできないんですよ。忘れられないの。だから、書けないのに、何か読んで、「自分だったらこう書くなー」ってどこかで考えちゃって、それでまた嫌になるんですよね。でも作家さんや漫画家さん、小説家さんでもそうなんだけど、あとがきに「楽しかった」って書いてる人多いんですよね。そこでふと気づいたことがあって。「楽しい、楽しかったんだよな」って思って。 「ずっと楽しくてやってたはずなのに、いつの間にか楽しいより結果の方が大事になっちゃってたな」って思って。「それじゃあ楽しくないし、つまんないし、苦しくて当たり前だよな」って。気づいてからつきものが落ちたじゃないですけど、戻ってこれた。あらためて「好きなことを大事にしよう」って思って。「好きなものを嫌いになるまで思い詰めなくてもいいな」って思って、「一からやり直すか」って書いたら書籍化したからね。


――なるほど、何はあるかわからないですね。柿の種先生もそういった時期がありましたか

柿の種:言っちゃえば私も病んで、一回ちょきんぎょ。先生に言ったよね。

ちょきんぎょ。:言った言った。そのあたりの時は結構相談が多かったよね。どうしたらいいだろうみたいな。

柿の種:そうそう。それでまあいろいろと、今みたいな話を聞いて、ある程度書かないと始まらないからっていうことで書いて持ち直したみたいな感じですね。周りの作家や友達とかは面白いと言ってくれるけど全然書籍化もできないってなっちゃったことがあって、それをちょきんぎょ。先生に相談したりとかして。

ちょきんぎょ。:やっぱりね、あるんですよね。好きでやってて、一定評価されちゃうと、次もっと評価が欲しいなあっていう。まあ人間そういうもんですから、評価されたら嬉しいし、趣味でやってても褒められたら嬉しいし、趣味でやっててもくさされたら嫌じゃないですか。(笑)

 

――そうですね。そんな頑張っているお二人が評価するネオページの作品があれば、紹介してください!

ちょきんぎょ。:今ね、書いてて忙しいからさ、他の作品は読んでないんだけど、でも柿の種先生の作品はね、今回本当にね、わかりやすくて、て何回褒めるんだよ(笑)いやでも本当にね、ちゃんと評価されてるみたいで、ほらゲームジャンル1位とか。 やっぱり伝わりやすさは大事だなって、自分でも自分が柿の種先生に教えたことがそんなに間違いではなかったんだなって思ったし、それをちゃんと組んで頭に入れてやってくれてて嬉しいなーってなったし。なので今後も応援しています。

柿の種:ありがとうございます(笑)。なんかこれ言われた後に言うと、お返しみたいになっちゃうから嫌なんだけど、それこそちょきんぎょ。先生のね、作品だったりとか。元々読者だからっていうのもあって好きだし、その流れで言うと『希少主転生』。あれに関しては「小説家になろう」の方で、同作者さんが連載してる作品を読んでるんで。本当にSchuld先生の作品に関しては、単行本を買うぐらいには好きですね。

 

――そうなんですね。ちなみに、お二人とも本職がある状態で、ネオページから収入が入ってくること自体に対してどう思っていますか

ちょきんぎょ。:そうですね。まあ正直なところ、はっきり言うとそんなに高くはないと思ってます。ただまあもらえるだけでもありがたいのは本当だし、そんなに高くないことを理解した上で私は契約してますから、もうその時点でも完全に文句はないですね。作家として信頼してくれて頼んでくれるっていう部分も嬉しいですし、まあもらえるだけでもありがたいっていうのも本当ですので、それで納得ができなかったら契約しないだけの話ですから、全然大丈夫です。まあ今後ネオページさんがもっと大きくなったら増やしてください(笑)。

 

――頑張ります!柿の種先生はどうですか

柿の種:まあシステム的な話をすると、自分はそもそもとして実績がなかったので、 そういう意味でも対外的に見て、ここで仕事をもらってるんだっていう意味で見せられるので。お金をもらうっていうよりかは、そういう仕事を受けてますよっていう姿を見せられるところを見て契約してるんで。なのでお金の額とかに関しては特にそこまで考えてはなくて、ちょきんぎょ。先生も言ってた通りもらえるんだったら多い方が全然嬉しいですけど(笑)。

 

――それはそうですね。お二人とも結構長く活動して、今後はどこを目指していますか

柿の種:じゃあ、テンプレートな答えしますか。

ちょきんぎょ。:どうぞ。

柿の種:書籍化したいです!

 

――ありがとうございます!

ちょきんぎょ。:頑張ってください。私、柿の種先生の本も本棚に並べるのが夢なんで。でも常々言ってるけど、実力は十分ついてますから、もう焦らずにチャンスを伺ってください。

柿の種:そうですね。

 

――ちょきんぎょ。先生は今後の展望についてどうでしょうか

ちょきんぎょ。:今やってるのが一番私の中では理想的。もう書籍化はしてて、まあアニメ化とかもできたらいいかなぐらいで、そこまで固執してない。固執した結果一回病んだこともあるので、そこまではあまり考えてはなくて、ただ求められれば書いて、みんなに喜んでもらいつつ、たまに困ってる人の話聞いてあげて、こうしたらって言ったりとか、そういう立ち位置で居れたらなって思います。

 

――なるほど。ちなみに、ゲームって難しいジャンルだと思っていますが、柿の種先生は業界研究をしていく中で注目しているジャンルはありますか

柿の種:すごく正直なことを言ってしまえば、どこのジャンルも別に気にしてはないっていうのが、まずの本音で一つあって。もう一つの本音として、ゲームの中でもVRMMOって、言っちゃえば異世界ファンタジーをゲームに落とし込んだだけなんですよ。VRMMOっていうゲームの中で全部再現できるじゃないですか。ホラーもそうだし、ミステリーもそうだし、歴史、SF、恋愛、ファンタジー。そこら辺も全部できちゃうし。書き方によっては文芸作品とか、そこら辺も書ける状態なので。だからこそ好き嫌いなく作品を読んでるし、参考にさせてもらってる部分もあるので。そういうところでも本当にジャンルに関しては特にって感じですね。書く人に向けて言うんだったら、たまにサイトの方で、面白そうだなーって思った作品を読んでみると、それは本当にゲームである必要あるかな?と考えてほしいっていうのはありますね。

 

――ちょきんぎょ。先生は逆にどうですかね

ちょきんぎょ。:多分異世界と恋愛は変わらず一定の需要があり続けるとは思うんですよね。それは現代ファンタジーもそうだし、異世界ファンタジーもそうだし。ファンタジーって幻想って意味ですけど、もしもの世界ってみんな憧れがあるんで。あとは恋愛もある程度身近な話題なので、やっぱり古くから一定の支持があるジャンルではありますからね、この2つって。

 

――なるほど。ありがとうございます。ネオページではあまりジャンルに固執しないでいろんなものを書いてもらえるようにしたいと考えているんですが

ちょきんぎょ。:それはすごくいいと私は思います。今言ったように恋愛とかファンタジーっていう強いジャンルが崩れることはないですけど、他のジャンルは存在しなくてもいいわけではないし、好きな人はやっぱりいっぱいいると思うので。

 

――他のサイトと比較したときにネオページってどう見えますか


ちょきんぎょ。:他のサイトと比較してですと、個人的にはファンタジー一強とか恋愛一強にしたくはないんだろうなっていうのは感じます。身近なところで言うとランキングが週間でちゃんとリセットされたりするところに、やっぱり一強で一番上にいるやつがずっといないようにしよう、とかはこっちも感じてて。ファンの母数が少ないジャンルってのはやっぱり、ネオページさんで言うところの応援チケットであるだとか、各サイトで言うとPVが伸びづらいっていうのは絶対にあるとは思うんですね、ただやっぱり好きな人は好きじゃないですか、逆に言えば少ない母数を確保できるっていう強みもあると思う。だからそのあたりを伸ばしていくっていう方針はすごくいいと思う。

 

――ありがとうございます。柿の種先生から見てどうですか

柿の種:基本的にはちょきんぎょ。先生と同じで、異世界ファンタジーとか恋愛以外のものを書いて欲しいんだろうなっていうのはあったりするし、それこそネオページの書き出しコンテストはその流れで開催しているのかなと思っていて。ネットの記事とかX(旧Twitter)とかでもネオページに関して言っている人が多くなってきて、注目が集まってはいるはずなので、そのまま母数の少ないジャンルを増やしたり、投稿数や読者も増やしていってもらえたらありがたいなぁと思います。

 

――お二人は執筆歴が長いですが、初めて書いた作品について覚えていることがあったらぜひ教えてください

柿の種:私は言った通り、最初に書いたのは自分が世間になかったゲームをやりたかったから書いたっていう作品なので、本当に癖を詰め込んだって言えばそうですし、自分がやりたいものは何か、自分だったら楽しめるかどうかっていうのを最初に考えていたので、読者からどう見えるかっていうのは全く考えてなくて。この作品で自分は遊びたいっていうのをメインで考えて執筆しました。

 

――やっぱり書きたいっていう気持ちが強かったから、イメージとして残っているんですかね

柿の種:一発目書いたのは確か、満員電車の中ですもん。何か書きたいなって思って、今ちょうど電車の中で暇だし書くかって思って書いた。

 

――なるほど、いいですね。ちょきんぎょ。先生は覚えていますか

ちょきんぎょ。:覚えてますよ。私もガラケーポチポチだったし、そもそもね、「小説家になろう」なんてものも存在しなかった。

柿の種:掲示板の時代だよね。

ちょきんぎょ。:そうそう、匿名掲示板の頃から活動してるので、もうデータは残ってないはずなんだけど、ちゃんと覚えてはいますよ、どんな話だったかとかも。

 

――当時の気持ちや状況などがあればぜひお伺いしたいです

ちょきんぎょ。: 書くこと自体がすごく楽しかったし、それと同じくらい必死だったかな、すごく書きたくて。他の事を考える余裕がなくて、次どうしよう、次どうしよう、どう書けばいいんだろうっていう感じだった。明かりのない部屋を歩いてるような感じで、あの時はどうすればいいかわからない状態でした。教えてもらえる相手もいないから自分で書くしかないし、唯一の教材って言えるのは自分が今まで読んできた本とかやってきたゲームとかだから、そのあたりから全部引用したり真似したりですよね。

 

――ちょきんぎょ。先生にもそういう時代があったんですね

ちょきんぎょ。:これは小説じゃなくてお世話になった人の言葉なんですけど、生まれていきなり全部できる人はいないよって。誰でもこの世に生まれてその時から何もかも全部できたわけじゃないからっていう。それはすごくありがたい言葉だったなーって思うし今もそう思いますね。

 

――では影響を受けた作品はありますか

ちょきんぎょ。:そうですね、電撃文庫の作品群。「終わりのクロニクル」とか「境界線上のホライゾン」もそうだし、「とらドラ!」とかも電撃文庫じゃないですか。あの時代のライトノベルだよね、やっぱ強かったのって。あの辺の時代のライトノベル群がやっぱりルーツにはなるかなとは思いますね、私は。

柿の種:川上稔さんの「終わりのクロニクル」とか「境界線上のホライゾン」とか、でもその中でも一番影響を受けているのは「連射王」かな。私が最初に川上さんの作品を読んだのが「連射王」で、あとは最初の方に言った西尾維新先生のいわゆる人間シリーズって言われている作品、あとは戯言シリーズと言われている作品。あそこら辺に影響を受けてしまったがゆえに、たまに文章中にちょっとくどい言い回しを書いてしまうことがあったり(笑)。

 

――いろいろ読んでらっしゃるんですね、お二人とも。積み上げてきたものが根底にあるんだなって思いました。では、最後にお二人のファンに向けて一言ずつお願いします

柿の種:いつも読んでいただきありがとうございます。私がこうやって、このサイトで書けているのも皆さんの応援あってのことなので、これからも応援よろしくお願いします。今後も自分の作風を崩さずに書いていくので、期待はしといてください。これからも人を食べさせます!(笑)

ちょきんぎょ。:いつも読んでくれてありがとうございます。これを読みに来ている人は多分私のファンか、私に興味があるか、柿の種先生に興味がある人だと思います。私のファンなら楽しめる作品を書いていると思うので、これからも楽しんでくれれば嬉しいし、興味がある人は私とか柿の種先生のノリが合えば、楽しんでくだされば嬉しいのでよろしくお願いいたします。

 



――今後のご活躍も期待しています! 本日はありがとうございました!


 

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