中部電の浜岡原発審査、根底揺らぐ不正か 認めた社員「意図的に」

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高橋豪 近藤郷平 小川裕介 鈴木智之
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 中部電力浜岡原発静岡県御前崎市)3、4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会の審査をめぐり、原発の安全性や信頼性を根底から揺るがす事態が明らかになった。中部電は、実際の説明とは異なるデータを用いていた疑いがあることを公表し、経営トップが謝罪。社内からは疑問の声もあがったが、「不正行為」は続いたという。

 南海トラフ地震の想定震源域にある浜岡原発。中部電は5日、緊急で記者会見を開き、林欣吾社長は「地震動を過小評価していたと確認している」などと説明。「原子力事業で何よりも優先しなければいけない地域の信頼を損ないかねず非常に重大だ」と述べた。

 一方、今回の問題について、審査に携わる原子力部門の複数の社員の証言だけで、物証は確認できていない。そのため、現時点ではあくまで「不適切事案の疑い」とした。何が背景にあるのか、組織的な関与はなかったのか――。事実認定を含めて、弁護士らでつくる第三者委員会が詳しく調べるという。

 昨年5月に規制委から依頼が…

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この記事を書いた人
高橋豪
経済部|名古屋駐在
専門・関心分野
モビリティー、インフラ、観光、中国語圏
近藤郷平
経済部記者(名古屋駐在)
専門・関心分野
自動車、製造業、地域経済