日記(10/3) - 王立宇宙軍オネアミスの翼を観た
週一でもいいから日記書きたいぜとかほざいてたのに気づいたら一か月経っていた。そういえばオネアミスの翼って観たことないなと思って、アマプラのdアニメストアにあったので観てみた。以下感想:
冒頭の主人公の独白がアニメらしい作った演技でなく、もっと実写の俳優っぽい演技でお、めちゃくちゃいいじゃん、こういう感じなのね~と思いながら観始めて、おおむねおもしろく観てはいたんだけど、終わってみたらなんかおもしろかったのか絵がよかっただけなのかよくわからなくなってしまった。
戦いの中の打ち上げシークエンスは思わず見入ってしまったんだけど、そのまえのヒロインレイプ未遂が意味わかんなすぎて気が散ってしまった。あれはなんのために入れたんだろう?レイプ未遂の後にヒロインがあんま気にしてなかったというかむしろ襲われたヒロインの方が謝ってたのもどういう心情描写なのかわからなかった。あそこでヒロインが本当は主人公に気があったけど急にあんなことされて怒るとか悲しむとかならまだわかる(だとしてもこのレイプシーンを入れる意味は分からんが)けど、あの反応はまじでなに?
主人公の方は主人公の方で、緊張とか気が立ってたとかでああいうことをしてしまったということなのかなとは思うけど、だからといって比較的温厚そうで喧嘩っ早くもなかった主人公がそういう行動に出たのが唐突に感じた。だからほんとに何でこのシーンが必要だったのかわからない。そういうのが当たり前の時代だったとかそういうこと?
あと打ち上げの時の話で言えば、将軍があっさり諦めたのもかなりわからなかった。そういうキャラクターだったの?もっとああいう場面でこそ意地を見せそうだったのに。
結局ヒロインの宗教がらみの話も、それで主人公がなにか感化されたのかも、宇宙に行ってからのメッセージも、あんまり頭に入ってこなかった。要所要所の絵だけはすごくきれいで、作画がよくて、音楽もよかったなというくらいだ。
事前に名作であると聞いてみた作品だったので、かなり拍子抜けというか……。舞台設定はよかったと思う。ああいう異世界ものってたいてヨーロッパっぽいやつが多いのに日本のようで日本じゃないデザインとか架空の言語とかを作り上げてるのもよかった。若者がロケット発射に向けてがんばる話だから、それ以外の要素が(自覚的にか無意識にかはわからないけど)落ちているのかも。
芸術面に重きを置いた作品だから一般受けはしないみたいな意見ってあるかもしれない。でも、例えば市民ケーンは批評家が最高傑作として選ぶような映画だけど、テーマ性は強いしその描き方だって素晴らしいから評価されてるんじゃないか。この映画はアニメーションのすごさはほんとにアニメ映画史上でも最高のものだと思うけど、テーマ性とその描き方についてはかなり弱く感じた。
最後のセリフはかなり浅いというか薄っぺらく感じてしまった。そこがもっと積み重ねがあってぐっとくる内容だったら、もっと好きになれてたんだろうなと思う。ただほんとうにメカの描写、ロケット打ち上げシーンとその周りの戦いの描写については、本当に迫力もありすごかったと思う。自分が作品の面白さをメカや戦闘シーンの良し悪しのみで判断していたならば、本作はとてもおもしろいと言えたと思う。
以上のことを書いた後に、このサイトを見つけた。(第343回くらいから読んだ)
作り手が若かったんだ。ならいろいろと納得できる。若者が若者を描いたから、老人の描写が薄く、将軍があんな言動になったんだな。そしてロケットを打ち上げる若者はアニメーションを作り上げた若者でもあるのか。



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