マドゥロ氏の「反戦ダンス」 トランプ政権の神経を逆なで…身柄拘束につながる 米紙報道

米国からの圧力が強まる中、公衆の面前でダンスを披露する南米ベネズエラのマドゥロ大統領=2025年11月21日(ロイター)
米国からの圧力が強まる中、公衆の面前でダンスを披露する南米ベネズエラのマドゥロ大統領=2025年11月21日(ロイター)

トランプ米政権が南米ベネズエラのマドゥロ大統領の拘束を決意したのは、マドゥロ氏が公衆の面前で「反戦ダンス」を繰り返し、退陣を迫る米政府関係者の神経を逆なでしたのも要因だった。こんな見方を、米政府関係者2人の匿名証言に基づき、米紙ニューヨークタイムズ電子版が6日までに報じた。

米国は昨年夏からベネズエラ近海での「麻薬密輸船の取り締まり」態勢を強化し、同11月には原子力空母ジェラルド・フォードを中核とする空母打撃群を派遣。これに対し、マドゥロ氏は公式行事などの機会に「反戦」を唱えてダンスを披露するパフォーマンスを繰り返すことで抵抗の意思を示していた。

トランプ大統領は昨年12月下旬に「退陣してトルコで豪華な亡命生活を送れ」という最後通牒を突き付けたが、マドゥロ氏はこれを拒否したとされる。その後も、マドゥロ氏は首都カラカスでの公式行事中に「狂った戦争はダメ」と英語で宣言し、軽快なリズムに乗って反戦ダンスを披露していたという。

こうしたマドゥロ氏のパフォーマンスが、トランプ政権の一部の人々に「米国への嘲笑」と受け止められ、今年1月3日のマドゥロ氏夫妻の拘束につながったという。

ベネズエラが最後ではない トランプ米大統領の次の標的は

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