
暑い季節にリスクが高まる熱中症に備えるための保険として、「熱中症保険」があります。
1日や1ヶ月など、短期間だけ加入できる商品もあります。
熱中症保険の保障内容や保険期間について、わかりやすく解説します。
記事の目次
熱中症保険とは?
熱中症保険は、夏の時期などに熱中症による体調不良で治療を受けた場合に備えるための保険です。
近年、さまざまな商品が各保険会社から販売されています。
熱中症保険の保障・補償内容
熱中症保険では、熱中症の治療を受けたときに保険金・給付金を受け取れます。
商品やプランにより異なりますが、おもに次の保障・補償が含まれます。
点滴治療を受けたとき
熱中症の治療のために医療機関で点滴治療を受けたときに、保険金や給付金を受け取ることができます。
1回につき5,000円や1万円が支払われる商品が一般的です。
入院したとき
熱中症の治療のために医療機関に所定の入院をしたときに、保険金・給付金を受け取れます。
「1泊2日以上」など、所定の条件を満たす入院が対象となります。
2025年現在販売されている熱中症保険では、商品やプランによって、入院1回につき1万円から4万円の保険金・給付金が支払われます。
救急搬送されたとき
一部には、熱中症で救急搬送されたときに見舞金が支払われる熱中症保険もあります。
プランによって、1回につき5,000円や1万円の見舞金が支払われます。
熱中症保険の保険期間
熱中症保険の保険期間は、商品やプランによって異なります。
熱中症に備えたい期間に合わせて契約でき、主に次の3つのタイプに分けられます。
1日から加入できるタイプ
最短1日から加入できるタイプです。7日以内であれば、1日単位で契約できます。
通常、販売期間および保険期間は毎年4月から10月ごろまでとされており、その期間内で選択した日数が保障・補償の対象となります。
保障・補償を継続する場合は、販売期間内に再度申し込みが必要です。
1ヶ月から加入できるタイプ
1ヶ月単位で加入できるタイプです。
30日、60日、90日のように日数単位となっている場合もあります。
通常、販売期間および保険期間は毎年4月~10月前後とされています。そのため、1ヶ月単位で加入する場合、保険期間は最大で約7ヶ月になります。
保障・補償を継続するには、販売期間内に再度申し込む必要があります。
1年更新のタイプ
年間を通して加入できる熱中症保険は、保険期間が1年です。
希望により、契約を更新して保障を継続することができます。
熱中症保険の注意点
熱中症保険は、一般的な生命保険や医療保険とは保障・補償内容や保険のしくみが異なる点があります。
申し込みの際には、おもに次の点に注意しましょう。
支払回数の限度がある
保険金や給付金の支払回数には上限があります。
保険期間中に1回または2回までの熱中症が対象となる場合や、保険金や給付金の種類ごとに1回ずつのみ支払われる場合など、商品によって異なります。
また、保険金・給付金を受け取ると保険が終了(失効)するものもあります。
各商品の内容を事前に確認しておくことが大切です。
次回の加入が難しくなることも
一部の商品では、熱中症保険で保険金や給付金を受け取った場合、その後に再契約が難しくなることがあります。
保険商品によって再契約ができない場合や、同一年内の契約ができない場合など扱いが異なります。
再契約を希望する場合は、契約先の保険会社に詳細を確認しましょう。
熱中症予防と合わせて熱中症保険の検討を
暑さが厳しくなる時期には、体温調節やこまめな水分補給といった熱中症予防が大切です。
しかし、状況によっては思わぬ熱中症に見舞われる場合もあります。
万が一、急な熱中症で治療費がかかった場合に備える方法の一つとして、熱中症保険を活用することができます。
熱中症による医療費が保障されるほかの保険と合わせて、検討してみるのもよいでしょう。
※2025年7月現在の情報をもとに執筆しています。情報は更新されている場合がありますので、最新の情報や詳細は保険会社にご確認ください。
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執筆者プロフィール
マネーステップオフィス株式会社代表取締役
CFP(R)認定者、金融知力インストラクター、健康経営エキスパートアドバイザーマネーに関する相談、セミナー講師や雑誌取材、執筆を中心に活動。保険、ライフプラン、節約、資産運用などを専門としている。2014年度、日本FP協会でくらしとお金の相談窓口であるFP広報センターにて相談員を務める。















