「退職金の一部未払い」 老舗百貨店・佐世保玉屋、元社員らが提訴
老舗百貨店「佐世保玉屋」(長崎県佐世保市)から退職金の一部や退職慰労金が支払われていないとして、元社員ら17人が、長崎地裁佐世保支部に同社を提訴したことが、わかった。 提訴したのは、元正社員10人と元契約社員7人。正社員の未払い退職金の請求額は1人あたり約39万~約320万円、契約社員の退職慰労金の請求額は約30万~約36万円で、請求の合計額は約2238万円にのぼる。 訴状によると、同社は2024年8月、売り場縮小のため希望退職を募った。正社員には退職金の割り増し、契約社員には基本賃金の2カ月分の慰労金などを提示し、正社員だった原告7人、契約社員だった原告7人が応じて同月末に退社した。しかし、正社員の退職金の割り増し分や、契約社員への慰労金が未払いだという。 また、2023年に退職した元正社員3人も退職金の一部未払いを訴えている。 同社は昨年12月、アーケード商店街に面した9階建ての店舗(同市栄町)の1階部分で続けている営業を今月末で終了し、同市万津町に一時移転すると表明。理由について「現在の店舗を、一部に商業テナントが入るビルへ建て替えるため」としている。(上沢博之)
朝日新聞社