ロキソニンやアレグラに上乗せ料金 OTC類似薬、77成分判明
市販薬と成分や効果が似る「OTC類似薬」について患者に上乗せ負担を求める77成分の詳細が23日、分かった。保湿剤のヒルドイドやうがい薬のイソジン、抗アレルギー薬のアレグラ錠、解熱鎮痛薬のロキソニン錠などが対象となる。政府はこれらの処方を受けた患者から薬剤費の4分の1の追加料金を集める仕組みを2026年度にも始める。
自民党と日本維新の会は19日、77成分(約1100品目)を対象として薬剤費の追加...
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(更新)- 花村遼アーサー・ディ・リトル・ジャパン パートナーひとこと解説
OTC類似薬について一定の前進が見られたことは喜ばしいが、当初の社会保障費削減目標からすると大幅な下振れであり、小粒感は否めない。高市政権の成長戦略の重点分野には「創薬・先端医療」が掲げられており、この分野の出口として薬価政策は極めて重要だ。イノベーティブで付加価値の高い新薬への評価・配分を高める必要がある一方、そうではない薬、例えば薬局で入手可能な湿布薬や風邪薬については、社会保障費削減が本来急務だったはずである。医師向けの診療報酬が大幅に引き上げられ、OTC類似薬問題も医師会への配慮がにじむ政策となるのであれば、掲げている経済・産業政策の推進にブレーキがかかりかねないと感じざるを得ない。
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(更新) - 津川友介米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) 准教授・医師分析・考察
「薬を処方してもらうために医療機関を受診する」と、その薬の費用だけでなく、診察を行う医師や看護師の人件費、検査料金、施設利用にかかる費用などが発生します。これらの費用の多くは、保険料や税金によって賄われています。この仕組みを医療機関ではなく、薬局でOTC薬を自分で購入してセルフメディケーションを行うことで、医療費の削減を目指すことが可能です。今回のように「上乗せ料金」を設定するだけでは、これらの周辺費用を削減することはできません。政府が目指すべき方向性は、この方法ではなく、「薬局でOTC薬を自分で購入した方が経済的に有利になる」状況を作り出すことです。
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