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【合格体験記】第一級陸上特殊無線技士(一陸特)

こんにちは!mimi@ゆるふわSEです。
2023年10月に第一級陸上特殊無線技士の国家試験を受験し、見事合格することができました!

上記の通り、一陸特に合格してから1年半近く経過しているのですが、通信系の案件に入っている同僚が「一陸特を受験するかも…」と話していたため、備忘録としてmimiが一陸特合格に向けて行った勉強内容を記載しておきます。自身は通信系の実務経験は一切無く、「アンテナ?ああ、あのベランダにあるテレビ見るためのやつ?」ぐらいのレベルからスタートしているため、業務で急に必要になった方や、お金が勿体ないので講習を受けずにペーパー一発で合格したい!という方は、是非本記事を参考にして頂ければと思います。

(誤字脱字、内容の誤り等を見つけた場合は、Xアカウント(@mimiOL_ganbaru)までご連絡ください)

自己紹介

名前   :mimi@ゆるふわSE
学歴   :理系修士卒(非情報系/経営工学)
職歴   :新卒→SIer入社7年目(一陸特受験当時は5年目)
業務内容 :複数ソリューションのプリセールスエンジニア兼PM兼PdM
      (プログラム実装とインフラ構築以外は大体やってます)
      通信系の案件経験無し
取得済資格:無線系の資格は当時二陸特のみ(2022/11合格)
      ※その他取得資格一覧についてはプロフカードをご参照ください

▽【プロフカード】過去取得資格

一陸特を受験した理由

そもそもの始まりは、業務の中で通信系の案件に間接的に携わる機会があったため、「自分が通信部分を担当する訳ではないけども、案件全体への理解を深めるために無線について少し勉強してみよう!」と思い、勉強方法を探す内に陸上特殊無線技士試験にたどり着いたのがきっかけでした。(結局通信系の案件にメインで入ることはありませんでしたが…)

受験に向けて色々と調べる中で「どうやら一陸特は計算が難しいらしい」ということが分かったため、まず2022年11月に二陸特を受験し、その後2023年10月に一陸特を受験→合格という流れになっています。(2023年2月は申請忘れで見送り、2023年6月は業務繁忙期のため見送り)

※正直二陸特は短期間で合格可能なので、受験料をとにかく節約したい方は、二陸特をテキストや過去問である程度理解できたらそのまま一陸特対策に切り替えても良いと思います(mimiは15~20時間ぐらいで合格しました)

※なお一陸特の他、二陸特、一海特、二海特にも合格していますので、そちらにご興味のある方は是非下記リンクより他試験の合格体験記もお読みいただければと思います…!

▽【関連note投稿記事】【合格体験記】第二級陸上特殊無線技士(二陸特)

▽【関連note投稿記事】【合格体験記】第一級海上特殊無線技士(一海特)

▽【関連note投稿記事】【合格体験記】第二級海上特殊無線技士(二海特)

また、一陸特は国家試験(いわゆるペーパー試験)に合格する以外にも、養成課程講座を受講する事でも取得が可能だそうです。が、最低でも10万円を払って8日間の講座(平日含む)を受講する必要があり、会社から補助が出る場合以外はあまり現実的な選択肢ではないと思います…。

なお一陸特取得により、電気通信業務用、公共業務用等の多重無線設備の固定局、基地局等の技術的操作(30MHz以上の電波を使用する空中線電力500W以下のものに限る)が可能となるそうです。これらの説明だとイメージがしづらいのですが、携帯電話基地局や、自治体の防災無線、警察、消防無線などが上記に当てはまります。

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(参考)一陸特の資格と操作等の範囲(概略)/ 日本無線協会

試験科目

一陸特の試験科目は、無線に使われる技術を問われる無線工学と、電波法とその関連規定を問われる法規の計2科目になります。
基本は二陸特・三陸特同様に、2科目の問題を制限時間内にまとめて解く形となりますが、一陸特の特徴としては無線工学が12問から24問に増える点、また無線工学の問題の難易度がかなり上がる点が挙げられます。

【第一級陸上特殊無線技士 / 試験科目】
・無線工学24問 / 法規12問 合計180分

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(参考)資格別・科目別試験問題数と試験時間 / 日本無線協会

また1点注意なのですが、無線資格の申し込み期間は、試験日に関わらず試験期日の2ヶ月前の1日(午前0時)~20日(23時59分)となっているため、Googleカレンダー等に申請期間を登録しておくことを強く推奨します。
ちなみにmimiは、二陸特取得直後の2月の回に当初申し込む予定だったのですが、2022/12/21に申請期間を過ぎていることに気づき、あえなく見送った経験があります…(社会人受験生の皆さんは是非リマインダー登録を!)

試験対策

勉強期間は約1か月(無線工学40~50時間程度、法規15時間程度)で、下記テキストと過去問のみで対策を行いました。

テキストは複数種類ありましたが、周囲に受験者がおらずどのテキストが良いかあまり分からなかった点と、いかついテキストだとやる気が出ないタイプだった点から、二陸特でお世話になった「やさしく学ぶシリーズ」を選びました。口コミにもある通り、これ一冊で全範囲を網羅出来ている訳ではありませんが、本テキストに記載されている内容を理解した上で、過去問を2~3周繰り返し解くことで、合格ラインへは問題なく到達可能だと思います。(出題範囲を全て理解したい!という方は他のテキストを推奨します)

また過去問についてですが、無線協会のHPには過去2回分しか公開されていないため、無線国家資格受験者御用達の「電波受験界」からダウンロードするのがおすすめです。(電波受験界なら直近9回分ダウンロード可)

無線工学

無線工学については、テキスト1周に約20時間、過去問演習(9回×2周)に約20時間の合計40時間勉強しました。過去に二陸特の受験経験があったものの、受験から1年経ち、知識はほぼ0からに近い状態でのスタートとなったため、特に無線工学はテキストをまず丁寧に読み込み、ある程度理解を深めてから過去問演習に入る方針としていました。ただ、正直過去問演習が足りなかった感は否めない(当初は30~40時間ぐらい確保して3周するつもりだった)ので、試験申し込み時点から勉強を開始されるともう少し余裕を持って合格することが出来ると思います。

テキスト通読については、忘れていた分野や初見の内容を調べながら2週間ぐらいかけて読み進めるようにしました。テキストの解説だけではピンとこない分野もあったため、それらについてはYoutubeの動画を併用しながら理解を深めるようにしました。(視聴動画については後述)この「やさしく学ぶシリーズ」は比較的読み易いのですが、やはりひたすら物理学を暗記するだけではモチベがキープできなかったため、無線工学の勉強に行き詰った際は法規を挟むようにしていました。

過去問は、約2週間かけて9回分を2周しています。無線工学は正直解説が無いと厳しい問題が多かったため、「はちさんの通信系資格ブログ」の過去問解説にかなりお世話になりました。こちらに無線工学も法規も解説が載っているため、基本的には過去問とこの解説があれば問題演習としては十分だと思います。

但し一陸特については、毎回2~3問は新問題が出たり、同じ内容の設問でも正答/誤答の選択が逆になったりする傾向があるため、基本的に「設問と回答のセットでの丸暗記」は無意味だと思っていただいた方が良いかと思います。問題演習の際は、必ず「なぜこの公式を当てはめたか」「他の選択肢は何故誤りで、どういう設問だと正答として扱われるのか」を理解するようにしておくことを推奨します。

過去XのDMで何回かご質問いただきましたが、一陸特受験者が最も苦手とするデシベル計算については、mimiはエンジャー / Engeerさんの「【決定版】実務で役立つ!デシベルの基本 #66」を視聴して理解を深めました。「デシベルを何故使用するのか」から解説してくれているので、文系の方にも分かり易い動画になっています。

mimiはやる時間がなかったため結局購入しなかったのですが、のぞみテクノロジーさんの「一陸特のためのdB(デシベル)攻略」も受験者御用達らしいので、演習問題が欲しい!という方はこちらもご購入いただくと良いのかなと思います。

また、実務未経験者のmimiにとっては送信機/受信機の回路やアンテナ構造等についてのイメージが湧きづらく、テキスト丸暗記に限界があったため、様々なサイトやYoutubeの動画にお世話になりました。このあたりの分野は(趣味で個人受験者が多い)アマチュア無線と出題範囲が被るため、初心者向けから専門的な内容まで様々な動画が上がっていますが、特にmimiは初心者向けの動画を見て、自分の中にイメージを落とし込むようにしていました。少し遠回りなやり方かもですが、一陸特からは難しい計算問題が多く、根本を理解出来ていないまま進むと本番の新傾向の問題で何も解けない…という状態になりかねないため、結果的には良かったかなと思います。

なおmimiは波澄りおさんの「3分くらい無線講座」に非常にお世話になりました。超初心者向けと言って良い程、イラスト等を用いてとても分かり易く解説されているため、本記事を読んで無線に少し興味を持っていただいた方にもおすすめです!

法規

法規については、二陸特と比較して出題範囲は多少増えるものの、暗記の難易度はほとんど変わらないため、テキストを1周したらひたすら過去問を解くのが一番の近道だと思います。一部無線資格特有の用語等があるものの、常識の範囲で解答可能な設問もあるため、無線工学と比較して理解・暗記のハードルはかなり低い分野となっています。
勉強時間としては、テキスト1周に約5時間、過去問演習(9回×2周)に約10時間の合計15時間費やしています。mimiは要点等をひたすらノートに書きながら覚えるタイプのため、テキスト通読の際にノートへのメモ等をあまり取らない方はトータル5~10時間ぐらいに短縮可能だと思います。

一陸特の法規についても、過去問と全く同じ問題のみが出る訳ではなく、文章中の虫食い部分(選択肢として問われる部分)が微妙に異なったり、微妙に類似した問題が出たりすることが多々あるため、正答とならなかった選択肢が「逆に正答となる」場合も意識しておくと良いかもしれません。(毎回12問中2~3問ぐらいは過去問と異なる問題が出題される傾向あり)
法規についてはテキストが1冊あれば十分ですが、もし過去問の解説が必要な場合は、上記で紹介した「はちさんの通信系資格ブログ」を活用頂くと良いかと思います。

また法規については計算等が必要ないため、特技ラボ(TOKUGILAB)さんのサイトを活用すると良いと思います。IT業界の方であれば伝わると思うのですが、過去問道場のようにブラウザ上で回答の選択や結果の○✖が表示される仕組みになっているため、隙間時間での勉強に最適だと思います。(無線工学は計算が必要なため、mimiは過去問を印刷して解くようにしていました)

試験当日

当日は午後の部@TOC有明にて受験しました。(午前/午後の2枠あり、受験者での選択は不可)
業務の合間に抜け出したため、開始時間ギリギリに会場に到着しましたが、試験直前まで勉強していた方が多かったような気がします。また、100~200人ぐらい?は同会場にて受験していたと思いますが、女性はほぼいなかったと思います。(自分をいれても2~3人ぐらい、単純に自分が認識出来ていなかっただけかもしれませんが)

試験の手応えとしては、法規は確実にクリアしたが無線工学は落ちたかも…、という感じでした。特に無線工学は、微妙に答えが合わなかったり全く公式が思い出せなかったりで当てずっぽうで選択したものが5問ぐらいありましたが、40分程かけて全問解きました。法規は初見の問題が2問程あったためとても悩んだ記憶がありますが、なんだかんだ10分ぐらいで解き終わっています。

一陸特(180分試験)は60分経過時点で途中退室出来るようになりますが、大抵の人が60分以内に解き終わるため、退室可能時間になったタイミングで結構な人が立ち上がっていたと思います。実際一陸特の問題は分からない問題はどれだけ粘っても解けるようにならないので、計算問題に時間がかかったとしても90分ぐらいで退出される方がほとんどだと思われます。

なお、後日無線協会が発表した公式解答を基に自己採点を行った所、無線工学・法規の2科目とも合格ラインを越えていました。(合格ライン6割)
正直勉強時間が足りていなかった感はありましたが、何とか6割を超えていそうで安堵しました。

最後に

10/25に受験後、11/10に結果発表のメールがあり、無事合格していました!
(試験会場にて、受験後3週間に発表と案内を受けていましたが、大体2週間強で結果が出ています)

普段の業務内で一陸特の知識を活用する場面はあまりないのですが、たまたま(専門外の)通信系に関する講義を社外向けに行う機会や、雑談のネタにする機会が多々あり、当時必死で頑張っておいてよかったなあ…と思います(笑)
直近は業務に必要な勉強を優先しているため無線資格の受験予定はないのですが、もし機会があれば陸上無線技術士にもいつか挑戦してみたいと思います!

一陸特は未経験者でも頑張れば数か月で取れるレベルの資格のため、チャレンジ受験するのにちょうど良い資格だと思います💪また合格後に申請することで得られる無線従事者免許証は、公的な身分証明書にもなる&キラキラしてかっこいいので、是非ご興味をお持ちの方は挑戦してみることをおすすめします!✨

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試験結果通知書(一陸特)
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無線従事者免許(画像は二陸特)

おまけ

ネットプリントと100均の推し活キーホルダーキットを使って、一陸特テキストのキーホルダーを作ってました!試験当日に筆箱に付けていったので、もしかしたら試験会場でmimiを見かけた方もいるかも…( ˘ω˘ )笑

もし本記事の内容についてご質問がありましたら、Xアカウント(@mimiOL_ganbaru)までご連絡ください!一陸特へチャレンジされる受験者の皆さん、是非頑張ってください!応援しています ٩( 'ω' )و🔥


ここまでお読み頂きありがとうございました!

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