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テラ・クライシス

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テラ・クライシス

第1部 気候変動と国家/3(その1) 科学研究機関、進む解体 トランプ氏「最大の詐欺」

 <テラ・クライシス Terra Crisis>

 装飾を排した黒く無機質なその建物は、米東部プリンストン大のメインキャンパスから離れた敷地の一角にある。米海洋大気局(NOAA)の地球流体力学研究所。英語の頭文字をとって「GFDL」と呼ばれる。原爆を開発した「マンハッタン計画」に参加したハンガリー移民の数学者フォン・ノイマンが、第二次世界大戦後にコンピューターを用いた初の天気予報に挑んだ研究施設が源流だ。

 気候変動問題が注目されていなかった1960年代、日本から来た研究者が疑似的な地球を再現する計算プログラムを作り、温暖化研究の礎を築いた。真鍋淑郎さん(94)だ。大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度が倍になると地表の気温が約2・3度上がると示した初期の論文は、現在の最新の予測値と大きく変わらない。この功績で真鍋さんは、2021年のノーベル物理学賞を共同受賞する。

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