立憲民主党の野田佳彦代表は5日、党本部で開かれた新年仕事始め式で、インターネット上の党の評価について「とても厳しい」との認識を示した。高市早苗首相の政権運営については「危うさを感じている」と述べ、対決姿勢を鮮明にした。
野田氏は、石破茂前首相と高市首相の違いに言及した。「前の首相はどちらかというと腰が重い感じの、暗いイメージだった。うってかわって高市さんは明るいイメージがあり、支持率の高止まりにつながっている」と述べた。
一方で「前政権よりも危うさを感じている」とも語った。台湾有事を巡る首相の国会答弁などを挙げ、「熟慮なき発信が多い。危うさを感じる」と批判した。令和8年度予算案の一般会計総額が122兆円を超えたことを踏まえ、「きわめて無責任な放漫財政だ。金利上昇や円安の問題にも鈍感であることの危うさがある」と述べた。
さらに、「いま、どちらかというと政策実現という美名のもとで、政権を支える側の補完勢力として野党が競い合っている状況だ。この状況こそ危うい」と述べ、野党第一党として対案を示していく方針を強調した。「間違いなく今年中に衆院選が行われる」との見方を示し、党関係者の奮闘を促した。
「態度の悪い幹事長もいる」
野田氏は「ネット上は、やっぱりわれわれに対する評価はとても厳しい」との認識も示した。「まだ『増税派の野田佳彦』といわれているし、媚中派の最高顧問もいるし、態度の悪い幹事長もいる。あらゆる面で迷惑をかけている」と自虐気味に紹介した。これに対し、「何と言われようと、右にも左にも傾かない国民の生活に根ざした現実路線を中道の立場でブレずに訴えていきたい」と強調した。
立民では枝野幸男氏が最高顧問、安住淳氏が幹事長を務めている。常任顧問には泉健太、岡田克也、海江田万里、長浜博行の各氏が名を連ねている。