大河ドラマ「べらぼう」放送中に、ドラマに関連した用語や登場人物などを解説している【べらぼうナビ】。第39回の内容をまとめました。
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≪あらすじ≫
第39回「白河の清きに住みかね身上半減」
地本問屋の株仲間を発足させた蔦重(横浜流星)は、改めを行う行事たちをうまく丸め込み、山東京伝(政演/古川雄大)作の三作品を『教訓読本』として売り出した。一方、きよ(藤間爽子)を失い、憔悴(しょうすい)した歌麿(染谷将太)は、つよ(高岡早紀)とともに江戸を離れる。年が明け、しばらくの後、突然、蔦屋に与力と同心が現れ、『教訓読本』三作品について絶版を命じられ、蔦重と京伝は牢(ろう)屋敷に連行されてしまう…。
【べらぼうナビ🔍地本問屋仲間】
寛政2年10月、正式に地本問屋仲間が発足。書物問屋仲間から遅れること約70年、ようやく地本問屋も本屋組織としての責任体制が整いました。発足時の月行事は蔦重であり、仲間成立に向けて業界を引っ張る存在だったと推測されます。
【べらぼうナビ🔍『論語』】
「力や刑罰をもって人を従わせようとすれば、人は罪を逃れる道ばかりを探す。徳や教えをもって導いてこそ、人は自ずと罪そのものを犯さなくなる」
『論語』為政第二より
【べらぼうナビ🔍『中庸』】
「君子が正しき態度を見せても、愚かな者は遠慮なく好き勝手な行いをするものだ」
『中庸』第二章より
【べらぼうナビ🔍身上半減】
蔦重の処罰については、当時の史料に「身上に応じ重過料」「身上半減の闕処(けっしょ=財産没収刑)」との記述が残っています。“身上半減”を文字通り解釈すれば“身上=財産”の半分没収となりますが、具体的なことは分かっていません。
【べらぼうナビ🔍手鎖五十日】
京伝が科せられた「手鎖五十日」は庶民に対する刑罰で、30・50・100日の3段階ありました。前に組んだ両手に瓢箪(ひょうたん)型の手鎖をはめ、錠前を掛けて自宅で謹慎します。錠前には封印紙が貼られ、50日の場合は5日ごとに与力が封印を点検に来ました。
【べらぼうナビ🔍葵小僧】
寛政3年4月、長谷川平蔵によって盗賊一味の中心人物・大松五郎が捕らえられます。一説によれば、大松五郎は葵の紋の提灯(ちょうちん)を掲げて出没したため“葵小僧”の異名を持ち、非道の限りを尽くしたことで異例の早さで獄門に処されたといいます。