大河ドラマ「べらぼう」放送中に、ドラマに関連した用語や登場人物などを解説している【べらぼうナビ】。第34回の内容をまとめました。
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≪あらすじ≫
第34回「ありがた山とかたじけ茄子(なすび)」
老中首座に抜てきされた定信(井上祐貴)は、質素倹約を掲げ、厳しい統制を敷き始める。 そんな中、蔦重(横浜流星)は狂歌師たちに、豪華な狂歌絵本を作ろうと呼びかける。しかし、そこに現れた南畝(桐谷健太)は、筆を折ると宣言。南畝は定信を皮肉った狂歌を創作した疑いで処罰の危機にあった。意次(渡辺 謙)が作った世の空気が定信の政によって一変する中、蔦重は世の流れにあらがうため、ある決意をもって、意次の屋敷を訪れる。
【べらぼうナビ🔍よしの冊子(ぞうし)】
定信の家臣・水野為長は、江戸市中のうわさ話や城内の人物評などを集め200冊もの報告書にまとめていました。各項が「〜よし(由)」=「そのようだ」で終わることから、のちにこの書名で呼ばれるようになったといいます。
【べらぼうナビ🔍世の中に蚊ほどうるさきものはなし ぶんぶといふて夜も寝られず】
松平定信による寛政の改革を茶化した落首。作者は不明ですが、大田南畝の詠んだものではないかという うわさが流れました。しかし南畝は自身の随筆の中でそれを否定しています。
【べらぼうナビ🔍毛をふいて 傷やもとめん さしつけて 君があたりに はひかかりなば】
毛虫の縁語「毛・さし(刺し)・はひ(這ひ)」を掛詞で織り交ぜ、「毛を吹き疵(きず)を求むる」という諺(ことわざ/余計なことをするとそれが災いとなり自分に返ってくる)を効かせ、夜這いがうまくいかないだろうという下品な恋を品良く歌い上げています。
【べらぼうナビ🔍土山宗次郎の刑】
死罪となった土山。『続徳川実記』には「身持ち宜しからず、遊女に馴染み、身請け致し妾に召し仕う」と誰袖の件も罪状に挙げられ、彼女も“押込”の刑を受けました。自身の家で門を閉ざし、自室か土蔵に最短20日・最長100日閉じこもるものです。
【べらぼうナビ🔍『画本虫撰』と鳥山石燕の序文】
第34回に登場した『画本虫撰』は、彫りや摺(す)り、仕立てにもこだわった豪華な絵本で、歌麿の優れた観察眼と写実力とが遺憾なく発揮されています。
喜多川歌麿と幼い頃から師弟関係にあったと見られる鳥山石燕は、『画本虫撰』に序文を寄せています。その文章には石燕から歌麿への深い愛情が感じられます。
上下 2 巻にわたるこの狂歌絵本の実際の内容を、狂歌の書き下し文付きで全ページご紹介。石燕の序文のざっくり現代語訳もこちらからどうぞ。