【ルックバック】『ルックバック』を観て、自分の感覚を疑った。「藤野の納得」に頷けない僕と、京本が確かに見ていたもの
漫画を読んだ後、すぐに映画板の「ルックバック」を見た。
監督:押山清高
出演:河合優実,吉田美月喜
個人的なお気に入り度:4/10
『ルックバック』は、漫画の忠実な再現とアニメーションとしての表現が素晴らしい作品だと思う。特に、子供のころに描いた空想の中の漫画の再現は圧巻で、そのギャップが面白く、引き込まれた。アニメーションとしての完成度も文句なしで、本当に素晴らしい作品だと思う。
だけど、それでも「藤野の自己完結的な解釈」にはどうしても共感しきれない部分がある。藤野自身が納得したという結末は理解できる。でも、それで本当に良かったのか?と思わずにはいられない。
一方で、漫画が売れたお金で藤野と京本が原宿(だったと思う)で楽しく遊んでいるシーンは、胸に迫るものがあった。届かないと思っていたキラキラした世界に触れて、ほんの少しでも普通の青春を感じられた京本の表情には、何か特別なものが宿っていたと思う。あの瞬間の京本は、想像以上の喜びと充実感を味わっていたはず。このシーンに時間を割いて描かれているのは、監督がこのポイントを大切にしたかったからだろう。
でも、それでもなお、最後の京本の部屋で藤野が見せた納得には釈然としない。あのような想像だけで片付けてほしくなかった。あのシーンを称賛する多くの声を目にすると、「世の中の感覚と自分の感覚がずれているのか?それとも自分が狂っているのか?」と、自問してしまう。
『ルックバック』が投げかけるテーマは鋭く深い。それだけに、賛否が分かれるのもこの作品の力強さだと思う。
僕のこのモヤモヤは共感されるのか、それとも否定されるのか。
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