「イズミヤ撤退で空きテナントだらけに」「フロアは不気味に静まり返る」…駅前一等地でも閑散「栃木の廃墟モール」の“惨状”
「ロブレ」は、3階から上に多数の空き区画を抱えており、特に5、6、7階は目的のある人しか訪れないフロアになっている。上層階へ行くほど静まり返り、ショッピングモールとしての賑わいを失っている。 フロアによっては女子トイレの個室4つ中3つが和式のままになっているなど、設備も更新できていない模様だ。 ■子ども連れのファミリー層がいない ただし、「ロブレ」全体が衰退しているわけではない。ドン・キホーテのある1階と地下1階、TSUTAYAのある2階には買い物をする人が見られ、空き区画もない。売り場は明るく清潔感があり、上層階とは異なる雰囲気である。
また、小山駅前が寂れていることもない。新幹線の停車駅であり、スーツを着たビジネスマンやキャリーケースを引く人々がたくさん歩いている。駅ビル「VAL」はいくつか空き区画があるものの、買い物客が行きかっている。 「ロブレ」と反対側の駅東口には白鴎大学があるため、大学生もよく見かける。白鴎大学出身の知人に、当時の話を聞いてみた。すると、「小山駅周辺の居酒屋にはよく行っていたが、ロブレにはあまり行ったことがない」という。実際に街を歩いていても、駅前を通る大学生やビジネスマンは「ロブレ」に流れていない。
しかしそれよりも問題なのは、ショッピングモールの主要顧客である小さな子ども連れのファミリー層が非常に少ないことだ。 ■ファミリー層はどこを利用しているのか では、ファミリー層はどこに集まっているのか。長い列ができていた「ロブレ」の前のバス停からバスに乗ると、その答えが見えてきた。 ■家族連れで賑わう「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」 主に高校生で満車となったバスに揺られること約10分。国道4号沿いにある「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」でみな降りていった。このロードサイドにあるショッピングモールこそ、「ロブレ」が勢いをなくした一因である。