「人生をやり直したい」という悩みの奥にある、向き合うべき心理とは
どーも、西村です。
今回は、『”人生をやり直したい”という悩みの奥にある、向き合うべき心理とは』というテーマで話を掘り下げていきたいと思います。
深夜にふと、「人生をやり直したいな」と思うことがあります。
学生時代の選択。
最初の就職先。
結婚するかどうかを迷ったあの頃。
あのとき、もっと違う選択ができていれば・・・。
そんな後悔の気持ちが、何年経っても、身体のどこかに染みついたまま離れない人も多いのではないでしょうか。
でも、私は思うのです。
「人生をやり直したい」と強く願うとき、人はただ過去を悔やんでいるのではありません。
その言葉の奥には、実はもっと別の「向き合うべき心理」が潜んでいるように感じるのです。
「人生をやり直したい」という言葉は、一見すると「過去を悔やむ気持ち」に見えます。
けれど、それだけでは説明のつかない感情があるように思うのです。
たとえば、
「なぜあの時、あんなことをしてしまったんだろう」
「もっと頑張っておけばよかった」
「ちゃんとした道を選んでいれば、今こんなに苦しまなくて済んだのに」
そんなふうに過去の選択を悔やみ続けるのは、
『今の自分を変えたいのに、変える方法がわからない』
からではないでしょうか。
本当は、“過去”をどうこうしたいわけじゃない。
そりゃ、過去を変えられたらいいなとは思うけど、現実的に過去は変えられないなんてことはわかってる。
だけど、“今”がうまくいっていないから、「やり直したい」という言葉にすり替えて、自分の気持ちをごまかしている。
私自身も、何度かそういう時期を経験したことがあります。
仕事が行き詰まったとき、人生の目的がわからなくなったとき。
「過去のあの選択を間違っていなければ…」と、無意味に後悔ばかりしていた時期がありました。
しかしあるとき、尊敬する人に言われたことがあります。
「西村さん、それは過去の問題じゃなくて、"今を変える自信のなさ"なんじゃないですか?」
そのひと言で、私ははっとしました。
本当に変えたかったのは、今の自分とこれからの人生だったんです。
「やり直したい」と思ってしまう背景には、「今の自分はダメだ」という強い否定感があります。
・過去に傷ついた経験
・周囲と比べてしまうクセ
・思ったような成果が出せなかった自分への失望
こうした経験が積み重なると、人はいつの間にか「自分にはもう可能性がない」と思い込んでしまいます。
そして、「今のままの自分には希望がないから、せめて過去からやり直したい」と考えるようになるのです。
ですが、その発想の根底には、
「過去が変われば、自分はうまくいくはず」
という、“他責”の思考がひそんでいます。
たしかに、過去の出来事が今の自分に影響を与えているのは事実です。
でも、それは“絶対に変えられない決定打”ではありません。
「自分のせいではない」と思いたい気持ちはわかります。
しかし、「過去を変えたい」と願い続けるかぎり、私たちは「今を変えるための力」を自分の手から手放してしまっていることになるのです。
「後悔」は、放っておくと居心地の良い“ぬるま湯”になってしまいます。
なぜなら、後悔している限りは「行動しなくてもいいから」です。
「失敗したのは、あのときのせい」
「こんな人生になったのは、親のせい」
「もう遅いから、やり直しなんてできない」
そうやって自分を納得させていれば、動かなくても済みます。
何かに挑戦して、また傷つかなくても済みます。
でもそれは、ゆっくりと確実に、自分の人生の主導権を手放していく生き方でもあるのです。
「後悔」に居場所を与えると、人生が止まってしまいます。
私たちは、もう二度と戻らない過去を見つめ続けるために生きているわけではありません。
「やり直したい」と思う過去には、必ず“何か未消化の感情”が残っています。
・あのとき、誰かに認めてほしかった
・自分の気持ちをちゃんと伝えたかった
・本当は、もっと自信を持っていたかった
そういった“感情の引っかかり”こそが、過去への執着を生み出しているのです。
だから大切なのは、出来事を変えることではなく、
「あのときの自分が、何を感じていたのか」
「本当は、どんなふうに扱われたかったのか」
に向き合うこと。
つまり、「過去の出来事を変えたい」という思いは、「あの感情を書き換えたい」という願いなのかもしれません。
その気づきが持てると、少しずつ過去への執着は緩んでいきます。
最後に。
「人生をやり直すことはできません」と言われると、冷たく感じるかもしれません。
でも、私はこう思うのです。
「人生そのものはやり直せないけれど、“今からの生き方”は、何度でもやり直せる」
と。
むしろ、「過去をやり直したい」という強い願いを持てたこと自体が、「今をもっとよくしたい」と思っている証拠。
そして、「このままでは終わりたくない」と感じるあなたは、まだ人生の主導権を手放していないという証でもあります。
大丈夫です。
今日からまた、やり直せます。
少しずつ、ほんの少しずつでいいんです。
昨日よりも今日の自分を大切にする。
そんな小さな積み重ねが、きっと未来を変えていきます。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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