スージーさんが「特別枠」で期待するのも拓郎つながりの、あの人だ。
「『つま恋』つながりで、弟子筋の浜省と一緒に出ていただいて、『イメージの詩』を歌ってもらうというのもいい。もともとは拓郎の歌ですが、浜省もカバーしています。なんなら、吉田拓郎と浜田省吾と、彼らをリスペクトしているあいみょんも一緒に! この3人で『イメージの詩』を歌うのはかなりいい。“たくみょん・はまみょん・あいみょん”で!」
拓郎が出演していた人気音楽バラエティー番組「LOVE LOVE あいしてる」(フジテレビ系・96~01年放送)の拓郎卒業特番のゲストは、あいみょん! 可能性はゼロではない?
トリは福山雅治、MISIAでいいのか?
さて、最後に「トリ」問題。20年以降はMISIA(紅組)と福山雅治(白組)が4年連続でそれぞれ大トリとトリを務めている。25年も5年連続の更新となるのか?
「福山、MISIAでもいいのですが、最近のトリは派手過ぎる。私が愛する昭和の紅白のトリは、むしろ、出場者が“普通”に歌うんですよ。これまでに私が一番良かったと思うトリは、79年の八代亜紀さんの『舟唄』。絶品のトリでしたね。八代さんがステージの後方の階段から降りてきて、生歌の上手さだけで勝負する。初めて演歌歌手以外がトリを務めた78年は、紅組が山口百恵、白組が沢田研二でした。ふたりとも大スターですが、ステージとしては、いたって簡素なもの。今は派手で、アレンジも大仰過ぎる。もっと、サラッとしていていいのではないか。簡素にしてほしい。生歌、生演奏の歌唱で勝負でいいんですよね」
スージーさんは「ハンバートハンバートみたいなシュッとした曲で締めくくるのでもいいと思う。『毎日難儀なことばかり~』という歌詞は、不景気な1年の締めにぴったり (笑)」と言うが、初出場にしてトリとなれば、かなりのサプライズだ。
トリで簡素に歌える、実現可能性が高い名前を1人あげるなら「椎名林檎」だという。
「この15年くらいの紅白のMVPは林檎だと思うんですよ。去年はチャランポランタン、その前には、宮本浩次やトータス松本とデュエットしたり――。一生懸命、様々に高クオリティなパフォーマンスをやってくれている。だから、この間の最大の功労者の林檎をトリにしてもいいのではないか。たとえば、年を経るごとに名作感が漂う11年の朝ドラ『カーネーション』の同名の主題歌を歌ってもらいたい。11年の紅白で林檎は『カーネーション』を歌いましたが今こそ、トリで!」
今年の紅白のテーマは「つなぐ、つながる、大みそか。」。昭和と令和、つながるアーティストや企画に期待だ。
(AERA編集部・太田裕子)
こちらの記事もおすすめ 中森明菜の「紅白出場」に高まる期待 「再スタートを華々しく見せることに意義がある」音楽評論家スージー鈴木氏
















