俺の親友がプロキシ!?…えっパエトーン?   作:コロッヶ

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仲間と親友は去らず

アンビーとの訓練で酷い筋肉痛に悩まされてたのも束の間、アキラから連絡が入る。

 

『ニコが金庫の在処について目星が着いたようだ。駐車場で待ってるよ』

 

文面から見るに、ニコの怪我は無事完治したのだろう。キズが残ってなければいいのだが、またそれは個人的に聞くとしよう。

 

ともあれ、未だ依頼が中途半端になっていたからには行かないという選択は無い。アキラもこちらの意図を汲み取っているのか、来る事が確定しているかの様な言い草である。

 

先日感じたアンビーの様子から、恐らく説明が終わり次第ホロウに即突入すると思うので、嫌々ながらも手に馴染んできたナイフを片手に集合場所へ向かうのであった。

 

━━━━

 

「やっと来たわね!金庫の位置は特定したわ。それで、そっちに頼んでおいたのはどうなったの?」

 

「あぁ、ニコの目論見通り、あのデータには金庫の暗証番号が保存されてたよ」

 

予想していたより準備は整っていたらしい。金庫の在処とその暗証番号が分かっているのなら、さっさと回収して終いにしたいのだが、ニコの横からずいとアンビーが前に出てくる。

 

「私から作戦を伝えるわ。コホン…この新エリー都の地図を見てほしい。我々はクリティホロウに入り、上級エーテリアス「デュラハン」を倒して、金庫を手に入れるのが目的よ」

 

作…戦?分かりきった目標を伝えただけのように思えるが…

 

「…で、その次は?」

 

以上よ、とアンビー上官の作戦会議は終了したらしい。何やら値切りがどうたらとかを口走ると、ニコに口を抑え込まれていたが聞かなかった事とする。

 

追撃するようにビリーが「昨日推理映画を見てたのはこの為だったのか…」と言っていたが、これもスルー案件だ。アンビーはこのシチュエーションを相当楽しみに来ていたのが分かる。

 

話を戻して、やる事は簡単だ。ホロウに入る、金庫を回収する、邪魔するヤツは吹っ飛ばす。うむ、単純明快で実に分かりやすい。

 

話のついでにどうやって金庫の在処を特定したのか聞くと、どうやらホロウ調査協会にツテがあるらしく、それを使い直近2回の異常観測データを頂戴し、それらの相違がある地点を金庫のある場所として断定したらしい。

 

ふふーん、とドヤ顔してるニコはさて置いてイアスを乗せて車に乗ろうとすると邪兎屋の連中が慌てて乗り込んで来た為、しょうがなしに目的地まで連れて行ってやるとする。

 

━━━━

 

「よし!ホロウに入れたわね!」

 

傷も癒えたのかやる気に満ち溢れているニコを横目に現在の状況を確認する。

イアスと俺を先頭とし、邪兎屋組が後方から追従するといったフォーメーションだ。

 

ホロウ内を見てみても今は安定しているようで、裂け目やエーテリアスは周囲で発生していない。

 

そして俺や邪兎屋は以前とは違い潤沢な装備があるし、それぞれ十分に休息が取れたので今すぐにでも金庫探しに洒落こんでもいいのだが…何やらイアスの調子がおかしい

 

「プロキシ?突っ立ってないで、出発するわよ?金庫まで辿り着くかはあんたが頼みなんだからね!」

『あ、あぁ…すまない、出発しようか。アンビーの言っていた上級エーテリアスの反応は、ここからそう遠くないようだ』

 

…本当に大丈夫なのだろうか?そう不安がっていると流石に気づいたのかイアスと目が合うが、やはり反応が悪いと感じる。

 

普段のアキラなら目が合ったら小言の1つくらい言うはずなのだが…もしやH.D.Dシステムの調子が悪いのだろうか?

 

━━━━

 

それからというもの、アキラは一言も話さなくなった。

 

プロキシらしい案内も無しにポテポテと前へ歩くだけのボンプを追いかけている気持ちになる。

 

ただ歩くだけなのなら問題無いのだが、問題はそのルートだ。

 

まるでそれが目的かのようにエーテリアスがいる場所へ向かっていくのだから手をつけられない。

 

「あ、ちょっとそっちに行かないで!」

 

もう何度目だろうか、イアス目掛けてエーテリアスが襲いかかる。

 

それをアンビーが何とか防ぐが、まだ後ろにも多数のエーテリアスが控えている。

 

このままではジリ貧だ。ビリーやニコにも残弾があるので好きにバラ撒く事はできない。

 

ましてや目的の金庫の前には上級エーテリアスがいるのだ。できるだけ消耗するのは避けていきたい。

 

恐らくホロウ外でトラブルが発生しているのか、アキラの力は借りれそうにない。

となれば俺がやるべき事は…

 

「っ!邪魔しないでってアンタ何やってんの!」

 

「なにって、イアスを担いでるんだが」

 

「だからそれは何のためにって事よ!」

 

「薄々気づいてるだろ、アキラは今トラブルで動けない。だから案内はできないが今よりかは安全な場所に避難しようとしてるだけだ」

 

黙って着いてこい、とだけ言うと邪兎屋の連中は大人しく着いてきた。

 

だが、あまり遠くへ行くとアキラが復活した時、案内に支障が出るやもしれないのが難しい所だ。

 

嬉しい誤算だったのは、思ったよりボンプが軽かったのと、担がれたボンプが暴れなかったことだった。

 

━━━━

 

「…つまり君は僕たちが解読した金庫のパスワードが欲しい、ということかい?ハッカーさん」

 

『さっきからそう言っているだろう!…それにしてもなんだあの男は?さっきから分かっていたかの様にエーテリアスや裂け目を躱しているが…』

 

「あぁ、彼は「パエトーン」と同等のプロキシだ。あまり舐めた態度は取らない方がいい」

 

『ほう…だが、かのパエトーンが認める実力者ならインターノットで騒がれてもおかしくは無いと思うがね』

 

まぁ彼の本業はプロキシでも無いただの修理屋、もといホロウレイダーなのだが…

 

それはさておき…とまた同じ要求を繰り返し言い続けてくる。

 

既に飽き飽きしている所だ。リンにはヤツと話してる最中や向こうが動揺している隙にアカウントを捨てる作業を頼んでいるが…「もう出来てる」と訴えかけるような視線を感じた。

 

さぁ、さっさとパエトーンのアカウントを放り捨てて、彼等を助けに行こうか。

 

━━━━

 

途中で調査員と鉢合わせる所があったが、この目のおかげでやり過ごす事ができた。

 

ビリーが調査員にプロキシを引渡してしまおうと提案していたが、ニコはその見かけによらず人情に厚いようで、この状況でもプロキシを売ろうとしなかった。

 

これに関してはビリーの提案自体は悪くない。プロキシとホロウレイダーは協力関係であっても所詮は他人。

 

自分や仲間の危機なら切り捨てて当然といえば当然である。

 

だからそれにとやかく言うつもりは無い。

 

と、そんな事がありつつも未だにイアスは沈黙したまま俺たちはホロウ内を彷徨っていた。

 

「…にしても結構長い時間ホロウにいるよなぁ、俺たち」

 

「そうだな、いくらエーテル適応体質といってもエーテリアスになるのが遅いだけで何時なってもおかしくはない」

 

「…がうぅ、エーテリアスになってしまったぁ…」

 

ニコを笑わせようとしているのか、ガジガジと手を噛みだすアンビー。

 

「はぁ、らしくない事したわ。金銭主義の邪兎屋と言われてる私がこんな事を…」

 

どうやらニコには届いてないらしい。少し離れた所で「私には向いてなかった…」と若干しょげているが上手くビリーがフォローしてくれるだろう。

しかし本当にどうしたものか。ニコが当たりをつけた地点を重点的に探索してるが、一向に見つかる気配が無い。

 

やはりあのパエトーンの2人に頼らざるを得ないのだろうか。

 

と考えているとモゾモゾとイアスが動き始めた。

 

『君が思っているより、君は守銭奴じゃないということさ、ニコ』

 

「うおっ!急に喋るなびっくりするだろ」

 

『はは、君が驚く顔は中々新鮮に思うよ』

 

うるせぇ、とイアスを下に降ろす。

 

プロキシが復活したのを聞いたニコは、さっきまでの会話が聞こえてた可能性に対して悶絶しているようだ。

 

別に昨日今日の関係では無いようなので、バレたとて問題無いと思うのだが…

 

━━━━

 

やはりプロキシの…というよりパエトーンのスキルが凄いのだろうか。サクサクと目的地まで進んでいるという実感がある。

 

道中で何があったかアキラから聞いたが、まさかパエトーンのアカウントを捨てるとは思いもしなかった。

 

確かに自分の命に別状は無い為、問題無いという判断なのだろうがそこらの常人はそれを捨てるのにどれほど苦悩する事だろうか。

 

自分の象徴とも言えるような物を捨てる事は難しい。ましてやそのお陰で、依頼等が来るようになるので食い扶持を確保するためにも必要な物であるとは思う。

 

やはりアキラというかパエトーンは知り合いに対して甘いというか自己犠牲精神が顕著に出るような…

 

そんな事を考えつつも移動していると、どうやらもうすぐ進むと金庫がある場所へ続く裂け目があるとの事だ。

 

「はぁーそんな事があったのね。というかまた面倒事に巻き込まれてるじゃない!多額の報酬金に目がくらんだ私が馬鹿だったわ」

 

恐らく、元々のニコの依頼主がアキラの事をリークしたのだろう。

 

にしてもパエトーンと聞けば多少は躊躇するものだと思うのだが、余程実力に自信があったのかそれともにこと同じく報酬に釣られたのか。

 

「でもプロキシ先生の助けが無かったら、正体不明の黒幕と戦わなければならなかったのも事実。ありがとう、プロキシ先生」

 

「報告会はもういいだろう。ただでさえ俺たちは長い間ホロウ内にいるんだから、さっさと回収する物を回収しないと仲良くエーテリアスになっちまうぞ」

 

「ダンナの言う通りだ。エーテリアスになるつもりも無いし、上級エーテリアスと殺り合うんだから浸食症状で不利になっちまったら目も当てられねぇ」

 

ビリーがそう言うと皆の顔がより険しくなった。残された時間は不明、そして帰る間の時間も考慮するともう立ち止まっている場合では無いだろう。

 

『みんな、僕に着いてきてくれ』とイアスが進むと、空間が無理矢理引き裂かれたかのように現れた黒いモヤが出現する。

 

これが裂け目と呼ばれる、いわばホロウ内を繋ぐ抜け道のようなものだ。しかし、入口が分かっても出口が分からなければ裂け目に入るのはリスクが高すぎる。

 

それを事前情報無し、かつリスク無しで入れるのはパエトーンの技術があるからだろう。

 

俺も裂け目の場所は分かっても遠く離れた出口までは分からない。

 

さらに面倒な事にこの裂け目はホロウ内で出たり消えたりするのでタチが悪い。まるでホロウ内の人間を弄んでるかのようだ。

 

そのままイアスは裂け目に飲み込まれて行った。それに続いて俺たちも後を追う。

 

裂け目に入った瞬間、身体全体が何処かへ引っ張られていくような感覚になる。

 

━━━━

 

ふと身体が軽くなったと思うと、地面に足が着く。周囲を見渡すと、線路のような物が見えるが廃棄された駅だろうか?

 

「うおっと、何回やっても慣れねぇんだよなぁ」

 

『不快な思いをさせてしまって申し訳ない、たが今回は必要な事だったんだ』

 

別に謝る必要はねぇよ、とだけ伝えて金庫の在処はどこか聞くともう目と鼻の先にあるらしい。

 

邪兎屋の連中もようやくターゲットが見つかると聞いて足取りが軽そうに見える。

アキラの案内の元、辺りを探索してると少し開けた場所に転がっている金属の箱が転がっているのが見えた。

 

「お!アレじゃねぇか?今日はツイてるぜ!」

 

みんながぞろぞろと金庫へ向かっていると、俺の心臓をエーテルの波が貫いて見え

 

「うっ!?」

 

咄嗟に身体全体を半回転させると、そこまで立っていた場所を人1人分もありそうな大太刀が貫く。

 

急いで全員が距離を取ると、コイツがアンビーの言っていた上級エーテリアス「デュラハン」だというのが一目見て分かる。

 

アキラがそそくさと離れたのを確認し、武器を取る。

 

「何度も何度も、鬱陶しいのよ!」

 

「はぁ、今日はツイてるぜ…」

 

「エーテリアスを確認、殲滅する」

 

「さっさと片付けて帰るぞ」

 

━━━━

 

大きく吠えたと思うと、まっすぐ俺に盾を構えて突撃してくる。

 

左手に大盾、右手には大太刀というエーテリアスとは思えない武器構成をしている。

 

このまま潰されるのは癪なので、太刀を持っている方向に動く事で太刀の攻撃を誘う。

 

予想通り、横薙ぎの一閃が振るわれるがさらにそれを体勢を低くして避けて攻撃を仕掛けるが、相手は巨体かつ全身に装甲を纏っている。

 

下手な攻撃をすれば装甲に弾かれた隙にやられてしまう。

だが、唯一装甲に覆われていない部分が存在する。

 

それはエーテリアスのコアだ。あそこなら自分の武器でもダメージを与えられるだろう。

 

相手の攻撃後の硬直を利用し、コアにナイフを振りかぶる。しかし、シンプルな体格差で上手く切り込む事が出来ずうっすらと傷をつけただけだった。

 

攻撃がくる、と思い身構えているとエーテリアスがジリジリと後ろに引き寄せられている。

 

何事かと見ると、エーテリアスの真後ろにまるでブラックホールのようなエーテルの本流が巻き起こっていた。

 

ニコがアタッシュケースに携えてる機構の一部だろうか、一瞬エーテリアスの動きが鈍った瞬間にアンビーが切り込み、ビリーが至近距離で発砲する。

 

電気を纏った斬撃で装甲の一部が削られ、エーテル粒子に還るのが見える。ビリーの銃弾はコアを正確に撃ち抜いたかのように見えたが、やはりそこらのエーテリアスとは違うのか銃弾を弾いた。

 

だが、確実にコアへのダメージは与えられている。

 

2人が追撃をかけようとすると、デュラハンは足元に盾を突き刺したかと思うと地面を抉りながらエーテル結晶がとびだしてきた。

 

それを2人は咄嗟に避けるが、俺はそのままエーテル結晶に向かって飛び出した。

 

全員がギョッとしてるのが分かる。たが、俺には全て見えている。それがどこに、どんな形状で、どこまで突出されるのかを。

 

アンビーに鍛えられた瞬間の判断で、先端が平面になって出てくる場所に向かって足の裏を合わせる。

 

すると勢いよく飛び出してきたエーテル結晶に真上へ弾き出されるかのように、俺の身体が宙を舞う。

 

相手は盾を突き刺していて動くのに時間がかかる。

 

その隙に俺は弾き出された落下の勢いをそのままに、コアへナイフを突き刺す。

 

さっきとは違い、全体重を乗せた一撃だからだろうか、ナイフの刃全体がコアへ突き刺さった。

 

それが分かると、すぐナイフから手を離し距離をとる。

 

デュラハンは苦しそうに武器を振り回しているが、そんなものに当たってやるつもりはない。

 

「ナイフの柄を狙え!そのままぶち抜くぞ!」

 

コアにはナイフが刺さったままだという事を伝えると、他の3人はまるで言わなくても分かっているかのような連携でデュラハンを圧倒した。

 

そして切り込んだアンビーの電磁ナタがナイフの柄を直撃すると、ナイフはデュラハンのコアを貫通し、コアと共に砕け散る。

 

「…上級エーテリアス、デュラハンの殲滅を確認」

 

アンビーがそう呟いた瞬間、デュラハンはエーテルの粒子となって崩れ去った。

 

━━━━

 

ふぅー、と息をついていると何処に隠れていたのか、ポテポテとイアスが近づいてきた。

 

『みんな、無事だったかい?』

 

「えぇ、それはもう!邪兎屋に任せればこんなもんよ!さっ、それはそうと金庫も手に入れたことだしさっさとずらかるわよ、プロキシ」

 

『…それについてなんだが、悪い知らせがある』

 

どうやら、外でハッカーと一悶着あった時にホロウ内のデータを丸ごと消去されてしまったらしい。

 

とどのつまり、プロキシとしての仕事が出来ないといったところだ。

そう伝えると、ニコとビリーはそれぞれ辞世の句を語り出したのだが、アンビーは他の手がないかとプロキシに語りかけた。

 

『そこまで悲観する必要はないよ。ニコの同意が必要だけど、切り札ならあるんだ』

 

「同意するわ!命より重たい物なんて無いもの」

 

『まだ何も言ってないんだが…それなら話は早い。早速だが、この金庫内にあるらしいデータチップをイアスに接続させて貰うよ』

 

アキラによるとこの金庫の中には「ロゼッタデータ」と呼ばれる物と同等の物が入っているとの事だ。

 

詳しい事はさっぱりだが、簡単に言うとホロウ内のデータが全て詰まっているらしく、これがあれば自由にホロウを行き来出来るとさえ呼ばれているらしい。

 

『ただ、それがどういった物なのかは分からない。正直これは賭けになるだろう』

 

「…どうしてプロキシ先生は私達をそんなリスクを背負ってまで助けようとするの?

本体はホロウの外にいるのだから、仮に私達を見捨てても支障はないはずなのに」

 

『変な質問だね、アンビー。僕達はプロキシだ、1度連れて行くと言ったのならホロウから脱出するまでが僕らの役目だろう?

それに、親友を見捨てるような真似はしたくないよ』

 

そう言うとカチャカチャと金庫を開け始めた。

 

…うーむ、戻ったらアキラとリンには映画鑑賞用のスピーカーとソファでもプレゼントしようか。

 

プレゼント計画を立てていると、どうやら金庫に入っていたのは小さなデータチップ1枚だったらしい。

 

アキラに言われるがままに、ニコがイアスの額にチップを埋め込むと、なんとイアスがミラーボール並に煌々と輝き出した。

 

「ちょ、パエトーンのボンプは光る機能でも着いてるのか?」

 

「そんな話聞いた事無いわよ!ちょっとプロキシ、ホントに大丈夫なの!?」

 

数分程度だろうか、イアスの輝きは次第に落ち着いていき輝きは消滅した。

 

だが、いくら声をかけてもアキラの返答が無いので不安になっていると、突然イアスがむくりと立ち上がり、俺たちを案内し始めた。

 

最初は唐突過ぎて何が何だか、といった感じだったがその確信に近いような足取りは不思議と頼りになるように思えた。

 

そんなこんなでホロウ外に辿り着いたとたん、イアスとアキラの同期が切れたのか、ンナンナとイアスに帰るようせっつかれた。

 

邪兎屋の連中も今回は堪えたのか、さっさと帰って休みたいとの事だったので、この件に関しては後日アキラから直接聞いてみようと思う。

 

また変な事に巻き込まれていなければいいが……

 

 




まだ0章ってマジ?

…まぁ、いいでしょう

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