トランプ政権のベネズエラ攻撃は「国際法違反」 国際人権団体元代表

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聞き手・青山直篤
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 トランプ米大統領が3日、ベネズエラに対して「大規模な攻撃を実施し、成功した」と自身のSNSで発表した。トランプ氏はこれまで「麻薬テロ」への対処などを名目に掲げ、船舶を爆撃するなどマドゥロ政権への圧力を激化させてきた。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの元代表で、米プリンストン大学の客員教授を務めるケネス・ロス氏は取材に対し、一連の攻撃は国際法違反との見方を示していた。

 トランプ政権が主張する(ベネズエラなどの組織による)「麻薬密輸」は犯罪であり、本来は法執行機関による逮捕や起訴の手続きを経なければならない。船舶を攻撃して殺害するというこれまでの行動は殺人行為であり、違法だ。国連憲章は(トランプ氏がベネズエラに示したような)「武力による威嚇」も禁じている。

 さらに、武力による侵攻とな…

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この記事を書いた人
青山直篤
アメリカ総局員
専門・関心分野
米国、国際政治・経済、日米関係、近代史
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2026年1月3日22時2分 投稿
    【視点】

     アメリカのベネズエラへの軍事介入を本音でもっとも歓迎しているのはロシアです。「自国にとって死活的に重要な国家に関しては、その国家の主権は制限されることがある」という制限主権論に関して、プーチン政権のロシアとトランプ政権の価値観が共通してい

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