ロドスとレユニオンの両陣営を高速で反復横跳びする一般9級フィクサー()の奮闘劇   作:名も無き悪魔の執筆家

6 / 9
「ローランや、フィクサーにおいて一番大切なことはなんだと思う?」


あの人は唐突にそんなことを言ったか


「フィクサーは敵を作りやすい。だからこそ、作る敵は少ない方がいい」


そう言って一枚の仮面を渡してきた。凹凸も何もない。のっぺりとした仮面を


「あぁそうだ、それと依頼を達成することが第一だということを忘れるな。童のような甘い感情は捨て去ることだ」


それだけ言うとどこかへ行ってしまった。渡された仮面を被ってみれば、大きいように見えたそれはすんなりとハマった。まるで俺が付けるために作られたみたいだ。その日の俺は嬉しくて、いつも以上に鍛錬したっけ。どうして急にこんなことをしたのか、この時の俺はわからなかったな。










その次の日、祖母は姿を消した


人形

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焼ける大地、空から降り注ぐ源石、心からの叫びを魂ごと燃やす業火。舞っているのは炎かそれとも血飛沫か。それすらわからなくなるほどの酷い惨状。

 

これが現実で起こっていることだろうか。そんな疑問が脳裏によぎるほどの光景は、まさに地獄を超えた地獄以上。地獄の鬼も裸足で逃げ出す惨事だ。もっとも、これは生者にできる精一杯の表現であって、本当の地獄は死者にしかわからないものだが、この惨状の酷さにはその場にいた全てが嘆き、絶望しただろう。

 

それはレユニオンも同じらしく、先ほどまで狂気的なほどに天災を望んでいた彼らだが、今は仮面越しの顔を歪ませ、叫んでいた。

 

 

「い、嫌だ......痛い......」

「足.....俺の足がぁ!」

「どうして!.....死にたくない..........」

 

 

落ちてきた源石と崩壊した建物の下敷きになったのか、体の一部が潰れたり、そのまま死んだりした者がチラホラ見える。彼らの言葉は誰に届くこともなく、ただ炎に飲み込まれていくだけであった。

 

 

天災に巻き込まれたロドスは、重装オペレーターで周りを囲むことで難を逃れることができたが、それによって出た犠牲は少ないものではなかった。天から降り注ぐ源石は命ある全てをその手で奪い取り、逃れたいという人の生存本能を否定するかのように、誰にでも平等に降りかかった。首筋にかけられた刃はいとも簡単に引かれ、そこから舞う鮮血は周囲に真っ赤な花を咲かすが業火に包まれ姿を消す。

 

 

「隕石の大一波はなんとか防ぎ切りましたが......ドクター、これからどうしましょう..............?」

 

 

不安な表情を浮かべながら、黒いフードを深く被る人物......ドクターの方を見遣るロドスの職員たち。その目にはこの状況を打開してくれるかもしれないという期待と、今の現状に対する恐怖が映っていた。それに対して冷静に、それでいて冷酷に今この現状を見通していた。

 

 

(レユニオンという勢力はこの状況を狙っていた。それも自分たちの身すら犠牲にして。そこには天災だなんてものへの恐怖は微塵もない。おそらくそれは、この天災で部隊が壊滅しようが残された戦力はそれの何十倍も残されているから........この状況じゃ、どこから襲われるかわかったものじゃないわね)

 

 

状況と現状を把握した以上。次に行うのは..........

 

 

「医療オペレーターたちは引き続きAceの治療をして頂戴。ドーベルマンは他オペレーターの指揮を、こちらに向かってくるレユニオンを発見次第報告をして。アーミヤはニアールの状態を確認しに行って頂戴」

 

 

淡々と行う全体への指揮。機械的に行われる作業のようなスピードで、右から左に流すかのような軽やかさと鮮やかさは、見事だと言わざるを得ないだろう。

 

ロドスのオペレーター達はドクターの指示に疑いなく従い、言われた通りに動き出す。その手腕は、さながら組織を統括する女王蜂のようだ。

 

そんなことを思考の端で思いながら、アーミヤは蹴り飛ばされたニアールのもとへ駆け出す。あの勢いだ、流石のニアールでも無事ではすまないだろう。風を切り、息を切らしながらニアールのもとへ向かう。

 

あの黒い仮面の人物によって飛ばされ、飛ばされた先の衝撃で崩れた建物の下、瓦礫に囲まれるようにして、彼女は倒れていた。

 

 

「ニアールさん!!」

 

 

見つけたアーミヤは声を上げながら無事を確認するために一目散に駆け出す。

 

 

「大丈夫ですか!.........よかった、気を失ってるだけみたいですね」

 

 

近づいて見てみれば、どうやら気を失っているだけのようで、命に別状はないようだ。

 

 

(それにしてもニアールさんがこんな風になってしまうほどの実力者がなんでレユニオンに.........)

 

 

これほどまでの実力を誇る人物は、テラでも有数の実力者であることに間違いはないだろう。だが、それにしてはあのような人物がいたか心当たりがない。

 

 

「ぅう.....私は一体.........」

「ニアールさん!目を覚ましましたんですね、よかった.......」

「アーミヤ.......?一体何が...........っは!そうだ、あの者は!?それにドクターは無事なのか!?他のみんなは!?」

「落ち着いてください、ドクターは無事です。他の皆さんもドクターの指揮のおかげで、こちらの被害は最小限に抑えられました」

「そうか.......ならよかった」

 

 

取り乱していた彼女だったが、ほっと安堵したようですぐに落ち着きを取り戻す

 

 

「それにしても......ニアールさんがあそこまでやられてしまうなんて...........一体あの人はなんなんでしょう?」

「さぁな、私にもわからん。だが只者ではないだろう。あの動き........相当な実力者であることは間違い無いだろう。ただ、それ以上に不気味だ」

「不気味ですか?」

 

 

ニアールのそんな言葉に、アーミヤは聞き返す。彼女にしては珍しい、なかなか口にしない言葉だった

 

 

「あぁ、不気味だ。まるで雲を相手にしているような......闇の中を覗き込んでいるような.......そんな不気味さだ」

「そんなに........」

「相手の正体も気になるが、今は生きてここを出ることを考えよう。他のみんなは今どこに?」

「天災からの被害を最小限に抑えて、先ほどの広場の方で、現状を立て直すために固まっています。ただ、レユニオンもいくらか被害を免れたようで.......もしかしたらまた襲われるかもしれませn」

「敵襲!レユニオンだ!!総員戦闘準備!!!!」

 

 

アーミヤがニアールに現状を説明していると、離れたところでドーベルマンの声が聞こえた。どうやらレユニオンに襲撃されているらし。いくら数が多いとはいえ、天災に巻き込まれたというのに想定よりも早い。

 

 

「レユニオンが!?想定よりも早い........急がないと!!」

「そうだな。このニアール、いつまでも倒れるわけにはいかない。ロドスの盾となり、降りかかる害悪を全て振り払おう」

 

 

幸い戦闘音はまだ聞こえておらず、急げばまだ間に合うかもしれない。そう思い、二人はドクターたちのもとへ走り出した。

 

 

_________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人がたどり着いた先に待っていたのは、白黒交わる混戦ではなく不思議なほどに静かな空間だった。どこから現れたのかわからないレユニオンの兵士たちが、ドクターたちを囲んでいる。

..........その正面には一人の人物が立っていた。

 

腕にはレユニオンの紋章の書かれた帯をなびかせ、腰には剣を携えている、銀髪の龍のような角を頭から生やした女性

レユニオンムーブメントの指導者

 

 

暴君【タルラ】

 

 

彼女は、ゆったりとした足取りでロドスの方へ近づいてくる。一歩一歩進むごとに、周囲は天災によって発生した熱ではない何かで気温が上がっていき、辺りはドロドロに溶け出していた

 

 

「お前たちは過ちを犯した.......ロドス、お前たちは真に感染者の側に立つべきだったのだ」

 

 

その気迫はまさに龍の如く、烈火と共にこちらを飲み込もうと口を開けているかのようだ。

 

彼女は腰に携えた剣をこちらに向ける

 

 

「お前たちは同胞を殺めた報いを受けなければならない........私が好む結末を贈ってやろう」

 

 

そう言うと、剣の先端に熱が集まっていく。空気が圧縮され、歪んでいく。周囲の気温が徐々に高くなっていく。

 

 

「まずい、まずいぞ...........あの熱量はマズイ!アーミヤとドクターを守れ、早く!!」

「間に合わない..........!!!!」

 

 

___________滅せよ

 

 

その言葉を皮切りに、先端に圧縮された熱が放出され..............

 

 

_________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走る、走る。ただただ我武者羅に。何かから逃れるように、抗うように。ひたすらに、我武者羅に。

 

あそこには居られなかった、罪の重さに壊れてしまいそうだったから。押しつぶされてしまいそうだったから。だからひたすらに走る。少しでも遠くに行くために。

 

だが、それでも罪の意識は消えない。むしろ段々と大きくなり、こちらを蝕んでいく。それを振り払うように、またひたすらに走り出す。逃れようとひたすらにひたすらに。

 

そうして走り続け、気づけばどこかの路地に来ていたようだ。この場所がどこなのかはわからないが、おそらくあの広場からは遠く離れた場所なのは間違い無いだろう。

 

辺りを見渡してみれば、ここも天災に巻き込まれたのか倒壊した建物と散乱する死体。明かに人によって殺されているものがある以上、ここにもレユニオンの手が伸びているらしい。

 

 

「........クソッ」

 

 

どこに向けて言うでもなくそう吐き出す。そのまま近くの壁を思いっきり殴りつける。加減のない拳だったからか、壁が音を立てて崩れる。

 

そうして崩れた壁の向こう。その先には部屋の隅で震えているウルサスの軍警が一人、そこにいた。彼はローランの姿を見ると震え出し、半ば叫ぶように懇願する。

 

 

「ッッひ!?!?や、やめてください、こ、ころ....殺さないで!!

殺さないでください............」

 

 

声を震わせ、必死に懇願しながら震えるその姿は蛇に睨まれた蛙か、子猫か。だがそれは仕方のないことだろう。彼からしてみれば、暴動から、天災から隠れていたら急に壁を破壊して、黒一色のナニカが真っ赤に返り血を浴びた服でこちらの方を見ているのだから。誰であろうとこの光景には恐怖してしまうだろう。

 

 

「..........」

 

 

相手はウルサス軍警。しかも無抵抗でただ震えているだけだ、楽に殺せるだろう。このまま放置していたら、後でどんな影響が出るかわからない。今のうちに殺っておくべきだろう

 

そう思い、剣を抜こうと鞘に手にかける。剣が柄に当たってカチャリと音が鳴り、それと同時に「ヒッ」と情けない声を出す軍警。向こうからしてみれば自分の魂を刈り取る死神の鎌に思えるだろう。

 

剣を引き抜こうとして.......だが途中で腕が止まる。無理やり引き抜こうとするも腕は動いてくれない。ならばと思い手袋にアーツを伝わせて武器を取り出そうとするが、うまくアーツを操作することができない。

 

明かにおかしい異常。何処かから精神干渉系のアーツでも食らったのかと疑うが、そうではないとわかる。ならば一体なんなのだろうか?ふと手を見てみれば、小刻みに震えているのがわかる。それが恐怖によるものではなく、拒絶によるものだと理解するのにさほど時間はかからなかった。

 

そうして理解する。なぜ自分の腕が動かないのか、どうしてアーツユニットの起動が遅れているのか、手が震えているのか。

 

 

 

 

俺は殺しすぎたんだ。今日だけで多くの人を手にかけてしまった。手は血に汚れすぎてしまったのだ。元々綺麗だったとは言わないが、それでもあまりにも無関係と言えない人物を殺しすぎた。

 

だから体が拒絶しているんだ。もうこれ以上殺したくないと、もう殺してしまったら戻れなくなると。

 

 

 

 

 

 

_______これ以上殺すのか?

 

 

剣にかけた手が震える

 

_______もう赤く染まる場所がないというほど真っ赤に染まっているのに?

 

 

心臓の鼓動がうるさい

 

_______仮面を脱ぎ捨てて、振り返って、あいつらと酒を飲む生活に戻れるんじゃないか?

 

冷や汗が体を伝う

 

 

 

 

目の前で震えている軍警を見遣る。体を縮こませながら、必死に命を乞いながら震えている姿を見て。これ以上殺す必要はないと、殺したって意味はないと自分を納得させる。

 

抜こうとしていた剣を下ろし、目の前の軍警を逃がそうと立ち去ろうとした時

 

 

パンッ

 

 

そう、背後から乾いた音が聞こえる。それと同時に真っ赤になる視界、飛び散る鮮血。後ろを振り返ってみれば、ラテラーノ銃を構えたWがいた。

 

_______その顔は酷く扇情的で、口元いっぱいに大きく笑みを浮かべて、恍惚とした表情で立っている。

 

 

「ダメじゃないのローラン。きちんと殺さないと」

 

 

そう言うWの赤い瞳はドロドロに黒く澱んでいた。顔はあの時のように歪んでいて、狂気的で.............。そんな様子のWを見て、俺の背筋に何か冷たいものが走る。

 

そもそもなぜこんなところにいるんだ?他の連中は?なんで殺した?なんでそんな顔で俺を見る?いろんな思考が俺の頭の中によぎる。ぐちゃぐちゃになっている頭の中を、疑問で脳内を埋め尽くす。

 

 

「W....なんで......ここに.........」

「一人で駆け出すあんたを見つけたから。何かあったらって思って心配して後を付けたのよ。

 

 

まるで心配しているかのように近づいてくるが、その顔にはこちらを心配する気はなく、先ほど同じ顔のままこちらに近づいてくる。その異様さに思わず後ろに下がる。それを見たWが眉をひそませながらこちらを見る。

 

 

「そう警戒しないでよ。実際、あたしがいなかったらそいつ殺せなかったでしょ?」

 

 

そう言って先ほどの軍警を指す。見てみれば一発打ち込まれ、蹲っているがどうやら息はあるようで、息を荒くして痛みに悶えているようだ。だが、あの出血量だ。もう直ぐしないうちに死ぬだろう。

 

 

「あら、まだ生きてるのね。まぁ丁度いいわ」

 

 

そう言ってこちらに拳銃を渡してくる。

 

 

「あんたがやりなさい。あんたなら扱いはコレの扱いは慣れてるでしょ?」

 

 

さも当然かの如く誰かの命を奪うように言ってくる。普段の俺ならなんの躊躇もなく受け取っていただろうが、今の俺にはそのようなことをする気力もない。それに、この手をもう汚したくない。

 

 

_________これ以上殺したら戻れないだろうから。あいつらと話すことすらできなくなるだろうから。

 

だから俺は拒絶した。差し出された拳銃を手で払い飛ばし言う。

 

 

「............どうせもう直ぐ死ぬだろ。弾の無駄だ。それにもう........俺は殺したくない。手を汚したくないんだよ............これ以上手を汚したらもう戻れなくなる..................」

「ふ〜ん.........」

 

 

そう言う俺の葛藤をよそに、Wはなんでもないかのように軽く受け流す。そうしてこちらに歩み寄って...........一丁の拳銃を握らせる。離さないように、力強く握りしめて

 

 

「な......」

 

 

咄嗟のことで対応できずに、思わず硬直してしまう。無理やり引き剥がそうにも流石サルカズ。常人とは比べ物にならない力で押さえつけてくる。簡単には離れそうにないだろう。どうにかして抜け出そうとしていれば、隣にいたWが顔を近づけてくる。

 

そうして、耳元でふわり。と囁く

 

 

「ねぇローラン、一体何を躊躇ってるの?」

 

 

そう囁くWの声は、まるでこちらのことを見透かしているかのような声だった。酷く甘い、魅惑的な声。まるで女神の囁きのような、それでいて、悪魔の囁きのようだ。果実を勧める蛇のように、体に巻き付いて囁いてくる。

 

 

「ローラン、あんたは何も躊躇う必要はないのよ。あんたはただ、言われた通りのことをするだけでいいの」

 

 

まるでまとわりつくように頭に残るのその声は、こちらの思考を奪う。

 

 

「いくら殺したっていいじゃない。あんたがどれだけ殺したって、誰にもわかりはしないわ。だからあんたは気にせずに殺しなさい、それが誰であろうとね」

 

 

そう言って手に持たされた拳銃をさらに強く握る。トリガーに二人分の指がかかる

 

 

「W......俺は............」

「まだ言うの?別にあんたが誰を殺そうが関係ないじゃない。仕方のないことよ。」

 

 

もう殺せない。そう言い切る前に、Wはこちらの言おうとしたことがわかっていたかのように、口を開いて言う。

 

 

「あんたはきっと、もうその手を汚したくないって思ってる。ここでその仮面を脱ぎ捨てて、手袋を外して、元の場所に戻ろうと思ってる。あんたの"トモダチ"と一緒に楽しくやれるって。そのためにこれ以上殺すわけにはいかないって...............でもねローラン」

 

 

___________あなたが仮面を外して元の場所に戻れると思う?

 

 

グサリと、心臓に杭が刺さったような錯覚を覚える。鉛を縛り付けられたかのように体が重い。やめてくれ、それ以上は、俺が戻れなくなる

 

 

「あんたは一体どれだけ、どんな人を殺したのかしら。感染者?非感染者?一般人?傭兵?兵士?それともどっかの国のお偉いさん?.........ふふふ、あんたは殺し過ぎた。殺し過ぎたのよ、ローラン。もう後戻りできないぐらいには。あんたの手は真っ赤に汚れ過ぎて、もう落ちることはないの。」

 

 

あちこちからは火の手が上がっているというのに、体は冷水を浴びたかのように冷たく、震えている。呼吸が乱れる。肺に息が入っていないような錯覚を受ける。えもいわれぬ気持ち悪さに体を支配される。聞こえる声に対し耳を塞ごうとするが抑え付けられ、首に手を回される。後ろから抱きつかれているような体勢で、Wは囁き続ける。

 

そうだ......俺はロドスの連中を..........Aceを......友人を..................

 

 

「でもね、ローラン。それでいいの。あんたがいくら殺そうが、誰もわからないわ。『それはそれで、これはこれ』でしょう?あんたが(こっち)で何をしようが、全部終わったら知らない顔して(あっち)に戻ればいい。大丈夫、その仮面を外しさえしなければ誰にも気づかれないわ。あんただって隠したままでいたいことがあったから、その仮面を今まで持っていたんでしょ?だったらそれを最大限に活用しなさい」

 

 

拳銃の先を、今にでも死にそうな軍警に向ける

 

 

「あなたの正体は誰にもわからない。(こっち)では特色フィクサー『黒い沈黙』でも(あっち)ではただの9級フィクサーの『ローラン』なの。

 

..........なら、あなたのやることはもう決まってるんじゃない?」

 

 

引き金にかける力が強くなる

 

 

「ねぇローラン」

 

 

悪魔は囁く

 

 

___________あたしのために、殺してくれない?

 

 

 

そうして俺は...................

 

 

 

___________引き金を引いた

 

 

パンッ

 

 

乾いた音が部屋中に鳴り響く。カランと薬莢が床に落ちる。先ほどまで喚いていた軍警は、物言わぬ肉塊へと変わる。撃った後の手を見てみれば、先ほどまでの体の震えはどこへやら、今は凪のように静かだった。

Wはそっと握っていた手を離してこちらを向き、口を開く

 

 

「よくできました。ローラン」

 

 

そう言って(悪魔)は微笑んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 




えぇ〜.......投稿遅れてほんと申し訳ありませんでした!!!!

いやはや、いくらリアルが忙しいとはいえコレほどに遅れてしまうとは........本当に申し訳ない。
これから元のペースに戻していきますので........気長にお待ちくださいませ。







書いてて思ったんだけど、やっぱり愛が重いなここのだぶち
いや本家でもだいぶ重いか()
そして曇らせ!やっぱりローラン君はこうでないと!!でももうちょっとやりたかったと言うなんとも消化不良な感覚.........これからもっと曇らせていくか

オリジナル小説を現在完成してる第一話だけ投稿するか、それとも溜め込んで数ヶ月後に一気に投稿するか

  • 一話だけ投稿する
  • 溜め込んで一気に投稿する
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。