大河ドラマ「べらぼう」で、松葉屋の花魁(おいらん)・うつせみを演じる小野花梨さん。新之助との恋をきっかけに人生が大きく変わっていく、うつせみの成長や変化などについて伺いました。
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ピュアで人を思いやれる女性
大河ドラマに出演するのも花魁役というのも初めてですが、脚本の森下(佳子)先生から「ピュアで人を思う女性を小野さんに演じてほしい」と言っていただき、とてもうれしかったです。
台本には描かれていないのですが、うつせみが吉原にきたのは10歳ごろ。すでに物心ついた年齢ですから、外の世界も吉原のこともある程度理解したうえで来ている。あの笑顔の裏には、たくさんの感情が渦巻いていて、悲しみにふたをしながらひたむきに生きていると感じて、とても控えめだけれどすてきな女性だなと思いました。
遊女の仮面の下に隠された真実
うつせみが新之助さん(小田新之助=井之脇 海)との足抜けに失敗して松葉屋に連れ戻されたところは、弱音を吐いたり、つらい顔は一切見せないという女郎の仮面が取り払われたという意味で、とても真実に近い描写だったと思います。
庭先で折檻(せっかん)されるうつせみに、松葉屋の女将(おかみ)であるいね(水野美紀)さんが語る足抜けした女郎の悲惨な行く末。衝撃的な言葉でしたが、今では到底考えられない常識が確実にあったことを改めて知らされ、心に突き刺さるような大事なシーンだと思いました。
誠実な新之助に見た一筋の光
新之助さんとの恋は、うつせみが日ごろ考えたこともなかったような一筋の光だったのではないかと思っています。うそのないまっすぐで誠実なところにひかれたんだろうなって。演じる井之脇さんも本当に優しくて誠実な方。言葉を発さなくても、たたずまいや表情で思いが伝わってきます。
2人の恋の行方が気がかりですが、自身の幸せは自らの意志でつかみ取ろうとする。そんな、うつせみのけなげさや強さを見ていただけるよう演じていきたいと思っています。
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